CONTACT

NEWS INFORMATION

NEWS
INFORMATION

最新のお知らせ・ニュース


COLUMN   2018/7/30

職場は私語厳禁?雑談なら必要?職場のコミュニケーションを考える

このエントリーをはてなブックマークに追加

みなさんの職場では、会話はどれくらいありますか。
 
私語厳禁の職場、何かと会話が飛び交う雑談の多い職場など、いろいろあると思います。
 
「職場の私語がうるさいから会話したくない」「仕事に集中したい」派も多いですが、かといってあまりに静まり返って会話がないと、今度は声をかけるのも憚られるような気がしてしまいます。そうなると、職場のコミュニケーションの活性化とはこれまた程遠い状態となってしまいますよね。
 
職場での「会話」が、迷惑な「私語」になるのか、必要な「雑談」なのかも線引きが難しいところではありますが、今日はこの職場での会話と職場のコミュニケーションの活性化について考えてみたいと思います。
 
 
 

職場の会話は「私語」か「雑談」か?

 
職場での会話に対しては、その許容度が人によって大きく異なります。
 
仕事に集中するために、少しの会話でもうるさいと感じる人。
他人の会話がまったく気にならない人。
 
許容度の差は人それぞれですが、職場での会話が「私語」として禁止される対象になるか、必要な「雑談」として推奨されるかは、会話の内容や社風にもよるでしょう。
 
そもそも「私語」には、「厳粛な場や会話をすべきでない場において、その場を取り仕切っている人に断りなく場の流れを乱すような会話をする」という意味がありますので、会話を「私語」と捉える場合、「ここは話してはいけない場所」という大前提があります。
 
職場でのコミュニケーションを「私語」として受け止める人が多いのであれば、その職場には「仕事中は会話をすべきではない」という暗黙のルールや認識があるのでしょう。
 
そのような職場での会話は、静かにすべきルールを破っていることになりますから、うるさく迷惑なものとなります。
一方「雑談」は、「様々な内容を、テーマを決めずにとりとめもなく話す」という意味です。そこには、「私語」のように「この場所で会話をすべきでない」という場所に関する制約はありません
 
このように職場で会話をすることをよしとするかどうかという社風、もしくは個人レベルでの認識の違いが、職場での会話を「私語」とするか、「雑談」とするか判断の分かれ目となります。
 
 
 

度が過ぎる「私語」はもちろんいけないけれど…

 
では職場は会話をすべきでない場所かというと、接客業などではもちろん私語厳禁ですが、業種や仕事内容によっては必ずしもそうとはいいきれません。
 
業務をなおざりにして、喋ってばかり…というのはもちろん論外ですが、業務に関連する会話と関連しない会話を明確に分けるのも難しいものです。
 
「最近彼氏とうまくいっていなくて…」
 
などというような一見業務に関係のないプライベートの話であっても、同僚や仕事関係者の人柄を理解するのに役立つ情報となり、その情報のおかげで業務がスムーズに進むということもあります。
 
そんな職場での会話の効果を、「カレーハウスCoCo壱番屋」の創業者の宗次徳二氏は、このように語っています。
 
「休憩室での雑談も大事です。仕事の話をするだけでなく、普段興味のあることなどを話題にして、その社員を大事な仲間として理解しようとする。心のこもっていない褒め言葉より、こうしたコミュニケーションを積み重ねた方が、ずっと社員のやる気につながると思っています」
 
宗次氏のいうように、一見業務に全く関係のないような内容でも、その会話を通じて従業員同士でもお互いをより理解していれば、ちょっとした融通や無理も受け入れやすくなり、結果的に業務にもプラスになるからです
 
「そういう会話は、飲み会など職場以外ですればいい」という意見もあるかもしれませんが、職場であまり会話を交わさないのに飲み会などの社内イベントの場でいきなり話が盛り上がるかというと、これまた現実的には難しいのではないでしょうか。
 
そこで、職場のコミュニケーション活性化を目指すなら、職場での適度な会話を「私語」ではなく「雑談」として許容するスタンスが必要になってくるかと思います。
 
 
 

会話は休憩室で…で問題解決?


 
ただ、そうはいっても職場では仕事に集中したい、話しかけられたくないというのももっともな話です。
 
そこで、職場での会話が気になる場合は、会話をする場を「職場」ではなく、「休憩室(リフレッシュルーム)」でと「場」を切り離して問題解決する方法があります。今やGoogleをはじめ、従業員同士のコミュニケーション活性化のために、休憩室(リフレッシュルーム)にこだわる企業も少なくありません。
 
ただ休憩室(リフレッシュルーム)を整えれば問題解決するかというと、そうとも言い切れないのが難しいところです。たとえば工場などで一斉に行う業務や、店舗などの交代制の業務など、業務時間と休憩時間を明確にわけやすい場合には、「業務中は私語厳禁」「休憩中は休憩室などで雑談を」とわけやすくなり、それによってコミュニケーションがとりやすくなります。
 
しかし、オフィスワークなどの場合、一斉に休憩時間を取るというタイプの業務はあまりないでしょう。
 
「キリのいい時や、疲れた時は休憩室(リフレッシュルーム)へ」「そして会話はリフレッシュルームで」となると、今度は休憩室に行きにくいとか、あるいは休憩室に行ったまま帰ってこないとか、そんな問題も発生してしまうかもしれません。
 
このような場合、休憩室を雑談の場・社内コミュニケーション活性化の場にするためには、休憩室に行きやすく、また行きたくなるような配慮や、あるいは入りびたりになりすぎない工夫なども必要になってきます。
 
 
 

職場のコミュニケーションの活性化のために

 
職場のコミュニケーション活性化のためには、会話が必要です。
 
ではその会話がどこでどのように交わされるようにすれば、職場のメンバーに「私語」ではなく「雑談」として受け入れられるのか。そしてそれがコミュニケーションの活性化につながっていくのか。その答えは、業務内容や職場のメンバーによって変わりますし、上司がコミュニケーションをどの程度重要視して、それをどのようにメンバーに伝えていくかによっても変わります。
 
職場のコミュニケーションの状態に疑問を感じたら、職場の会話の現状と、目指すコミュニケーションの状態を一度考えてみるのもいいかもしれません。