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COLUMN   2019/6/10

採用が難しいのはなぜ?原因や今後の展望・対策について紹介!

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「43年ぶりの採用難の状況」 
 
「日本は世界トップレベルに採用が難しい」 
 
などといったことが叫ばれ、採用担当者を悩ませる「売り手市場」が進行しています。この状況を打破し人材確保をするため、各社手を尽くしている状況かと思いますが、まずは正しく状況を理解すことが先決です。 
 
ということで、今回は採用が難しい原因・最新の採用難易度・今後の展望・対策について紹介します。 
 

採用の難しさは有効求人倍率で測れる
有効求人倍率とは、労働市場の状況を表す数値の1つ。「求人数」を「求職者数」で割って算出する数値で、採用難易度を表す際にしばしば用いられます。 
 
有効求人倍率が1.0であれば、求職者1人に対して1社の企業が採用活動を行なっている状態で、数値が高くなれば高くなるほど、採用難の市場と捉えることができます。 
 

最新の採用難易度

 
 

では、最新の採用難易度はどうなっているのでしょうか?有効求人倍率をもとに採用難易度を見てみましょう。2018年の有効求人倍率は1.5となっており、バブル期の1.28を上回り、なんと43年ぶりの高水準となっています。(新卒・パートを除く年間平均) 
 

採用難の原因

 
 

では、なぜこれほど採用が難しい市場になっているのでしょうか。一言でいうと、「働く人」と「仕事」の需給バランスが崩れているからです。 
 
働く人(緑の線):減っている
仕事(オレンジの線):増えている 
 
働く人が減っていると聞くと、「少子高齢化で日本の人口は減っているからなぁ・・・。」と思われるかもしれませんが、実は労働力人口は増えています。 
 

 
 

労働力人口が増えている要因としては、女性や高齢者の社会進出が増えているからです。つまり、女性の社会進出や定年の引き上げなどで、働く人の人口は増えているのにも関わらず、それを上回る勢いで新規求人が増えているので、人手不足の状況が続いているという状態となのです。 
 

採用難易度は景気に左右されやすい

 
 

現在は採用難易度が高い「売り手市場」になっていますが、この採用難易度は景気の影響を受けやすくなっています。実際に、リーマンショックが起きた2009年には有効求人倍率は「0.38」となっており、企業側からすると採用がしやすい「買い手市場」となっていました。 
 

今後の採用難易度

 
 

今後の採用難易度に関しては、様々なシミュレーションがあります。厚生労働省では、「適切な経済成長」と「適切な労働参加」が行われた場合には人手不足が解消されるという見解を出しています。 
 

一方で、長期的に人口・生産年齢人口は減少することに関しては確実視されています。「オリンピック以降の経済状況」「女性・高齢者の労働参加」「外国人の労働参加」「機械化の進行度合い」などの状況によって、今後の採用難易度・人手不足は大きく左右されるでしょう。 
 

日本は世界トップレベルで採用が難しい!?
 
 

マンパワーグループが2018年に行なった調査によると「人材確保が困難」と回答した日本企業は、なんと89%にものぼります。グローバル数値の45%と比べても、日本がかなり採用に困っているということが分かりますね。この数値を見る限り、日本は世界でトップレベルに採用が難しい国になっているといっても過言ではないでしょう。 
 

建築系・医療・介護系・飲食・ITは特に採用が難しい 
 
 
 

また、採用難易度を表す有効求人倍率は職種毎に違いがあります。こちらのグラフは厚生労働省で分類している50以上の職種から主だった24職種を抜き出し有効求人倍率を比較したものです。 
 

建築・土木・測量技術者に関しては有効求人倍率が6.26となっており、6.26社で1人の求職者を奪い合うような状況になっていることが分かります。上位の職種と下位の職種の採用難易度は、なんと6倍以上もの開きがあるのです。 
 

地域による採用難易度の違い

 
 

採用難易度を表す有効求人倍率は、地域によっても違いがあります。都心部は人手不足が進行していると思われがちですが、実際には「岐阜」「富山」「福井」といった地方の方が採用難易度のTOP3を占めています。 
 

<2019年4月の地域別有効求人倍率>
岐阜    2.11
富山    2.07
福井    2.06
岡山    1.94
愛知    1.85
三重    1.82
石川    1.80
香川    1.79
山口    1.76
広島    1.75
島根    1.74
群馬    1.72
鳥取    1.68
茨城    1.67
熊本    1.67
愛媛    1.66
静岡    1.65
奈良    1.62
大分    1.62
長野    1.61
福島    1.59
山形    1.57
京都    1.55
宮城    1.54
宮崎    1.54
新潟    1.53
滋賀    1.52
栃木    1.51
山梨    1.51
秋田    1.49
徳島    1.48
千葉    1.47
大阪    1.46
佐賀    1.46
兵庫    1.45
和歌山   1.45
岩手    1.44
東京    1.44
埼玉    1.38
鹿児島   1.38
福岡    1.36
神奈川   1.33
青森    1.32
沖縄    1.29
長崎    1.25
高知    1.21
北海道    1.16 
 

日本全体では人手不足が進行していますが、都心部と地方では人手不足の要因が違っている点にも注意が必要です。東京を始めとした都市部では人口が増え続けています。しかし、それを上回る人材採用の需要があるのが採用難の市場が進行している要因。それに対して、地方では働き手が都市部に流出してしまうため採用難の市場が進行しているという状況なのです。 
 

まずは採用が難しい要因を分析するところから

 
 

あなたが「採用が難しい・・・・。」と悩んでいるのなら、まずは要因を分析することから始めましょう。採用難易度には、職種・業界・地域・競合状況など様々な要因が関わっています。そして、状況によって対策の内容も変わってくるでしょう。 
 

例えば、そもそも採用が難しい業界や職種なのであれば、未経験者の採用を検討するなど採用ターゲットを広げる必要です。採用をする地域が不利なのであれば「寮を新設する」「エリア限定採用を導入する」などの方法もあります。 
 

採用を取り巻く環境は刻一刻と変わりますので、その都度分析をし適切な対処をする必要があるのです。