内定者の辞退防止のために知っておきたい!学生に多い5つの本音の辞退理由―①自分がやりたいことではなかった

内定者の辞退防止のために知っておきたい!学生に多い5つの本音の辞退理由―①自分がやりたいことではなかった

内定者の辞退防止のために知っておきたい!学生に多い5つの本音の辞退理由―①自分がやりたいことではなかった 640 427 株式会社アールナイン

前回は、学生の内定辞退や新入社員の早期離職の本音を総集編として5つ挙げました。

今回は、その中の「自分がやりたいことではなかった」、つまり「業務内容のミスマッチ」という本音について、より深く見ていき、解決策について考えていきます。

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「業務内容のミスマッチ」を解決する3つのフォローとは?

この「業務内容のミスマッチ」は、入社前の内定者の時期と、入社後の新入社員の時期に本人が陥ることの多い悩みです。そのため、時系列で以下3点のフォローが重要です。

  1. 選考中にすべきフォロー

  2. 入社前、内定者の間にすべきフォロー

  3. 入社後にすべきフォロー

1. 選考中にすべきフォロー

入社前に内定者が陥る「業務内容のミスマッチ」の悩みとは、やりたいことだと思っていたことが、就職活動を通じ情報収集をする中で、「自分のやりたいことはやはり違う」と思うパターンです。

総集編でも述べていますが、このような状態は、自己分析の不足により起きやすくなります。客観的でなかったり、自己分析の結果が本人の納得のいくものでないと、いつまでも「もっとやりたいことがあるはずだ」と青い鳥を探してしまいます。

そのため採用担当者は選考の間で学生の志向性を理解し、そのうえで腹落ちさせる手伝いをしましょう。

本人のやりたいことを深堀りし、その理由を聞いたうえで、「やりたいことが明確で、それがこの会社でできる」と本人が理解するように伝えていきましょう。

2. 入社前、内定者の間にすべきフォロー

また、内定者の間にこの辞退理由に繋がる内定者の不安の多くは、「自分でもうまく仕事ができるか」というものです。内定者の間にまずこの不安を払しょくすることが重要となります。

そのためにできることとしては以下のようなことが考えられます。

  • 年齢の近い社員から、自分が内定者のころに不安だったこと、実際入社後にその不安がどう解消されたかを伝える

  • 入社後のフォロー体制を伝える

内定者は「明確でないもの」に対し、不安を覚えていることが多いため、できる限り明確にする手助けができると良いでしょう。

内定者インターンシップや職場見学などで、実際に体験をさせたり、現場を見せたりすると不安が払しょくされる場合もあります。

具体的に「どの業務が不安なのか」「何がイメージできないのか」内定者にヒアリングし、一緒に悩みを言語化しそこに対してのアプローチをしていくと良いです。

3. 入社後にすべきフォロー

内定者の時代に業務イメージを付けてもらっていても、やはり実際に仕事をしていくと「思っていたものと違った」ということは珍しくありません。中には早期離職に繋がってしまうこともあります。

選択肢が多かったり、周りに転職をする人も多いので、「自分は合わない」と思い込んでしまい、払しょくされずにそのまま退職してしまうことも少なくありません。

そのような方は、悩んだ時に相談する人が社内におらず、友達や親に相談し、結果として離職にいたるケースが多いように思います。

そのような方には、「本人の悩みを早期にキャッチする」こと、「悩みを払しょくすること」が重要です。

入社後、早期離職を防ぐための2つのアプローチとは?

1. 本人の悩みを早期にキャッチすること

メンター制度などいつも身近に新入社員が見える状態であれば、異変をキャッチすることができますが、実際は現場配属があったりと難しいのが現状です。

そのような場合は、現場と人事が協力するのも手かもしれません。現場では言えない悩みが多いので、人事が第三者として定期的に新入社員に接点を取りフォローしていくという方法もあります。

悩みをキャッチするためには、日ごろの信頼関係が重要になりますので、定期的に接点をとることが重要です。

または、定期的にとられるサーベイツールもありますので、そちらで定期観測し、異変がある社員に対しフォローを行っていくのも手です。

2. 悩みを傾聴して払しょくすること

それで実際に悩みが出た際には、どのように払拭していけばよいのでしょうか。

業務内容についての悩みの中には、成長痛で悩んでいることも少なくありません。悩みを吸い出し、その後前向きに働きかけることが重要です。

そこで重要なのは、まず「傾聴すること」です。「それは誰しもが通る悩みだ」「もっと頑張れ」と思うときもあるかもしれません。ですが、まずは最後まで悩みを聞いてあげることが重要です。

途中で上記のように話の腰を折ってしまうと、「この人に相談しても無駄だ」と思い、それ以上の相談をしてくれなくなります。

まずは傾聴し、悩みに共感することが重要です。そのうえで、曖昧な悩みついては「なぜ悩んでいるのか深堀し言語化すること」、言語化できたら「その悩みに対し、どうしたら状況が良くなりそうか」一緒に考えてあげると良い場合があります。

その際には、現状、新入社員の方が行っていることを承認し、褒めることも重要です。「自分は向いているのか、できているのか」が心配なので、そこを認めてあげることが、安心につながります。

悩みが明確になってきたら、解決策として似た悩みを持っていた先輩から、どう克服したのか話してもらうことなどが有効です。

自分に近い存在のため、乗り越えたときがイメージしやすく、また何かあった際にも相談しやすい関係性が作りやすいです。

あらかじめ2、3年目の社員から「新人の頃どこで躓いたか、悩んだか」をヒアリングしてまとめておき、先んじて新入社員に予告をしたり、研修に盛り込むなど対策を立てておくのも手だといえます。

まとめ

ここまで、「業務内容のミスマッチ」について、入社前後のフォローをそれぞれ見ていきました。

内定者や新入社員は経験が少ないため、「業務のマッチ」については、判断するすべがありません。そのため思い込みで「向いていない」と思ってしまい、最悪の場合、離職に繋がります。

客観的に相談に乗ることで、悩みを払しょくし、内定辞退や早期離職を防ぎましょう。

次回は「内定者の辞退防止のために知っておきたい!学生に多い5つの本音の辞退理由―②社風・価値観が合わなかった」について解説していきます。