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COLUMN   2017/6/21

「新入社員の褒め方がわからない」を解消する3つのステップ

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新人研修が終わると、新入社員の現場での教育が始まります。
 
「ゆとり世代」「さとり世代」とも言われるこの世代の接し方に戸惑う30~40代も多いと聞きますが、どんな世代であれ部下や後輩は「褒めて伸ばす」のが一番なのは変わりません。
 
「褒めて伸ばすのがいい」のはわかるけれど、何をどうやって褒めたらいいのか。そもそも、新入社員を褒めるポイントが見つからない。そんな問題を抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
他人の「褒めるポイント」を見つけるのは難しいように感じるかもしれませんが、コツさえつかめば、どんな人でも褒められるようになります。
 
「人を褒めるのがなんとなく苦手」「何を褒めていいのかわからない」という方のために、褒めることに慣れていく3つのステップを紹介します。
 
 


 

ステップ1:魔法の褒め言葉「ありがとう」を

 
どんなに人を褒めるのが苦手な方でも、今日から簡単に実行できる魔法のような褒め言葉があります。
 
それが、「ありがとう」です。
 
たった一言ですが、「ありがとう」という言葉で、相手の仕事を認める気持ち、感謝の気持ちを伝えることができます。
 
私は年間100人以上の社会人に取材し、「今の会社に入って嬉しかったエピソードは何ですか?」と伺っていますが、このときにほぼ100%返ってくるのが、
 
「些細な仕事でも、(先輩や上司に)ありがとうって言ってもらえたこと」
 
という答えです。
 
 
人は誰でも自己実現の欲求として、「人の役に立ちたい」という思いがあります。だから「ありがとう」と言ってもらえることで、自分が少しでも上司や先輩、会社の役に立っていると実感でき、それがモチベーションにつながっていくのです。
 
「資料作成を手伝ってもらった」
「データを集めてもらった」
「片づけてもらった」
「電話にすぐに出てくれた」
「来客対応でお茶を出してくれた」
 
など、新入社員の仕事でも「ありがとう」を言える場面はたくさんあります。
 
「何を褒めていいのかわからない」「いつ褒めていいのかわからない」という方は、まずは新入社員にちょっとした雑用をやってもらったら、「ありがとう」という言葉をかけることから始めてみましょう。
 
 
 

ステップ2:「すぐに」「一言で」「人前で」褒める


 
最も簡単な褒め言葉「ありがとう」を心がけると、不思議なもので新入社員の仕事に対してポジティブな気持ちで受け止められるようになってきます。
 
すると、褒めるポイントが少しずつ見つかってきます。
 
・資料のまとめ方がうまくなった。
・手短に要点をまとめて報告できるようになった。
・元気に挨拶ができている。
・毎朝早く出社している。
・身だしなみに気を付けていつも清潔感がある。
 
など、本人が以前に比べてよくなっている、努力している点がみつかったら、「すぐに」「一言で」「人前で」褒めるようにしましょう。
 
あとで「あの時のあれがよかったよ」なんて言われても、褒められる感動は半減してしまうものです。
 
また長々と褒め言葉を語られても印象に残りません。
褒める時には、「いつも挨拶が気持ちいいね」「この前の資料より、よくなったよ」など、一言で手短に。
感動を伝える褒め言葉に、長い説明や表現は必要ありません。
 

さらに人前で褒めることで、その新入社員の「他人から認められたい」という尊厳欲求を満たすことができます。
 
そしてそれが、「もっと褒められるよう頑張ろう」という思いにつながっていきます。「人前で褒める」ことには、周囲に対しても「こういう行動が望ましい」という価値基準を暗黙で伝える効果もあります。

 
但し、いくら褒めるのが大切とはいってもこの手の「褒め」は、あまり頻繁に褒めすぎると「ご機嫌取りしているの?」と逆効果になる可能性もあるのでご注意ください。
 
 
 

ステップ3:成長に期待を込めて「未来の姿」を褒める

 
褒めることに慣れてきたら、最後に新入社員の育成につなげる「褒め方」を実践していきましょう。
 
今まで紹介してきた「褒め方」は、どちらかというと「働くモチベーション」アップのための「褒め方」です。
 
仕事のスキルを上げるための「褒め方」は、業務上のプロセスで褒めることが重要です。新入社員ながらすばらしい業績を上げてくれれば褒めやすいですが、褒めるような仕事の質や業績がなく、褒めるポイントが見つからないということもあるでしょう。
 
そんなときは、新入社員の成長に期待を込めて「未来の姿」に対して褒めるという方法があります。
 
「営業のアポイント、今日は3件とれたの?がんばったね。でも5件取れるようになったらすごいよね!」
「伝票チェックでミスがなくなったら、○○さんも1人前だね」
「大丈夫!○○さんならわかりやすい資料が作れるから(資料を依頼する際に)」
 
このように「そうなってほしい未来の姿」を示すことで、新入社員は目指すべき目標、方向性がわかります。
そしてそこに対し、期待を込めて先に褒めてしまうことで、「期待されているから頑張ろう」というモチベーションアップにつなげることもできるのです。
 
 
 

褒め上手な上司のもとで新入社員は伸びていく

 
ベストセラーとなり、映画化もされた「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の著者であり、「ダメな人間はいない。ダメな指導者がいるだけです」と語る坪田信貴氏は
 
「上司は部下のいいところを30個いえるように」
 
と提唱し、暖かく見守らなければ部下は育たないと断言しています。(日経ビジネスオンライン2014.1.29)。
 
他人のいいところを30個上げるのは、至難の業かもしれませんが、それを目標に、まずは「ありがとう」を部下や後輩に対して素直に口にすることから始めてみませんか。