やる気がない部下を変えるために…まずは上司が変わりたい4つのこと

やる気がない部下を変えるために…まずは上司が変わりたい4つのこと

やる気がない部下を変えるために…まずは上司が変わりたい4つのこと 640 427 株式会社アールナイン

うちの部下は皆、やる気満々で仕事に取り組んでいる。

それは夢のような環境ですが、現実はなかなかそうきません。職場には様々な価値観の人が集まっていますから、仕事に対する取り組み方は人それぞれ。「やる気がない部下をどうしたらいいのか」は、管理職が抱える普遍的な問題といっても過言ではありません。

しかし、こんなときに部下への接し方を変えることで部下のやる気が変わることは意外によくあります。

やる気がない部下に変わってもらうために、まずは上司である自分の行動を見直してみませんか?そんな時に見直すと効果のある、4つの行動がこちらです。

やる気がない部下を変えるために上司がすべきこと4選

1. 部下の話をきちんと聴く

「やる気のない部下」は、どうしてやる気がないのでしょうか。それについて部下に聞いてみたことがありますか。

もしなければ、ストレートに「最近、あまりやる気がないみたいだけど、どうしたの?」と聞いてみましょう。仕事である程度の信頼関係が築けているのなら、部下はその理由を話してくれるかもしれません。

仕事のやりがいを感じないのか。
業績がなかなか上がらないことに悩んでいるのか。
自分の仕事が、誰の役にも立っていないように感じるのか。
自分で何がやりたいのかわからないのか。
特に出世したいわけでも成長したいわけでもなく、そもそも仕事に欲がないのか。

あなたの部下がどのような理由に当てはまるのか、相手を責めるのではなく、やる気がない理由を確かめたい、知りたいという気持ちで問いかけてみてください

ここで重要なのは部下の話をきちんと聴いて、あなたが部下の状況を理解して今後の対策を考えることと、部下が自分の言葉で話すことで気持ちを整理することです。

誰かに真剣に話を聞いてもらうだけでも、モヤモヤした思いは随分すっきりします。具体的な解決策やよいアドバイスがなくても、上司が真剣に話を聞いてくれたというだけで、部下がやる気になることもあります。

もし、問いかけてみても部下が「別に何もありませんが」のような冷めた反応が返ってきた場合、部下との信頼関係はかなり希薄なものと言えます。部下のやる気がない理由は、上司のあなたとの人間関係がうまくいっていないからかもしれません。

その場合は、次のような行動からまずは自分の行動を変えてみましょう。

2. 明るく挨拶をする

職場の雰囲気や人間関係は、仕事へのやる気に大きく影響します。特に、「仕事で出世したいわけでも、成長したいわけでもない」という場合、職場の雰囲気や人間関係が仕事へのやる気にもたらす影響は絶大です。

職場の雰囲気がピリピリしていたり、殺伐としていたりしていませんか。思い当たる節があれば、まずは名前を呼んで挨拶を明るく交わすことから始めてみましょう。

殺伐とした職場が、挨拶で変わったという事例は枚挙にいとまがありません。さらに、名前を呼んで挨拶をされると、人は「存在を認めてくれた」と承認欲求が満たされ、モチベーションがあがります。挨拶の際に名前を呼べば、挨拶の効果を最大限に高めることができるのです。

 

3. 部下の仕事に「ありがとう」と声をかける

挨拶だけでなく、「いつもありがとう」などの一言も意識的に声をかけましょう。上司の「いつもありがとう」の一言でやる気になる部下は意外に多いものです。

特に、顧客接点のない業務では「自分の仕事は、誰の役にも立っていないのではないか」と感じる社員も少なくありません。そんな時に上司から言われる「ありがとう」というたった一言で、誰かの役に立っていると実感でき、やる気につながっていくこともあるのです。

もし、今まで部下に「ありがとう」なんて言った記憶がないのであれば、あなたが声をかけるたった一言の「ありがとう」が、どんなお説教よりも部下のやる気を引き出す効果があるでしょう。

4. 仕事のミッションと「思い」を伝える

部下のやる気がない理由が、「仕事にやりがいを感じない」「業績がなかなか上がらない」「何がやりたいのかわからない」場合、仕事のミッションや部下への期待がきちんと伝わっていない可能性があります。

「月間売上目標○万円と、目標なら与えている」と思うかもしれませんが、数値目標だけでは不十分です。仕事を通じて、どんな価値を顧客に提供することを目指すのかというミッションや、この仕事に対する上司であるあなたの思い、部下に期待することなどをきちんと伝え、共有しましょう。

目指すべき方向や一緒に仕事をする上司の思いがわかることで、仕事のやりがいを見いだせることもあります。

業績がなかなか上がらない部下に、その原因を責めても委縮してしまうだけです。しかし、「君ならもっとできるはず」と期待を伝えれば、やる気になってくれる可能性もあります。心理学でいうピグマリオン効果で、人は期待された通りの結果を出そうと努力をする傾向があります。

これは1度伝えればいいというものではなく、何度も同じことを伝えることでその効果を増していきます。部下の態度に変化が現れるまで、繰り返し伝えていきましょう。

 上司が変われば部下も変わる

ここで紹介した行動は、すべて上司と部下の間のコミュニケーションに関するものだと気づきましたでしょうか。

実は部下のやる気がない時は、上司との間に何らかのコミュニケーション不足があることが多いのです。部下がやる気がないと嘆く前に、部下と上司である自分のコミュニケーションを振り返ってみましょう。

命令や強制で部下のやる気を変えることはできません。しかし、上司であるあなたが本気になってコミュニケーションを変えていけば、その影響を受けて部下が変わる可能性は高まります。

部下のやる気を引き出すために、まずは自分の行動を変えてみませんか。