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COLUMN   2017/6/20

ただ学ぶだけじゃない!?研修の効果を再確認!

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社員研修の効果は、その研修講座のテーマや分野についてのスキルや知識、ノウハウを習得するだけではありません。
 
スキルの習得だけなら、OJTでも十分でしょう。
知識を学びたいなら、本からも学べるかもしれません。
 
しかし、研修にはそれ以外の効果がたくさんあるのです。
 
社員研修のその「見えない効果」を改めて確認しておきましょう。

 
 

業務から離れて非日常を体験する


 
質の高い研修は、あたかも旅先での非日常体験に似ています。
 
それは、日々目の前に迫り来る雑事から一旦離れ、自分という人間を客観的に見つめなおす機会
そして、自分が何のために働いているのか?その目的を思い出し、その上で自分が今どこに立っているのかを、客観的に見ることの出来る機会でもあります。
 
 
社内で行う研修であれば、普段仕事上で関わりのある部下や同僚の、以外な一面や隠れた能力、あるいは閉ざされた欲求などを垣間見る瞬間もあるかもしれません。 
また、公開講座等の集合研修であれば、普段は対お客様として接しているような立場の人達と、同じ立場の受講生として関わりあいを持つことで、現場に戻ったときに、また新たな視点でお客様対応にあたることが可能になるかもしれません。
 
研修の効果は、このように、新たなスキルを身につける以外の、「意欲や目標」といった精神面に与える効果の方が実は大きいのです。
 
そしてもちろん、研修がもたらす効果は、それだけではありません。
 
 
 

組織が人にかける情熱は、自然とそれに応えうる人材を引き寄せる

 
組織が人材育成に投資する。その情熱は自然とそれに応える人材を引き寄せるものです。
 
必ずしも一般論では語れない面もありますが、弊社の事例から、具体的に研修を継続的にやる企業とやらない企業では、どのような違いがあるのかを例として挙げてみたいと思います。
 

【研修をやらない企業】
 
1:経営者がそもそも人材育成を重要視していない
2:経営的に人材に投資をする費用がない(あるいは余裕がない)
3:通常業務に追われすぎていてそこまで手がまわらない
 

【研修を継続的にやる企業】
 
1:経営者が“人材”こそが重要であるという価値観を持っている
2:そこに働く人たちの中に、企業の根幹は“人”にあるという価値観がある
3:OJTとOFF—JT連動させることで、社員を育て成長させようとしている
 

いかがでしょう。
 
もしあなたが、これから社会に出ようとする新卒の学生であった場合、あるいは、転職を考えている転職希望者であった場合、どちらの会社に入りたいと思うでしょうか。
 
高い目的と志を持つ人材ほど、後者を選ぶ傾向が強いことは明白です。
人材を財産と捉え、情熱を持ち継続的にその成長を支えてゆこうとする組織には、自然とそれに応えうる人材が集まることになるのです。
 
 
 

社員の意識を継続的な研修によって大きく変えたA社 

 
以前、ある物流関連の企業様(以下A社)において、社内研修の体系化のご相談を受けたことがありました。
 
親会社のもと、創業以来、特に大きな荒波にさらされることなく、安定した業績を上げ続けてきたA社ですが、親会社の業績が低迷。それに伴い、突如、親会社から切り離され、完全なる独立企業としての道を歩まざるを得なくなりました。
 
社内にいるのは、その殆どが昔からいる終身雇用前提で入社をした社員ばかり・・・自分達が競争の波にさらされることなど、予期すらしていなかった方々が殆どでした。
 
そんな中、1人立ち上がったのが、現場から人事部門に配属された若きご担当者でした。
 
「このままの体質では、きっといつか会社自体が無くなってしまう。中にいる社員がまずは大きく変わる必要がある」
 
その危機感から、上司の人事マネージャーを動かし、社員の意識改革を行うため、外部機関を使って、社員の意識を変え、継続的・持続的な組織のあり方を模索しようとされたのです。
 
 
結果的に、その方の会社を想う情熱が、上司や経営陣を動かし、社員全体に意識を変えてゆく機会を提供し続けることで、会社自体が変わるきっかけをつくることとなりました。
 
上記のA社のような例は、決して隣の芝生の話ではありません。
 
経済のグローバル化、情報のスピード化に伴い、企業を取り巻く環境が、刻一刻と変化し続けている現在において、明日はあなたの会社で起こりうることかもしれません。
 
危機に直面したときに、もうダメだと思うのか、それとも、何とか切り抜けられると思うのか、それは“人”、企業で言えば、“社員1人1人”の意識そのものに強く関わっています。
 
 
 

OJTとOFF-JTを連動させる

 
ここまで、社員教育の話を中心にして参りましたが、では、研修だけやっていれば人は育つのかというと、もちろんそうではありません。
それは、現場にいる方々が、一番強く感じていらっしゃることだと思います。
 
人を早期に・かつ大きく育てる機会となるのは、あくまでも、日々の、実際の現場におけるOJTです。
 
しかし、時に現場を離れ、客観的に自分を見る機会を定期的につくることで、普段整理出来なかった・あるいは、見えなかった自分自身を見ることができます。
 
特に集合研修の場合は、自分以外の他者を鏡に、自分自身を振り返ることができる機会であり、他者から学ぶことも多くあるでしょう。
 
そのような機会を定期的に設け、また現場に戻ってゆく、その繰り返しで、目的を見失うことなく、日々の業務に精力的にあたることができる職場が、働く社員にとっては理想の職場と言えます。
 
 

人は本来、成長への強い欲求を抱えた生き物である

 
人には本来は誰しも「自己を成長させ続けること」への強い欲求があります。
 
成長することはすなわち、今日の自分よりも前進することであり、前進するということは、今日の自分が失敗したこと、あるいは思ったように行かなかったことから何かを学びとり、今日とは違う1歩進んだ自分になるということです。
 
有名なマズローの欲求5段階説にもある通り、本来人間が持っている欲求のうち、最高峰に位置するのが「自己実現の欲求」です。
 
それを成し遂げられる場所を、人は無意識のうちに探しているのかもしれません。
 
あなたの企業は、それが可能な組織でしょうか。