コロナ禍の内定式のポイントを85社へのアンケート結果から紐解きます

コロナ禍の内定式のポイントを85社へのアンケート結果から紐解きます

コロナ禍の内定式のポイントを85社へのアンケート結果から紐解きます 569 427 株式会社アールナイン

「新型コロナ禍の内定式はどのように実施すべき?」
「他社はどのように内定式を実施する予定?」

そんな疑問を解決する記事となっています。

2020年8月、弊社では85社の企業の人事担当者様を対象に21卒内定者への内定式に関するアンケートを実施しました。

今回はその結果をもとにコロナ禍の内定式の傾向について解説していきたいと思います。

【調査対象企業】(下図:従業員数別割合)

2020年の内定式の傾向

  • 内定式の実施は「未定」の企業が30%
  • 例年通りの日程で実施する企業が65%
  • リアルで実施する企業が32%
  • 1時間以内で実施する企業が32%
  • 内定式の鉄板は社長挨拶と懇親会
  • 内定者懇親会を実施する企業は40%
  • 内定証書を郵送またはメールで送付する企業が32%
  • リアル実施の懸念は「新型コロナの感染リスク」
  • WEB実施の懸念は「通信環境の整備&コンテンツ作成」

内定式の実施は「未定」の企業が30%

Q. 内定式を実施する予定はありますか?

例年であれば、ほぼすべての企業が実施すると言っても過言ではない内定式。しかし、今年はコロナ禍の影響があり、8月時点で約3割もの企業が内定式の実施は「未定」と回答しており、例年より内定式実施への動き出しが遅れていることがわかります。また、約1割の企業はすでに今年の内定式は実施しないと宣言しています。内定式で同期となるメンバーをはじめ社員の方々と交流を深めることを楽しみにしていた就活生にとっては寂しいですね。

例年通りの日程で実施する企業が65%

Q. 今年の内定式の実施タイミングは例年と比べてどうですか?

実施日程が未定の企業を除くと約65%が例年通りの日程での開催を予定していることがわかります。新型コロナの行く末が分からない中、すでに実施を決定している企業のなかには日程を延期するとの選択肢はあまりないように感じられます。一方、例年より遅い日程での開催を決めている企業がわずかながらあるうえに、未だに実施日程が決まっていない企業も全体の3割ほどあることを考えると、今年は10月1日に内定式を実施しない企業が増えるかもしれません。人事担当としては必ずしも10月1日の内定式開催にこだわる必要はなく、中止を早期判断するのであれば延期という選択肢もあるのではないでしょうか。

リアルで実施する企業が32%

Q. 内定式はどのように実施しますか?

約3社に1社の企業がリアルでの実施を決めています。新型コロナウイルスの影響でWEB開催のほうが多いと筆者は予想していたのですが、意外なことに8月時点ではリアルで実施することを想定している企業のほうが多いようです。ただ、やはり「未定」の企業が半数近くとなっているのが現状です。

1時間以内で実施する企業が32%

Q. 内定式はどれくらいの時間をかけて実施しますか?

1~3時間以内で実施する企業が70%をも占めていることがわかります。もともと短時間で内定式を開催している企業もあると思いますが、今年は新型コロナウイルスの影響で実施時間を短縮する企業が多くなっているようです。

内定式の鉄板は社長挨拶と懇親会

Q. 内定式の内容について教えてください。

内定式の内容として多く挙がったのが「社長挨拶」「懇親会」「内定証書授与」です。コロナ禍において集団での懇親会の実施は難しいように思われますが、各社は今年も懇親会を実施するのでしょうか。次の質問を見てみましょう。

内定者懇親会を実施する企業は40%

Q. 内定者懇親会を実施しますか?

実に40%の企業が内定者懇親会の実施を予定しています。また、「未定」の企業を除いて考えると、74%が実施すると回答している計算になります。もしこの記事をお読みの方の中で内定者懇親会の実施を迷われている方がいらっしゃったらぜひ実施なさることをおすすめいたします。リアルで開催の場合は、ソーシャルディスタンスの確保など新型コロナ対策を徹底する。WEBで実施する場合は、グループ分け機能などを使用してすべての内定者がコミュニケーションを取ることができる環境づくりを意識するとよいでしょう。

内定証書を郵送またはメールで送付する企業が42%

Q. 内定証書はどのように渡しますか?

内定式をWEBで実施する企業が多くある影響によって、約3社に1社は内定証書を直接手渡さず、郵送したりメールで送付したりするようです。やはり内定式のメインコンテンツですから本来であれば社員から内定者へ直接手渡すことが望ましいですが、今年に関してはやむをえないですね。郵送に関しては内定者の居住地によって受け取りにタイムラグが生じる可能性があるので、内定式当日を必着にして受け取りを依頼するなどの対応を取るとよいでしょう。

リアル実施の懸念点は「新型コロナ対策」

Q. 内定式をリアルで実施する懸念点があれば教えてください。

やはり新型コロナウイルスの感染リスクを懸念する声が最も多く上がっています。また、参加を見送る内定者がいるのではないかと危惧する企業も多くありました。さらに、その他の声としては「リアルで実施することによる企業のイメージダウン」「遠方の学生を東京に招くことによるイメージダウン」「内定者の家族からの不安の声が上がる恐れ」などコロナ禍にリアルイベントを実施することに対しての各所からのネガティブな声を懸念する声が印象的でした。

Q. 内定式をリアルで実施する場合の対応策について教えてください。

企業の対応として最も多かったのがマスクの着用の義務化でした。次に消毒液を設置したり、席の間隔を空けたりと会場の準備に気を配っていることが見受けられます。また、リアルでの内定式の開催を検討する企業の約3社に1社にあたる23社の企業は例年より内定式の時間を短縮すると回答しており、三密を避けるための施策が取られるようです。その他のなかには「会社負担で全員にPCR検査を受けさせる」などの声もありました。

WEB実施の懸念は「通信環境の整備&コンテンツ作成」

WEBでの実施に当たって通信環境の整備に懸念を抱える企業がとても多くなっています。また、これまでリアルで行っていたコンテンツをWEB対応に切り替えたり、新しいコンテンツを考える作業に追われたりしている企業が多くあることがわかりました。

まとめ

今回のアンケートからは新型コロナウイルス感染拡大の影響によって多くの企業が内定式の実施有無を含めて対応を決めかねている現状がわかりました。ただ、実施を決めた企業ではマスクの着用・消毒液の設置など最大限の注意を払ったうえでリアルでのイベント実施を決めた企業の方が多く、すこしずつ小規模でのリアルイベント実施が戻ってきている感覚を受けました。一方、WEBでの実施を決めた企業では新型コロナウイルス感染のリスクは低いものの通信環境の整備・コンテンツの作成などに苦戦。内定証書は郵送・メール送付となるなど例年とは異なるカタチでの内定式となりそうです。就活生にとってはおそらく一生で一度きりの内定式。各企業様の内定式が成功に終わることを祈念しております。

【調査概要】
タイトル :2021卒内定式に関する実態調査
調査対象 :2021卒採用を実施している企業
調査期間 :2020/8/5(水)~2020/8/20(木)
調査方法 :インターネットによる調査
調査地域 :全国
提出数  :有効回答85
実施機関 :株式会社アールナイン

【会社概要】
社名:株式会社アールナイン(R09)
代表: 長井 亮(ながい りょう)
設立:2009年7月10日
所在地:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー5階
事業内容:採用コンサルティング、採用実務アウトソーシング、
教育・研修、定着のための社員面談代行、国際キャリア・コンサルティング協会の運営
TEL: 03-6205-4499
FAX: 03-6800-2033
URL: http://r09.jp/
E-MAIL:jimukyoku@r09.jp