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COLUMN   2018/7/9

新入社員の退職を防ぐ職場のコミュニケーションのポイント

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新入社員が入社して3ヶ月が経ちました。
毎年、5月の大型連休明け頃から「会社に行くのが辛い」と感じる新入社員が出始め、ネット上にも会社を辞めたい気持ちを呟いたSNS投稿が多くみられるようになります。すぐに退職とはいかなくても、モチベーションが下がり、職場でも浮かない表情をしている新入社員がみられるようになるかもしれません。

新入社員なんて、はじめはみんなそんなもの。そのうち慣れてくるだろう。

確かにその通りではありますが、職場でのちょっとした接し方やコミュニケーション次第で新入社員がその「悩みの時期」を早く脱出するサポートをすることはできます。

新入社員の退職を防止し、早く職場に慣れてもらうためにも、この時期の新入社員とのコミュニケーションはこんなことを心がけてみませんか。

新入社員の様子をよく見る

まずは職場の新入社員の様子、表情などをよくみてみましょう

周囲の先輩や職場の人間ときちんとコミュニケーションが取れているか。
教育担当の社員との関係はうまくいっていそうか。
同期と情報共有はできていそうか。
昼休みにポツンとしていることが多くないか。
浮かない表情をしてはいないか。

自分から周囲に積極的に声をかけていけるタイプの新入社員なら心配はありませんが、あまりコミュニケーションができていないタイプの新入社員には特に注意が必要です。

慣れない職場で周囲に遠慮して、「声をかけるタイミングがわからない」「声をかけていいのかわからない」「忙しそうだから、声をかけたら悪いような気がしてしまう」と肩身が狭い思いをしているかもしれません。あるいは、何か不満や問題を抱えている可能性があります。

このようなタイプには特に、意識して声をかけていきましょう。

名前を呼んで声をかける

しかし、声かけをするといってもわざとらしく「どう?慣れた?」といってもなかなか会話は続きませんし、「何かあったら話してね」と言われても本音や不満を切り出せる人もそうはいません。そこで、ぜひ試していただきたいのが新入社員の名前を呼んで声をかけることです。

「○○、おはよう」
「○○、お疲れさま」
「○○、ありがとう」

など、ちょっとした挨拶や一言でも、名前を呼ばれると人は自分のことを認めてもらえたように感じます。たった一言ですが、新入社員が職場に自分の居場所を感じ、自分も認めてもらっていると感じられるきっかけになるのです。

人は、「相手に認められたい」「自分のことをわかってもらいたい」という承認欲求が強いものですが、特に入社して間もない新入社員は、新しい環境で自分を認めてもらっていると感じにくく、職場に自分の居場所を見いだせていないことも少なくありません。職場で周囲に自分から声をかけられないのも、ここが自分の居場所だという自信がないことも影響しています。

それが「自分はこの会社に合わないのではないか」という思いになり、仕事の内容もまだわからないうちに「自分には向いていない」と退職への決意へと発展してしまいかねません。

新入社員に早く職場に馴染んでもらうためにも、名前を呼ぶ声かけを意識してみましょう。

新入社員の話にも耳を傾ける

さらに仕事では、新入社員に業務を教えるだけでなく、時には新入社員の意見も聞いてみましょう。

職場や業務上の課題には、「新入社員だからこそ気が付く」ことがあります。業務になれていない「新しい視点」で見るからこそ、もっとよいやり方や意外な問題点を見つけられるかもしれません。

OJTでは業務を教えるだけでなく、新入社員がどう感じているか、疑問に思っていることはないかなど、新入社員の話にも耳を傾けてみてください。

「やってみて、何か気づいたことや気になることがある?」
「こうしたほうがいいと思うことがあれば、言ってね」

と発言を促しておけば、新入社員も意見をいいやすくなります。

ここで新入社員の話に耳を傾ける最も重要な目的は、業務上の新たな課題を見つけることではありません。もちろん課題が明らかになればさらによいですが、より重要なのは「自分の意見を聞いてくれる人がいる」「自分の意見も求められている」と新入社員が思えること、それによって「自分は認められている」と感じ、自分の居場所を職場に見出せることだと忘れないようにしましょう。

「これくらいは当たり前」はきちんと言語化して伝える

社会人としての経験が長くなればなるほど、「これくらいは社会人として当たり前」が増えていきます。しかし、その「当たり前」は経験で積み重ねられるものなので、何を「当たり前」と思うかは人によって異なります

ましてやつい最近まで学生で、社会人になったばかりの新入社員なら、なおさらその「当たり前」は自分が認識している「当たり前」とは全く違います

「これくらいは当たり前」「知っていて当然」と思って接していると、それを新入社員ができないことにイライラしてしまいます。周囲のそんな対応が、新入社員が「この仕事は自分には無理かもしれない」「この職場には合わないかもしれない」と思うきっかけになることもあります。

「これくらいは当たり前」と思っていたことを新入社員ができていなくても、イラっとするのではなく「常識が違うんだな」とあきらめて、1から丁寧に教える寛大な心で接してみてください。

新入社員を認め、育てる気持ちを

新入社員は、学生から社会人へと考え方や価値観が全く異なる環境、学生時代とは異なる日常生活、人間関係に適応しようと努力している真っ最中です。誰でも乗り越えなければいけない変化ですが、周囲からの支えがあればその変化によりスムーズに対応できます。

せっかく採用した新入社員。退職されてしまうのは会社にとっても大きな損失です。新入社員が職場に慣れ、早く活躍できるようにサポートしていきましょう。