新卒採用でコミュニケーション能力の高い学生を採用する方法

新卒採用でコミュニケーション能力の高い学生を採用する方法

新卒採用でコミュニケーション能力の高い学生を採用する方法 640 427 株式会社アールナイン

「新卒採用でどんな学生を採用したいか?」と中小企業の経営者の方に伺うと、「コミュニケーション能力が高い人」というお答えをほぼ100%の確率でいただきます。

合わせて「でもなかなか、そういう学生がいないんだけどね…」という声もよく聞くのですが、実は、あなたの会社で「コミュニケーション能力が低い」と判断したその学生。

もしかしたら他の会社の面接では、非常に高いコミュニケーション能力を発揮しているかもしれませんよ。

 

面接担当者が学生のコミュニケーション能力を下げているかも?

笑顔のない挨拶。事務的で単調な説明と質問。学生が話しているときにも相手の顔をみることもなく、「ふーん、そう…」というそっけない態度。

これほど極端な面接担当者の対応例は、今は少ないかもしれません。しかしもし1つでも思い当たることがあれば、要注意です。こうした行為は、ただでさえ面接で緊張している学生の緊張感をさらに高めてしまいます。緊張した場で十分なコミュニケーション能力を発揮するのは、なかなか難しいですから、こうした面接担当者の態度こそが、学生のコミュニケーション能力を下げてしまっているかもしれないのです。

またこのような面接担当者の態度に学生が緊張しなかったとしても、面接担当者に対して「あまり自分に興味を持ってくれていない」「自分の話をきちんと聞いてくれていない」「この人と一緒に働くのか…」と感じれば、会社に対する印象は悪くなり、入社へのモチベーションが下がり、企業と積極的なコミュニケーションをとろうとしなくなってしまいます。

興味がなくなり、入社したいと思えなくなってしまった会社に対して、やる気のないコミュニケーションになるのは致し方ありません。このように面接担当者の対応が、面接での学生のコミュニケーション能力を瞬間的に下げてしまっている可能性もあるのです。

そしてこれらの対応は、本人が無意識だったり、「いつも通り」にしているつもりが、「なんだか事務的」「笑顔がなくて怖い」「話をするときに全然見てくれない」などの印象を与えている場合もあります。もし辞退が続いたり、「最近はコミュニケーション力のある学生がいないな」と感じる場合には、もしかしたら面接担当者が知らず知らずのうちに学生のコミュニケーション能力を下げてしまっているかもしれません。その場合は、面接での注意事項を共有する、面接官トレーニングを行う、コミュニケーション能力の高いスタッフを面接に同席させるなどの対策を考えてみましょう。

「この人と働きたい」と思えば学生のコミュニケーション能力は高まる

一方、面接担当者に対して「この人とぜひ一緒に働きたい!」と思えば、学生もコミュニケーションをしていて楽しくなりますから、まず表情などが明るくなります。そして「一緒に働きたい」という思いを伝えたくなりますし、その人から「いろんな話を聞いてみたい」と思うようになり、コミュニケーションもより積極的になります。

恋愛と同じように、相手への興味が高まれば、「相手のことを知りたい」「自分のことを知ってほしい」「自分の熱意を伝えたい」「ぜひ一緒に働きたい」という思いで、一生懸命コミュニケーションをとろうとするのです。

では、学生が「この人と働きたい」「この会社で働きたい」と思うのは、どのような面接担当者なのでしょうか。もちろん、「イキイキと楽しそうに働いている」「仕事ができそう」という仕事能力の高さへの尊敬もあります。

しかし、最も大切なのは「学生の話をしっかり聞く」「学生の目線で話をする」という姿勢です。

入社した後、相談にのり、話を聞いてくれそうな社員がいる。面接担当者を通じてそんなイメージが持てた時に、学生は企業とのコミュニケーションに対して前向きに、意欲的になります。

コミュニケーション能力がもとから高い学生もいますが、面接担当者次第ということも決して少なくないのです。

面接担当のコミュニケーションを見直そう

つまり、実は「学生のコミュニケーション能力」は、面接担当者のコミュニケーション能力次第なのです。

もちろん、どんな相手でも高いコミュニケーション能力を発揮できる学生もいますが、面接担当者のコミュニケーション能力が高く、学生の話を聴きだす力をもっていれば、本来学生が持っているよさ、コミュニケーション力を引き出すことができるのです。

この時に必要な面接担当者のコミュニケーション能力は、巧みなプレゼンで会社の魅力を伝え、軽快な話術で学生との話を盛り上げるということではありません。もちろんそれも学生のモチベーション形成には重要ですが、より重要なのは、面接や学生をフォローする場面での話しやすい雰囲気作り、学生の立場にたって話をきちんと聞く姿勢などの傾聴力なのです。

傾聴力は理論を学び、意識をすれば、話術を磨くよりもはるかに簡単に身に付けることができます。「コミュニケーション能力の高い学生」を採用するために、まずは面接担当者のコミュニケーション能力を再確認してみませんか。