よい人材を獲得するための採用ブランディングとは?

よい人材を獲得するための採用ブランディングとは?

よい人材を獲得するための採用ブランディングとは? 640 482 株式会社アールナイン

採用担当者同士で情報共有をする時に、最近よく話題になるのが「採用ブランディング」です。

最近は、就活の口コミサイトやVorkersといった、生の声(と思われるもの)を多く目にします。真偽の程はわからないにせよ、そういった情報が少なからず学生の意思決定に影響を与え始めていて、採用活動でも口コミの重要度は高まる一方です。

学生にとっては、採用担当者からの一方的な情報だけではなく、自分で生の声を確認したいという純粋な気持ちからの行動ですが、採用担当者からすると、口コミの情報の全てが正しいわけではないのでどうしても気になってしまうところです。

「人の口に戸は立てられぬ」と言いますが、一度口コミを書かれてしまえば、それは広がってしまいます。そうした背景から、採用担当は口コミにまで気を使って採用活動をする時代になってしまったのです。

しかし、もちろん採用担当がすべきなのは、そうした口コミに対して反論する事ではありません。ここで必要となってくるのが「採用ブランディング」なのです。

 

採用ブランディングって何?

採用ブランディングというのは、「この企業で働きたい」と学生に思ってもらうためのファンを増やすマーケティング、つまり学生にとっての企業価値を上げる活動です。マーケティングと言われるとちょっと難しく聞こえるかもしれません。

では、企業ブランドというのはどういうことを指すのでしょうか?

簡単に言うと、その企業の「ウリは何か?」「らしさは何か?」ということです。もちろん業種や売上、業界での順位、福利厚生等、採用担当がそれ自体を変えることは出来ないので、どのように伝えるかどう印象付けることができるのか?ということになります。同じ事柄でも伝え方次第、アプローチ次第で受け取る側にとっての意味は大きく変わります。

ブランドという考え方において重要なのは、企業側から押し付けるものではない、ということです。企業側(採用担当者)が提供する価値に対して、実態が伴っていることは当然ですが、学生の目線から見ても「その通りだ」と思ってもらえて初めてブランディングがうまくいった、と言えるでしょう。

冒頭で口コミに関して少し触れましたが、口コミをいい方向に活用すれば採用ブランディングを向上するツールともなるわけです。口コミは止められませんので、どうせなら評価の高い口コミが拡散するように努力すればいいのです。そこにちょっとしたマーケティングの考え方が必要となってくるのです。

では、具体的にどのようなことに気を付けて実行していけばよいのでしょうか。

 

採用ブランディングを成功させる5つのステップ

1.欲しい人材像を明確化する

どのような人材を採用するかが経営に大きく影響を与えますので、まずは経営層と「欲しい人材像」についてきちんと確認をすることが大切です。

どんな人材が欲しいのかということを共有したうえで、採用担当者はほしい人物像を落とし込んでいきます。

2.市場、競合、自社を客観的に分析し、立ち位置を知る

これは3C分析と呼ばれる手法ですが、改めて言われなくても仕事を進める上で実行している方も多いでしょう。

3C分析というのは、市場や顧客(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)の頭文字を取ったものです。就活市場全体がどうなっているのか?例えば学生はどのような考えを持って就職活動をしているのか、自社以外の企業はどんなアプローチをしているのか?競合他社にはどんな魅力があるのか?競合他社に比べて自社はどんな魅力があるのか?を分析します。

そして自社の採用市場における強み弱みを徹底的に考え抜きましょう。

3.どこにいる、どんな活躍をしてくれる人材を、どのように応募してもらうか?

続いてSTP+Cの設定です。STP+Cとはセグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングとコンセプトです。

例えば、どんなセグメントの(海外志向がある等)、誰に(留学経験がある等)ターゲットするのか。その学生たちにとって、自社はどんなポジショニングの会社だと思われたいのか?

そのようなことを考慮しながら、採用コンセプトを設定しましょう。コンセプトは「○○と言えばA社」「△△をしたいならA社」というような会社を示す唯一無二のキャッチコピーと考えてもらえば良いでしょう。

4.どのようにして実行するのか?

ターゲットやコンセプトが設定できたら、どのようにそれを採用計画で実行していくのか考えましょう。

採用サイトでどのようなメッセージ、コンテンツを発信するか?
大学訪問は何校行くのか?
どこの大学に行くのか?
ナビサイトは?
合同説明会は?
リファラルリクルーティングは必要?
どんなパンフレットを作る?
ノベルティを作る?

等、自社というブランドを正しく伝達することができる方法を考えましょう。

5.地道な継続と社員協力を得る

採用活動を成功させるには、多くの社員を巻き込むことも必要です。どれだけ戦略的な分析を行い、どんなにいい戦略や実行方法を考えても、必要な社員の協力が得らなければ採用計画を成功させることはできません。

社員にとって採用活動への協力は通常の仕事にプラスオンとなり、負担になります。だからこそ、どのような対応をしてほしいのか丁寧な説明を行い、配慮した対応をすることで、社員に協力してもらえる環境と関係を作りましょう。

 

採用ブランディングのためには、このようなマーケティング思考が必要になりため、採用担当者にはマーケティング経験者が望ましいと言われることもあります。しかし、これは特殊なスキルというよりは思考のフレームですので、フレームさえ身につければ誰でもできることです。ぜひ、思考法を身につけて、採用活動にとりいれてみましょう。