最近話題の学校訪問とは?「長期投資」の母集団形成

最近話題の学校訪問とは?「長期投資」の母集団形成

最近話題の学校訪問とは?「長期投資」の母集団形成 640 427 株式会社アールナイン

最近、「学校訪問に取り組みたい。注力したい。」という人事担当者の方のお話を多くお伺いします。その背景としては、コロナ禍で安定した母集団形成ができない、コストをかけた採用ができないということから、直接学校にアプローチし、学生の採用に繋げたいという思いがあります。

とはいえ、学校訪問は特殊な母集団形成であり、採用に直結させることが難しい手法です。そこで今回は学校訪問について詳しくお伝えします。学校訪問に取り組むのは貴社にとってベストな手段なのか、取り組む場合はどのような戦略で行うべきかを検討する材料となれば幸いです。

学校訪問は長期的な投資施策

まず前提として、学校訪問を行うことで、すぐさま採用に確実に繋がる、という考えや期待は捨てましょう。

大学との関係構築は平均で3年かかると言われています。その上、担当者の方が変わる可能性もあるので採用に確実に繋がるとも言えません。

一方で、関係構築によって学内説明会に参加できたりタイミングよく学生を紹介してくれたという事例もあります。

このように学校訪問は長期的な投資施策であり、すぐに効果が約束されるものではないという側面を理解したうえで、実施をしていきましょう。

学校訪問の目的

学校訪問の目的は、主に以下の2点となります。今回は大学訪問に焦点を当ててお伝えします。

  • 求人票を学校に掲載してもらう

学校に求人票を掲載してもらうことによって、キャリアセンターを活用する学生の目に留まる可能性があります。そこから応募に繋がることもありますので、貴社の認知を上げるためにも重要です。

まずは学校に依頼し、求人票を登録しましょう。郵送もしくは就職課へ訪問して求人票を手渡しすることも多いですが、最近ではWEB上で求人票を登録できるケースも増えています。大学ごとに申請方法を確認すると良いでしょう。

  • 学内説明会(合同説明会、個別説明会)の枠や、機会をもらう

冬から春にかけて、大学では学内説明会を行います。キャリアセンターの担当者に認知をしてもらい関係性ができていると、学内説明会の枠をいただけることがあります。

学内説明会は、例年参加をしている企業が優先的に参加していることが多いため、新規で枠をいただくにはなかなか難しいこともあります。

その他過去の例としては、就職課の担当者の方が就職が決まっていない学生を企業に紹介してくれた、ということもあります。学生の就職先のつてとして、就職課の方と関係構築を図ることにより、ご縁をいただけることもあります。

就職課との良好な関係性を築くには?

 就職課の担当者の方との関係構築方法については、その名の通り学校訪問によって行います。就職課の方に覚えていただき、学生に紹介したいと思っていただけるように働きかけをしていきます。

学校訪問の主な流れについてお伝えします。主に、以下のステップを踏んでいきます。

  • アプローチする大学を決定する

どの大学にアプローチをするのかを決めていきましょう。以下の観点から、検討していくと良いでしょう

  • 地域

まずは対象エリアを絞って大学を選定していくのが良いでしょう。同じ地域の学校にアプローチするのはもちろん、UターンやIターンを目指す学生をターゲットにするというのも手です。

また、東京の大学は多くの企業が訪問しており競争率が非常に高いため、各地域の大学にアプローチをする企業も増えています。

  • 専攻や研究内容

理系の学生を採用したい企業は、理系の大学や学部、研究室にアプローチすることも多くあります。就職課もですが、研究室は特にOBOGの繋がりがあるとスムーズに連絡を取ることができます。

  • OBOGのいる学校

就職課の方も、自学の学生採用の実績があったり、信頼できる企業に学生を紹介したり説明会に参加してほしいと思っています。

そのため、まずOBOGがいる学校にアプローチするのも手です。OBOGに同行してもらい就職課へ挨拶に行くのも効果的でしょう。

  • アポイントを取得する

学校を選定したら、連絡を取りアポイントを取得します。必ずアポイントを取得してから、訪問に行くようにしましょう。訪問する時期は、訪問する目的によって変わっていきます。

春であれば年度の挨拶、夏前~夏であれば、インターンシップの集客、秋であれば早期選考の案内、冬であれば学内説明会の枠についてのお伺いなど、その時期のトピックをもって訪問に行きましょう。(3月は学校側も繁忙期のため、訪問が難しいとされています)

また、訪問の回数は、年に2~3回としている企業が多いようです。

  • 訪問する

訪問の際は、求人票やパンフレット、インターンなどのイベントチラシ、自社についての情報を持って行きましょう。

自社の紹介もおこないつつ、その学校の学生動向についてヒアリングし状況を把握しましょう。学生が今どういった就職活動をしているのか、どのような企業に就職することが多いのかなどです。

関係性を構築するため、就職課の方が知りたい情報などがあれば、積極的に情報提供をすると良いでしょう。

また、訪問時には「菓子折り」を持って行くという話もありますが、必ずしも必要ではなく、状況に応じて持参すると良いでしょう。学校の決まりなどで、お断りされる可能性もあります。(現在はコロナ禍のため、オンラインでのアポイントを指定する大学も多いようです)

  • 継続的にフォローを行う

訪問を行ったら、就職課の方からいただいた質問にお答えしたり、定期的に情報を送りつつ、訪問を継続していきましょう

。企業によっては、メールでイベント情報を送ったり定期的に求人票を郵送している場合もあるようです。どういったフォローが望ましいか就職課の方に直接希望をお伺いしてみるのも良いでしょう。

まとめ

ここまで大学訪問についてお伝えをしてきました。学校訪問の特徴や難しさをご理解いただいたうえで、実際の母集団形成としては学校訪問以外に短期的な施策を並行して行っていくのが良いでしょう。

長期的に良好な関係性を築きパイプができるようになれば、定期的に学生を採用できるようになる可能性もあります。