研修は意味ない?研修の真の効果について徹底解説します【事例つき】

研修は意味ない?研修の真の効果について徹底解説します【事例つき】

研修は意味ない?研修の真の効果について徹底解説します【事例つき】 640 427 株式会社アールナイン

社員研修の効果は、その研修講座のテーマや分野についてのスキルや知識、ノウハウを習得するだけではありません。

スキルの習得だけなら、OJTでも十分でしょう。
知識を学びたいなら、本からも学べるかもしれません。

しかし、研修にはそれ以外の効果がたくさんあるのです。社員研修のその「見えない効果」を改めて確認しておきましょう。

 

業務から離れた場に多くの気づきと学びがある


質の高い研修は、あたかも旅先での非日常体験に似ています。

それは、日々目の前に迫り来る雑事から一旦離れ、自分という人間を客観的に見つめなおす機会となるからです。そして、自分が何のために働いているのか、その目的を思い出し、その上で自分が今どこに立っているのかを、客観的に考えることの出来る機会でもあります。

社内で行う研修や、あるいは社外の別の場所で行っても参加者が社員のみで行う研修であれば、普段仕事上で関わりのある部下や同僚の意外な能力や、「そんなことを考えていたんだ」という意外な一面などを垣間見る瞬間もあるかもしれません。また、公開講座等で社外の人間も参加する集合研修であれば、普段はお客様として接しているような立場の人や、仕事では全く接点のない業界の人と同じ立場の受講生として関わりあいを持つことで、視野が広がる可能性もあります。

そのような機会を定期的に設け、また現場に戻ってゆく、その繰り返しで、目的を見失うことなく、日々の業務に精力的にあたることができる職場が、働く社員にとっては理想の職場と言えます。研修の効果は、このように、新たなスキルを身につける以外に「新たな気づきを得る」「新たな刺激を受ける」といった効果の方が実は大きいのです。

そしてもちろん、研修がもたらす効果は、それだけではありません。

 

組織が人にかける情熱が、それに応える人材を引き寄せる

組織が人材育成に投資する。その情熱は自然とそれに応える人材を引き寄せるものです。

必ずしも一般論では語れない面もありますが、弊社の事例から、具体的に研修を継続的にやる企業とやらない企業では、どのような違いがあるのかを例として挙げてみたいと思います。

研修をやらない企業

  1. 経営者がそもそも人材育成を重要視していない
  2. 経営的に人材に投資をする費用がない(あるいは余裕がない)
  3. 通常業務に追われすぎていてそこまで手がまわらない

研修を継続的にやる企業

  1. 経営者が“人材”こそが重要であるという価値観を持っている
  2. そこに働く人たちの中に、企業の根幹は“人”にあるという価値観がある
  3. OJTとOFF-JT連動させることで、社員が成長する機会を用意している

いかがでしょう。

もしあなたが、これから社会に出ようとする新卒の学生であった場合、あるいは、転職を考えている転職希望者であった場合、どちらの会社に入社したいと思うでしょうか。

高い目的と志を持つ人材ほど、後者を選ぶ傾向が強いことは明白です。人材を財産と捉え、情熱を持ち継続的にその成長を支えてゆこうとする組織には、自然とそれに応えうるいい人材が集まることになるのです。

 

事例:研修が社員の意識を変えたA社 

ここで一つ、事例を紹介しましょう。

以前、ある物流関連の企業(以下A社)から、社内研修の体系化のご相談を受けたことがありました。

親会社のもと、創業以来、特に大きな荒波にさらされることなく、安定した業績を上げ続けてきたA社ですが、近年は親会社の業績が低迷。そしてそれに伴い、突如、親会社から切り離され、完全なる独立企業としての道を歩まなければならなくなりました。

社内にいるのは、その殆どが昔からの「終身雇用」が前提で入社をした社員ばかり…。自分達が競争の波にさらされることなど、予期すらしていなかった方々ばかりです。

そんな中、1人立ち上がったのが、現場から人事部門に配属された若いスタッフでした。

「このままの体質では、きっといつか会社自体がなくなってしまう。それを防ぐには社員がまずは大きく変わる必要がある」

その危機感から、上司の人事マネージャーを動かし、社員の意識改革を行うため、外部機関を使って、社員の意識を変え、継続的・持続的な組織のあり方を模索しようとされたのです。結果的に、その方の会社を想う情熱が、上司や経営陣を動かし社員の意識を変える研修機会を提供し続けることで、社員のやる気が変わっていったのです。

 

 

研修は社員の成長意欲に応える機会の1つ

日々の業務が忙しい中、研修のために現場を離れることが難しい職場もあるかもしれません。

しかし、時に現場を離れ、客観的に自分を見る機会を定期的につくることで、普段整理できなかった・あるいは、見えなかった自分自身を見ることができます。特に集合研修の場合は、自分以外の他者を鏡に、自分自身を振り返ることができる機会であり、他者から学ぶことも多くあります。それが、社員の成長の機会となり、研修後にモチベーションが上がったり、パフォーマンスが上がったりすることにつながります。

そして、優秀な人材ほど自分が成長することに意欲的です。仕事を通じた成長もありますが、研修を通じた成長はまた仕事とは違う成長を促すことができます。

社員の成長意欲に応える、あるいは社員の成長意欲を刺激するような、研修機会をつくっていきましょう。