入社後のギャップを防ぐ!話が違うと思われないために注意しておきたいこと

入社後のギャップを防ぐ!話が違うと思われないために注意しておきたいこと

入社後のギャップを防ぐ!話が違うと思われないために注意しておきたいこと 782 542 株式会社アールナイン

「新入社員の不満をどう軽減していけばいいでしょうか?」

人事担当の方から、そのようなご相談を受けるケースは多いです。新入社員の離職を防ぐためには、入社後に様々なフォロー施策を実施する他、採用活動での適切な情報提供を通じてミスマッチをできる限りなくすることも重要です。

公益社団法人全国求人情報協会が行った「若者の早期離職に関する調査」(2018)によると、「早期転職者(入社後3年未満に離職し、その後再就職した人)」が、初職入社前に抱いていたイメージに対して、入社後に「予想よりも悪かった」とギャップを感じた割合で最も高かった項目は「社内ルール・常識」ということが分かりました(以下、割合が高い順に「上司の能力や資質」「会社の事業方針・ビジョン」「勤務時間・休日」「職場の人間関係」…と続く)。

いずれも、働いてみないことには分からない部分はありますが、採用活動において情報提供をすることで入社後のギャップを軽減できることもあります。「話が違う」と思われないために、採用活動では次の情報提供について配慮しておくとよいでしょう。

 

ギャップになりやすい3つの項目

1. 社風(社内ルール・常識)

冒頭の調査で最も高かった項目「社内ルール・常識」は、平たく言えば「社風」となります。

具体的な社内ルールや仕事を進めるうえでの常識は、入社して実際に配属され、その仕事をやってみなければわからないものですが、採用プロセスで「社風がどんなものか」を感じてもらうことはできます

たとえば、社内を案内するオフィスツアーや工場ツアーを行えば、職場の雰囲気やオフィスを知ってもらえます。オフィスの中には言葉では表現しきれない「社風」があちこちにあります。目立つところに大きく貼られた営業目標や各営業の達成グラフ、先輩社員や管理職が働く雰囲気、休憩室に置かれたスナックケースやドリンクの販売機、額に入れられた毛筆の社是などなど、そうしたものに「社風」が表れているからです。

1つ1つ説明をしなくても、目から入るたくさんの情報に対して、ツアーが終わるころには、学生たちにも「なんか合わないかも」「なんだか雰囲気よさそう」「特に何も気にはならない」など企業の印象が残ります。それによって、自分が思っていた企業イメージと実際のギャップを埋めていくことができるでしょう。

また、先輩社員の本音が聞けるような場をつくることも効果的です。入社2~3年目の若手社員に、入社してどうだったか、働いてみてどうだったかを直接学生に話してもらうのです。説明会で話してもらうのでもいいですし、最終面接前に少人数で話が聞ける場を設けてもいいでしょう。

「入社後にギャップを感じないようにする」という意味では、採用担当が同席せず、社員と学生だけの場のほうが、社員も本音が語りやすくおすすめです。

2. 配属先や仕事内容

冒頭で紹介した調査は、会社を辞めてしまった早期転職者に対して行ったものですが、「辞めるほどではないけれど、ギャップを感じたこと」を調べた調査もあります。Vokersに投稿された「入社後ギャップ」に関する社員口コミを集計・分類した「働きがい研究所」(openwork)によると、新入社員の感じた入社後ギャップの1位は「仕事内容や配属」についてでした。

これは、学生が「入社したら希望の配属先に配属してもらえる」と思っていることも多いのかもしれません。

新入社員がどのような配属先で、どのような仕事を行うのかある程度決まっている場合にはその内容を説明会や採用プロセスのなかできちんと伝えておきましょう。説明会で入社2~3年目の社員に登壇してもらい、「入社後どんな仕事を行うのか」を語ってもらうのもよいかもしれません。

3. 勤務時間・休日

勤務時間や休日については、人事としては実態を伝えることはなかなか難しい状況もあるでしょう。しかし、「一応、対外的にはこういうことにしている」という情報と、実態があまりにもかけ離れている場合には、それがギャップとなってしまいます。

残業や休日出勤がある場合には、「(配属予定部署において)既存社員は、具体的にどの位の時間に退勤しているのか」「どの位の頻度で休日出勤が発生している状況なのか」「なぜ残業や休日出勤が発生している状況なのか」などの実態や背景について伝えておくようにしましょう

 

 

上記はあくまで一例ですが、前述の調査結果にあるような悪いギャップになりやすい項目ほど、応募数の減少を懸念して採用活動での情報発信をためらわれる企業も多いです。しかし、採用活動において十分な情報提供を行わず、入社後に早期離職されると求職者にとってはもちろん、企業にとっても失うものは非常に大きいと言えます。

入社後のギャップになりやすい項目について十分な情報提供を行っているか、今一度見直してみてはいかがでしょうか。

※アールナインでは会社説明内容の見直しなどを通じて、定着・活躍する人材の採用を支援しています。お気軽にお問い合わせください。