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COLUMN   2017/7/12

部下のモチベーションが変わる!毎日のコミュニケーションの小さなコツ

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部下のモチベーションをあげる方法というと、どんなことが思い浮かぶでしょうか。
 
組織のモチベーションアップ施策には、キャリアアップ支援制度、自己成長のための教育研修プログラムの充実、コミュニケーション活性化のための社内イベントや場づくりなどがあります。
 
これらはとても有効ですが、どちらかというと非日常的な機会です。しかし日常的なコミュニケーションのなかでも、少し意識すれば部下のモチベーションが変わってきます。
 
ポイントは部下に対し、一人の人間として認めている、頼りにしていることを示すことです。日々のコミュニケーションでそれを感じれば、「自分はこの職場で必要とされている、価値ある存在だ」とマズローの欲求5段階説でいう承認欲求(尊厳欲求)が満たされて、モチベーションが高まっていきます。
 
そのために必要なコミュニケーションは、1つ1つはちょっとしたことですが、効果は抜群。そんなちょっとしたコツがこちらです。
 
 
 

1:「○○、おはよう」と名前をよんで挨拶をする

 
毎朝の挨拶の時、「○○、おはよう」「おはよう、○○」と相手の名前を呼んでみましょう。心理学でも、名前を呼ばれることで人は「自分のことを認めてもらっている」と感じる、といわれています。
 
名前を呼んで話しかけるのは、意外に慣れていないもので、初めは戸惑うかもしれません。それでも朝の挨拶で慣れてきたら、日中の業務でも「○○、ちょっといい?」「○○、この間の件だけど」と、相手の名前を呼んで話しかけることを心がけてみましょう。
 
私も様々な上司の下で働いてきましたが、幸いなことにほとんどの上司が、名前を呼んでコミュニケーションをしてくれました。名前を呼ばれると、担当者として仕事の責任感も感じ、モチベーションなど意識も変わったものです。
 
恋愛関係でも、相手の名前を呼ぶことが親しみと愛情を伝える大切なコミュニケーションの一つだということが、米国カリフォルニア大学の心理学者チャールズ・キング氏の実験で立証されています。
 
たった一言で、相手との関係をよくすることができる「名前を呼ぶ」効果。
 
職場の人間関係をよくすることは、モチベーションアップには欠かせない条件です。まさに「たった一言」ですので、ぜひ実践してみましょう。
 
 
 

2:小さなことにも「ありがとう」


 
誰かの役に立つと嬉しい気持ちは、誰もが持っています。そのため、お客様や周囲の人から言われる「ありがとう」は、特に社歴の浅い社員には大きなモチベーションになることが多いものです。
 
だからこそ部下が何かをしてくれたら、小さなことでも惜しみなく「ありがとう」と伝えましょう
 
特に顧客接点がない部署では、その分人から「ありがとう」と言われる機会は少なくなります。そんな部署こそ、資料を用意してくれた、データを整えてくれた、掃除をしてくれた…などの機会に、「ありがとう」と部下の顔を見て一声かけましょう。
 
私は年間100人以上の社会人に、仕事観などについて取材をしてきましたが、「入社して今までに嬉しかった経験は?」と尋ねると、非常に多くの方が「(お客様や上司に)ありがとうと言ってもらったこと」と答えています。
  
「ありがとう」はそれくらい、モチベーションアップにつながる言葉です。どんどん口にしましょう。
 
 
 

3:話を聴くときは手を止めて、部下を見て、体全体で聴く

 
「すみません、ちょっといいですか?」と部下が話しかけてきたとき、あなたはどんな姿勢で部下の話を聞いていますか?
 
パソコン画面を見ながら…なんてことはありませんか。
 
確かにパソコンを見ながらでも、メールチェックしながらでも人の声は聞こえます。忙しいとついつい、「○○しながら」で、部下の聞いてしまいがちですが、しかしそれでは、部下は「自分の話をちゃんと聞いていないんだな」と、感じてしまいます。
 
これが何度も続くと、「自分の話はきちんと聞いてもらえない」と部下がマイナス思考になるか、「この上司は話を聞いてくれない人だ」とレッテルを貼られてあなたの信頼残高が減るかで、いずれにしても職場のモチベーションという点では、プラスではありません。
 
話を聴くときに相手の顔を見て、相手に体を向けるのは、相手に対する気遣いや関心を示すボディランゲージです。上司にこのような姿勢で話を聴いてもらうと、「自分の話をきちんと受け止めてくれている」と部下は安心して話をすることができます
 
可能な限り仕事の手を止めて、部下の顔を見て、できれば相手に体を向けて、体全体で話を聴くようにしましょう。
 
どうしても話を聴く時間のない時には、「○時からなら空いている」と都合のいい時間を提示し、「○○しながら」話を聞くことを減らすことを心がけてみてください。
 
 
 

4:「○○の件、どう思う?」と意見を聞いて頼りにする

 
部下に仕事について、「相談」したことはありますか?
 
正直いえば、上司が部下に相談しなければできないような仕事は、極めて少ないかもしれません。
 
しかし、部下にも関心を持ってほしい分野や、問題意識を感じてほしい分野について、教育の意味も込めて「○○の件について、ちょっと意見を聞かせてもらえる?」と部下に「相談」すると、部下は「意見を求められた」「頼りにしてもらえた」と嬉しく感じ、モチベーションが上がるものです。
 
自分の経験を振り返ってみても、モチベーション高く働くことができていた時の上司は、よく「○○について、意見を聞かせて」と「相談」してくれていました。「上司から意見を求められる」ということで、「頼りにされている」「担当者として認めてもらっている」とやる気になったものです。
 
「意見を求めている」「頼りにしている」という姿勢が伝われば、その会話自体は、一言二言で終わるような短いものでも効果はあります。
 
仮に部下が何も答えられなかった場合は、「何かいいアイデアが思いついたら、教えて」と言えば、部下に考えるきっかけを与えることができます。あるいは、部下から思わぬ鋭い意見や提案があり、仕事の質を高めることができるかもしれません。加えて、上司から相談されることで、部下も上司に相談しやすくなります。
 
このように上司から部下に「相談」すると、部下の自尊心を刺激し、モチベーションを高めるだけでなく、様々な効果があるのです。
 
 
 

「認められている」と実感できればモチベーションは変わる

 
1日で多くの時間を過ごす職場。
 
そこで日常的に「一人の人間として認められている」「役に立っている」「頼りにされている」と感じられることが、働くモチベーションに大きく影響します。
 
そして多くの場合、上司からの些細な一言が、そのモチベーションを上げるきっかけになります。
 
部下のモチベーションを上げるためにも、日々のコミュニケーションにプラスαをしてみませんか。