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COLUMN   2017/8/23

仕事のできない部下を育てる「それダメ!」マネジメント【後編】

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「仕事のできない部下」は本人の資質の問題もありますが、上司が何気なく行ってしまっているマネジメントが、「仕事ができない」と思われる原因になってしまっていることも少なくありません。

前編ではそんなついやってしまいがちな、仕事のできない部下を育ててしまう「それダメ!」4つのマネジメントについて2つをご紹介させていただきました。

今回の後編では、残り2つをご紹介いたします。

「仕事ができない部下」も、マネジメントが変わればその状況を改善していける可能性も十分にあるのです。
 
 
 

その3: 部下の個性や適性など考えない

 
部下にも個性や適性があります。
叱って伸びるタイプもいれば、褒めて伸びるタイプもいます。放任したほうがイキイキと仕事ができるタイプもいれば、ある程度細かく指示をしたほうが成果を出せるタイプもいるでしょう。
 
そんな部下の個性や適性をある程度考慮した、業務分担やマネジメントはできているでしょうか。
 
「これが自分のマネジメントスタイルだから」と誰でも同じようにマネジメントするのは、ある意味公平ですし、マネジメントとしてもそのほうが楽です。しかし、部下の個性や適性によってはそのマネジメントスタイルが合わないこともあります。
 
かつて、自分の部下だった時には「仕事ができない奴」だと思っていた部下が、異動になって他の上司の元でイキイキと働くようになった…というご経験はありませんか。
 
部下の個性や適性に合わせてマネジメントするなんて、面倒だと思う方もいるかもしれませんが、個性や適性に合わせて多少対応を変えて、部下が能力を発揮し、成果を上げてくれるようになれば、上司である自分にとってもプラスになります。
 
どんな部下にも同じようなマネジメントをしている場合には、部下の個性や適性に合わせて、ほんの少し、部下への関わり方を変えてみましょう。
 
 
 

その4:出来の悪い結果にイライラして怒鳴る


 
何度言ってもできない。成果も上がらない。目標も達成しない。ミスが多い。
 
会社や業績に対して大きな損失を出されれば、イライラしてしまうのも無理はありませんが、そこで「なんでこんなこともできないんだ!」と、部下に怒鳴ってしまうことはありませんか。怒鳴らないまでも、嫌みの一つや二つ、三つか四つくらい吐き出してしまっていませんか。
 
時にはこのように怒ることがインパクトになることもあります。しかし多くの場合、怒鳴ったり嫌味を言ったりするのは、ストレス発散にはなりますが、状況の改善にはなりません。
 
怒鳴られたり、嫌みを言われたりした部下は、委縮してしまい緊張しながら仕事をすることで次のミスを誘発してしまうこともありますし、反対に「うるさい上司だな」と反発して関係が悪化するかもしれません。
「新入社員を怒ったら、次の日から来なくなってしまった」なんて話も耳にすることがありますが、「怒鳴る」「嫌味をいう」という対応は、部下の「上司が怖い」「あまり近づきたくない」「できる限り関わりたくない」という感情の原因にもなります。
 
部下が上司に対してそのような気持ちを持つようになると、本来なら上司にすべき報告・連絡・相談がしにくくなり、相談しないからさらに仕事ができない状態に…という悪循環に陥りかねません。
 
部下を責めても怒鳴っても、仕事ができない部下の成長にはつながりにくいのが現実です。「どうしたらできるようになるのか?」「どうすればよかったのか?」を冷静に問いかけ、部下に考える機会を与えるようにしましょう。
 
 
 

「仕事ができないのは部下のせい」と決めつけない

 
仕事ができないのは、部下の能力が低いから。
部下の理解力が低いから。センスがないから。
 
このように「仕事ができないのは、部下のせい」と決めつけてしまっていませんか。
確かに、能力的に厳しい部下も中にはいるかもしれません。しかし、上司のマネジメントや、上司とのコミュニケーションがうまくいっていないことが原因で、「仕事ができない」状態になっていることは本当によくあります。
 
つまり言い返せば、マネジメントやコミュニケーションを見直すことで、「仕事ができない」状態から「仕事がそれなりにこなせる」状態にできるのです。
 
部下が、仕事ができないからといって、簡単に異動させて部下を取り換えるわけにはいきません。
今いる部下で自分に課されたミッションを遂行しなければいけないのですから、「仕事ができない」ことを部下のせいにして嘆いていても、状況は改善しませんし、ストレスもたまる一方です。
 
それならば、今の部下でよりチームとしての成果を上げられるよう、マネジメントやお互いのコミュニケーションで「仕事ができない」状態を改善できる余地がないか、一度見直してみるのはいかがでしょうか。