主体性のある部下を育成する3つのアクションとは?

主体性のある部下を育成する3つのアクションとは?

主体性のある部下を育成する3つのアクションとは? 1110 427 株式会社アールナイン

「うちの部下は仕事に対して積極的に取り組まない」とはよく聞かれる言葉です。指示されたことしかできず「それは聞いていません」「すみません」が口癖になっている社員。仕事に対して消極的な姿勢が目立つ社員は、あなたの悩みの一つかも知れません。

しかし、仕事に対する取り組み方は、周りの環境を整えることによって変えることができます。この記事では、【主体的な社員を作る要素】をお伝えし、あなたの部下をイキイキ社員に変えるお手伝いをします。

主体性のある社員を育てるために必要な職場の「心理的安全性」とは?

「チームのパフォーマンス向上のためには、『心理的安全性』を高める必要がある」ということは、アメリカのグーグル社のリサーチチームが発表して有名になりましたが、「チームの心理的安全性」という概念を最初に提唱したのは、ハーバード大学で組織行動学を研究するエイミー エドモンソン氏です。

エドモンソン氏は、この概念を「対人関係においてリスクのある行動をしても『このチームでは安全である』というチームメンバーによって共有された考え」と定義しています。つまり「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしても、このチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかを意味します。

心理的安全性の高いチームのメンバーは、以下の特徴を示します。

  • 離職率が低い
  • 他のチームメンバーが発案した多様なアイデアをうまく利用することができる
  • 収益性が高い仕事をする
  • 「効果的に働く」とマネージャーから評価される機会が 2 倍多い

心理的安全性の高いチームのメンバーは、他のメンバーに対してリスクを取ることに不安を感じていません。自分の過ちを認めたり、質問をしたり、新しいアイデアを披露したりしても、誰も自分を馬鹿にしたり罰したりしないと信じられる余地があります。

ここから言えることは、主体的に仕事に取り組まない社員は「業務以外の人間関係にエネルギーを使っていることが多い」ということです。

会議などで「わからないことがあったが、ここで何か言うと馬鹿にされるのではないか」とか、「こんなことを言ったら、ネガティブだと責められるのではないか」と思ったら、もう行動には移せません。

そして、自分の身を守るためにエネルギーを使い果たし、自然と主体性のない社員になってしまいます。そういった社員のモチベーションを維持するために、あなたができることをお伝えします。

出典:Google re:Work「効果的なチームとは何か」を知る

主体性のある社員を育てる3つのアクションとは?

職場の「心理的安全性」が主体性のある社員を育てるために必要であることはお伝えしてきました。次に、主体性のある社員を育てるためにあなたができることについてお教えします。

①部下の話を否定しない

会議やミーティング等で、部下がポイントの違う提案を行った際に、頭ごなしに否定することは避けましょう。どんな提案でもまずはポジティブに受け入れて下さい。

「正解しか求めない会議」は予想されたアイデアしか出ませんし、否定された部下は二度と提案してこないでしょう。

「あんな的外れな意見でも受け取ってもらえるなら、こんなアイデアはどうだろう?」と活発な意見が出る呼び水になりますし、少しポイントの違う意見のほうが、思わぬアイデアが飛び出すきっかけになることがあります。どんな意見でも良い部分はありますので、まずはそのまま受け取ってみて下さい。

②相手の意見の真意を汲み取る

出来る上司にありがちなのが、「自分の中の正解を押し付ける」ことです。例えば、営業でのプレゼンなどで、部下の持ってきた案が水準以下や的外れだったとします。あなたは親切にも、部下に正解のプレゼンを教えるかもしれません。

もちろん、経験や実績のあるあなたの答えなら、期待した成果が出ることでしょう。しかし、部下の側からみると、それは「あなたの答えを押し付けられた」ことになります。そんなことが重なると、部下は提案する気力を失います。

部下の提案を否定する前に、以下の2点を確認してみて下さい。

  • その提案の目的は?
  • 相手に何を伝えたいのか?

提案したいポイント、良かった点、手直しする点を部下に確認することで、部下も思考の整理ができますし、自分の足りなかった点やあなたの提案を受け入れる余地ができます。

また、丁寧に確認する時間を割くことで、部下が「的外れでも否定されない」と感じることができ、あなたも次の時に説明する時間が節約できます。

③雑談をする

職場にもよりますが、出来る限り雑談をする機会を設けましょう。

くだらない話をリラックスした雰囲気の中ですることによって、気分を切り替えられますし、部下もあなたに気を許すでしょう。

雑談の効果はリフレッシュ効果だけでなく、「あ、そういえば・・・」とそこから報告が始まることもあります。

「ざっそう」という言葉もあります。雑談から、業務の重要な相談が始まることも多いです。気を許した社員同士なら、助け合う気分も醸成されるでしょう。

まとめ

いかがでしたか。職場の「心理的安全性」は難しく考えなくても、

  • 必ずしも考えが合わなくても認め合える仲間
  • リラックスした雰囲気の中で、のびのびと仕事ができる

と考えれば、いい仕事ができるのではないでしょうか?

もちろん仕事ですので馴れ合いではなく、常に高い基準を設定することは必要です。しかし、高い目標を仲間と一緒に追い求めていくのか、孤独に追い立てられていくかは、小さなようで大きな違いだと思います。

「心理的安全性」を活用して、是非仲間と一緒に戦える職場づくりを目指していただけたらと思います。