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COLUMN   2018/6/5

職場で逆マタハラがおきないためにマネジメントができること

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妊娠・出産を理由に不当な扱いを受けるマタニティハラスメントは許されるものではありませんが、今職場では「逆マタニティハラスメント」として、妊娠中の社員の負担を減らした結果、周囲の社員の業務負担が多くなり、周囲が疲弊してしまう事態も起きているのも事実です。
 
「産む人」と「産まない人」の対立を深めてしまう、この逆マタハラ。
 
その対立構造は、誰にとってもプラスにはなりません。逆マタハラが職場でおきないようにするために、マネジメントでできることを一緒に考えてみませんか?
 
 
 

そもそも「逆マタハラ」とは?

 
平成29年1月の男女雇用機会均等法および育児・介護休業法の改正により、企業は職場での妊娠・出産・育児休業等を理由とした嫌がらせ(マタニティハラスメント)を防止するために必要な措置を講じることが義務づけられるようになりました。
 
マタニティハラスメント防止に対して社会の意識が高まるなかで、妊娠・出産・育児休業等を経る社員の業務の負担が、周囲の他の社員にしわ寄せとなってのしかかってしまうのが逆マタニティハラスメントです。
 
妊娠中で体調不良の社員が、遅刻、早退、欠勤などで対応できない業務や時短勤務の社員の業務。それを周囲の社員が代わりに行い、その社員の残業や休日出勤などが増えている…という状況がもし職場で起きているならば、たとえ声は上がっていなくても、その社員は逆マタニティハラスメントを感じているかもしれません。
 
 
 

「逆マタハラ」を防ぐためにできること
➀業務の見直しと効率化

 

逆マタハラが起きないようにするためにマネジメントができることは、まずは妊娠・出産・育児休業のために減少するマンパワーを見越したリソースの見直しです。
 
社員の妊娠報告を受けたら、個人差はありますが、体調不良による早退・遅刻・欠勤などでその社員は妊娠前と同じように働くことが難しいことは予想できます。つまりこの先、仕事ができる時間が少なくなる可能性が高いですから、人員補充するか、業務を見直して減らすかどちらかで対応しなければ、彼女が対応できない仕事が周囲の社員に追加され、周囲の社員の残業時間が増えてしまう…ということになります。
 
人手不足と言われて久しい今の時代、社員が妊娠したからといってその人手を補うために人員補充をするのはどこの職場でもそう簡単ではありません。そこで、まずは取り組みたいのがその社員が担当している業務の見直しです。
 
妊娠した社員が対応している業務のなかで、優先順位を下げられるものはないか。
やり方を見直して、業務効率化が図れるものはないか。
そもそも不要な業務はないか。

 
これを業務改善の機会と捉え、一度整理してみましょう。「この業務は、以前からこうやっていたから」という概念を捨てて、ゼロベースで「本当にこの業務は必要なのか?もっといいやり方はないのか?」と見直してみると、「やらなくてもいい業務」や「違うやり方でもいい業務」がでてくるかもしれません。実際に、ある職場では職場の女性社員が時短勤務になったのをきっかけに業務全体の見直しを行い、業務が効率化したという事例もあります。
 
妊娠・出産・育児休業によって職場の人手は減るのに、人員は増やせない。でも業務量はそのまま…では、他の社員が疲弊してしまうのは時間の問題です。人員を増やせないのであれば、「業務を減らす」ことを検討してみましょう
 
 
 

「逆マタハラ」を防ぐためにできること
②他の社員のプライベートも大切にする

 

逆マタニティハラスメントは、業務が多くなるという問題に加え、「妊娠した女性だけ早退、遅刻、欠勤ができて優遇されている」という不公平感も影響しています。
 
本来ならば、出産はおめでたいことですし、ある程度までは「困ったときはお互いさま」と思えていたとしても、代わりに業務を負担する状況が長く続けば、
 
「なぜ妊娠中や子育て中だけ、プライベートな事情が仕事よりも優遇されるのか?」
「そのために自分は残業時間が長くなり、プライベートなんかなくなっているというのに」

 
と心中穏やかでいられなくなってしまうのは無理もありません。
 
しかし、妊娠中や子育て中の女性だけでなく、他の社員も同様にプライベートを尊重してもらえるとしたら、この不公平感はなくなると思いませんか。
 
保育園に迎えにいくワーキングママが早く帰るのを見守るように、好きなアーティストのライブに行くために早く帰る社員も温かく見守る。
 
既婚か未婚か、趣味があるかないかに関係なく、それぞれの社員が大切にしたいプライベートの時間を確保できるような雰囲気が職場全体にあれば、「あの人だけずるい」はなくなり、「お互いさま」で助け合えるようになるのではないでしょうか。
 
状況によっては、時短勤務の社員が他の社員の有給休暇をフォローすることもできるかもしれません。職場の不公平感がなくなるように、「お互いさま」の状況がつくれないか考えてみましょう。
 
 
 

現場の声に耳を傾けてみましょう

 

 
マタニティハラスメントに対する意識が高まるなか、逆マタハラニティハラスメントは妊娠した社員や時短社員を支える存在として、本人たちも「ある程度は仕方ない」「言っても仕方がない」と思っていることも多く、「毎晩のように遅くまで残業している」という目に見えた負担でもない限り、精神的にストレスが募っていても上司にはいいにくいことも少なくありません。そしてそれが積もり積もった結果、「こんな職場やっていられない」と離職につながる可能性もあります。
 
そうなる前にマネジメントで状況を改善できるよう、妊娠・出産・育児休業の社員や、時短社員がいる場合には、周囲のサポートがうまく回っているか、誰かに負担が集中していないか、現場をよくみて、社員に声をかけ、その話に耳を傾けてみてください。
 
妊娠・出産・子育て中の社員だけでなく、その社員をサポートする社員ときちんとコミュニケーションをとることで、逆マタニティハラスメントを防ぐために必要なことを見つけることができるでしょう。
 
 
 
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