他社と差をつけるインターンシップの設計とは ―インターンシップ開催が逆効果になることも?―

他社と差をつけるインターンシップの設計とは ―インターンシップ開催が逆効果になることも?―

他社と差をつけるインターンシップの設計とは ―インターンシップ開催が逆効果になることも?― 640 427 株式会社アールナイン

採用活動において、インターンシップの実施は当たり前になりつつあります。多くの人事担当者が、採用活動の中で企画や運用を実施されているものの一つといえるでしょう。

今では、就活生の8割が何らかのインターンシップに参加をしているとも言われており、企業を知るきっかけや、選考参加への意欲が上がるきっかけともなっています。

しかし一方で、多くの学生が複数社のインターンシップに参加をしており、学生にとってインターンシップはありふれたものになりつつあります。

そのため参加したインターンシップの中でもコンテンツで優劣をつけてしまったり、目が肥えているために、ありきたりな内容では満足度が上がらない、印象に残らないということもあります。

このような背景から、中途半端なコンテンツのインターンシップを行ってしまうと逆効果となってしまう可能性があります。インターンシップは諸刃の剣ともいえる施策なのです。

今回は、そもそものインターンシップの目的から、コンテンツ企画の考え方について見ていきましょう。

インターンシップの目的とは?

 インターンシップはコンテンツありきで考えてしまいがちですが、そもそもどういった目的で行うかが大切です。

一番核となる目的は、「参加学生の意欲上げ」でしょう。参加した学生が、「この会社に興味がある、選考に進みたい」という状態になり、インターンシップから選考に誘致できるということです。

その他目的として、以下も挙げられます。

①企業の認知度向上、ブランディング

昨今、SNSやメディアで話題となるインターンシップも見受けられます。例えば話題性のあるコンテンツを企画することで口コミやメディアでの拡散を狙い、認知度の向上やブランディングを図る企業もあります。

学生が「参加してよかった」と思うインターンシップは、後輩へと伝えられることも多く、年次を超えて拡散していきます。

②参加学生の見極め

グループワークを取り入れたインターンシップ、または就業型のインターンシップなどは、面接などで見ることができない学生の姿を見ることができます。

企業によっては実際の仕事における進め方や、同期同士のコミュニケーションの取り方を見て、自社に合う学生を見極めているところもあります。

③優秀層など特定の学生層へのリーチ

例えば、普段は採用ができていない層の学生を採用したいとなった際に、その層の学生が興味を持つコンテンツによって応募を促進する目的もあります。新規事業型、ビジネスコンテスト型のインターンシップもこちらに当てはまることが多いでしょう。

このように、自社でインターンシップを行うにあたり「どのような目的で行うか」「参加学生にどのような状態になってほしいか」を考えることが重要です。

またインターンシップは一般的に、他の施策に比べて費用対効果が見えにくいものでもあります。

実際にインターンシップの設計・運用にかかるコストや時間より、その時間で個別に注力学生をフォローしたほうが結果的に良かった、という事例もありました。一般的に、面談や面接などでも学生の意欲上げをすることは可能と言われています。

そのような背景を踏まえ改めて目的を考えたときに、それはインターンシップを行うことで達成できるのか?ということを考えてみてもよいかもしれません。

インターンシップで「意欲上げ」を図るなら、自社でしかできないコンテンツを考える

前述の目的を整理し「意欲上げ」が目的であれば、それに沿ったコンテンツを考えていくことになります。先ほどお伝えしたように、今はインターンシップで意向上げをしていくのは、採用市場では多くの企業が参入しているレッドオーシャンです。

そのため、採用競合との差別化を図り、学生の意欲上げに効果を発揮する内容を行わなければなりません。まず意識すべきことは、「自社ならではの魅力をどう伝えるか」ということです。

人事担当者の方の中には、他社がどのようなコンテンツをやっているのかが気になる、という方も少なくないでしょう。一方で最も大事なことは、他社のやっている内容を参考にすることではなく、以下のように「自社ならでは」のコンテンツを行うということです。

そのためには、以下のステップで企画を進めていくことが考えられます。

  • 「自社らしさ」とは何か?を考える
  • 社員はどのような時、どのようなところに「自社らしさ」を感じているか
  • どうすればその「自社らしさ」を学生が体験できるか

上記の考え方をもとにし、「自社らしさ」が伝わるインターンシップを企画してみてください。

仕事理解、業界理解だけでは、同業他社と比べたときに「その会社に入社する理由」にはなりづらいというのが実際です。

そのため、上記要素以外に、「理念・ビジョン」や「社風」「ビジネスモデル」などの要素などを含めてインターンシップのコンテンツを企画していくと、他社とは異なる「自社らしさ」が出てくることもあります。

まとめ

ここまで、インターンシップの目的や、魅力付けを行うためにどのような内容を実施することが重要か、ということについて考えてきました。インターンシップが主流になっている今だからこそ、「目的」や「本質」をしっかり捉え、自社しかできないコンテンツを考えることが重要です。