社内活性にマーケティングの考えを取り入れよう!

社内活性にマーケティングの考えを取り入れよう!

社内活性にマーケティングの考えを取り入れよう! 702 500 株式会社アールナイン

日本では「お客様は神様」なんて言われることもありますね。では、従業員や部下はどんな存在でしょうか?

マーケティングの領域には、「従業員をお客様」として捉えるインターナルマーケティングという考え方があります。

今回は、インターナルマーケティングの考え方を少し拡大し、顧客に向けて行うマーケティングをそのまま「社内・従業員」に向けたうえで、社内活性化の施策について考えていきたいと思います。

 

社内でマーケティングをする「インターナルマーケティング」  

 

インターナルマーケティングとは、企業が従業員に対して教育やモチベーション向上の施策を施していく、いわば社内のマーケティングのことです。通常のマーケティングでは、企業が顧客に対して、ニーズ調査や製品設計、プロモーションなどを行います(エクスターナル・マーケティング)。

しかし、サービス業の現場では顧客に接する従業員自身がサービスを提供することになるので、従業員の教育やモチベーションの管理が重要になってきます。そういった背景からインターナルマーケティングは生まれました。

 

STP分析でターゲットと自分の立ち位置を決める

マーケティングにおける基本的な考え方の中に「STP分析」というものがあります。これは、Segmentation(セグメンテーション)、Targeting(ターゲティング)、ポジショニング(Positioning)の頭文字をとったものです。早速、この内容を社内に当てはめて、社内活性化施策について考えてみましょう。

従業員をセグメント分けする

まず、従業員を様々な要素でセグメント分けします。セグメント分けとは、購入者の年齢・性別・職業などによって行われる区分のことです。

セグメント分けの例
・年齢
・性別
・役職
・職種
・給与
・やる気
・入社年次
・パフォーマンス etc.

通常のマーケティングでのセグメント分けに加えて、社内を活性化させるために重要になりそうな要素も加えると良いかもしれません。

ターゲットを絞る

次に施策を打つターゲットを絞ります。社内全体をターゲットにして全方位的な施策をうつという方法もありますが、ターゲットを絞って施策をうったほうが、より深く刺さりやすいでしょう。例えば、「1年以内に新しく管理職に昇進した新米管理職」「同じ部署に5年以上いるベテラン」などといった具合です。

自分の立ち位置を決める

最後の自分のポジショニングを決定します。

通常のマーケティングでは、競合の商品と自社の商品を比較して自社の商品のポジショニングを決めていきます。同じように、自分がどういったポジションで社内活性化に関わっていくのかを決めましょう。

例えば、経営サイドなのか?人事担当なのか?現場の管理職なのか?自分の立場によってできる施策は変わってきますし、場合によっては自分がやらないほうが良い施策もあるかも知れません。

 

4P戦略で施策について考える

続いて、具体的にどういった施策を実施するのかを決めていきましょう。ここでも、マーケティングの4P戦略を活用します。

4P戦略
Product(製品・サービス)
Place(流通)
Promotion(プロモーション)
Price(価格)

こちらに沿って1つ1つ見ていきます。

どんな施策をうつのか決める(Product)

このProduct(製品・サービス)が、一番重要になってくるかと思います。

新しいインセンティブ制度・社内交流会・イベント開催などなど、色々な施策がありますが、先ほど設定したターゲットが求めているものを検討しましょう。冒頭で挙げた「従業員=お客様」というか立場に立つと、ターゲットが納得しないと意味がありません。

どこで行うのか決める(Place) 

次に施策をどこで行うのかを決めます。社内なのか?社外なのか?就業中なのか?プライベートなのか?オンラインなのか?オフラインなのか?といった観点で検討すると良いでしょう。

どうやって広めるのか決める(Promotion)

加えて、どうやって施策を広めていくのかも考えます。例えば・・・・
・全社のイベントで公表する。
・社内メールで公表する。
・1人1人に声をかけて直接公表していく。
などなど、色々な方法があります。広め方1つでも、企画のインパクトや従業員の満足度は変わってくるでしょう。

コストを検討する(Price)

最後にコストを検討します。

この場合のコストは「この施策を実施するのに経費が○○○○円かかる」というコストではなく、参加する従業員側のコストです。イベントに参加するのに費用がかかる。社内活性化の行事に時間を取られて本来の業務時間が圧迫される。といったコストが生じてしまい、従業員の満足度が下がってしまっては本末転倒です。

 

社内マーケティング=思いやり

ここまで読んでいただいて、「かなり気を使うことが多いな」と思われた方もいるのではないでしょうか?

「従業員=お客様」と捉えると、気疲れしてしまうかも知れません。しかし言い換えれば、それは従業員にしっかりと「思いやり」を持つということ。従業員に思いやりを持てて初めて顧客や採用ターゲットにも真摯な向き合い方ができるはずです。

お互いに相手の立場に立ち、気持ちよく働ける職場づくりをしていきたいですね!