激化する中途採用市場~面接で人事が押さえておくべき2つの見極めポイントとは~

激化する中途採用市場~面接で人事が押さえておくべき2つの見極めポイントとは~

激化する中途採用市場~面接で人事が押さえておくべき2つの見極めポイントとは~ 640 427 株式会社アールナイン

労働環境の変化やビジネスパーソンのキャリア観の変化により、今後人材の流動化はさらに進んでいくことが予想されます。中途採用の市場はこれからも継続して拡大していくため、企業にとっても中途採用の重要性は今後高まっていきます。

一方で、中途採用は即戦力を期待するなど企業からの期待も高く、採用時に見るべき観点が新卒採用よりも多いため見極めが難しいもの。今回は、中途採用時に見るべきポイントをお伝えします。

激化する中途採用市場~面接で人事が押さえておくべき2つの見極めポイントとは~
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労働環境の変化やビジネスパーソンのキャリア観の変化により、今後人材の流動化はさらに進んでいくことが予想されます。中途採用の市場はこれからも継続して拡大していくた.....
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労働環境の変化やビジネスパーソンのキャリア観の変化により、今後人材の流動化はさらに進んでいくことが予想されます。中途採用の市場はこれからも継続して拡大していくた.....

拡大する転職市場

要因は労働環境の変化とビジネスパーソンのキャリア観の変化

まずは労働環境から見ていきます。グローバル化、急速な技術革新などにより環境変化はめまぐるしく、企業やビジネスパーソンにとっては先行きが不透明な時代に。

特にこの1年は働く環境が激変し、あらためて『働く』ということを見直す契機となっています。今後はさらに働き方が多様化し、さらにはジョブ型も進み企業への帰属意識の低下が加速していくことも予想されています。

次にビジネスパーソンのキャリア観の変化について。現在の30歳前後以降のビジネスパーソンは、学生時代からキャリア教育を受けている人が大半であり、大手企業=安泰ではなく時には倒産することもあるということを目の当たりにしている世代です。

だからこそ、一つの企業に留まる必要性を感じておらず、自身のキャリア開発にも高い関心を持っています。70歳を超えても働くことを想定し、一つの企業・組織に限定されないキャリア開発を志向していると言えます。

転職時代の採用担当の考え方

転職時代の採用担当の考え方

環境の変化とビジネスパーソンのマインドの変化により、転職市場が拡大することを述べましたが、これば中途採用を行う企業にとってはチャンスでもあり、一方でリスクもある状況と言えます。

自社にマッチする優秀な人材が転職市場にいる可能性は高まりますが、同時に自社の社員が転職市場に流出してしまう可能性も高まるからです。エンゲージメントを高める施策を考えつつ、中途採用では自社にマッチした優秀な人材を見極め採用する力を身に着けなくてはなりません。

中途採用時の見極めるポイント

ポイントは『ベクトル』と『ポータブルスキル』

中途採用時に見極めるポイントは大きく2つ。『ベクトルがそろっているか』と『ポータブルスキルを持っているか』という2点です。

まず、『ベクトルがそろっているか』について。転職希望者が企業選びにあたって重視していること、目指している姿と、自社の理念や戦略の方向性、風土などが同じ方向を向いているか、という点をしっかり確認しましょう。

転職者の大半は、転職してからの一定期間はパフォーマンスが落ちてしまう傾向にあります。これは新しい職場における風土や仕事の進め方、社内用語や人間関係などに慣れるまでには一定の時間がかかるため、思ったような行動がとれないことが要因として挙げられます。

一方で転職者側も、「即戦力と見込まれて入社したのだから早く成果を出さねば」と気持ち的に焦ってしまう。その焦りが空回りし、誰にも打ち明けられずに悩みを一人で抱え込んでしまうことで停滞期間が長くなる、というケースが多いのです。

転職者の大半がこういった時期を過ごすことになりますが、この辛い時期を乗り越えるためには、自身の「これを成し遂げたい」という根っこにあるエネルギーの存在や、慣れない中でも落ち着ける環境を見出していけるか、が大切になってきます。だからこそ転職希望者と企業の目指す方向性や風土がマッチするかは、ある意味転職希望者のスキルや経験よりも大切と言えるのです。

続いて『ポータブルスキルを持っているか』という点です。ポータブルスキルとは、1つの経験をどれだけ一般汎用化して、他のシチュエーションにおいても活用できるか、という能力のことを指しています。

転職の採用をする際にはどうしても、その人がどのような経歴を持ち、どのような成果をあげてきたか、保有している資格を見てしまいがち。もちろんこれらも大切な要素ではありますが、これまでの経歴や結果よりも、それを通して何を学び、その学びをどれだけ今後活かせるスキルに昇華できているか、を知ることがもっと大切です。

具体的な例を挙げてみると、新人のA君がB課長から『〇日に会議室の予約をしてほしい』という依頼をされたとします。A君は会議室を予約しましたが、その会議室にはテレビ会議システムがついておらず、課長から後で注意をされてしまいました。この経験から、

  1. B課長から依頼をされた時は詳細を聞こう、という学びを得るのか
  2. 会議室を予約するときには、会議室の要件を確認しよう、という学びを得るのか
  3. 人から依頼された際には、目的をしっかり把握しよう、という学びを得るのか

どのレベルなのかによって、今後の成長度合いや適応力は大きく異なってくると言えます。1つの経験から1つに活かせる学びを得ているのか、それとも100に活かせる学びを得ることができる人材なのか。これは経歴や成果、資格からだけでは判断がつかないものです。

これまでの経験から何を学び、それをどう一般化して活かしているかといったことについて質問を深め把握することが、異なる環境に飛び込むことになる中途採用においては極めて重要になってくることを意識しておきましょう。

まとめ

かつての日本型経営から大きく変わり、1つの企業に縛られない働き方がどんどん当たり前になってきています。人材が流動化する中で、人材戦略上も中途採用の重要性は増してきます。

変化の激しい時代だからこそ、これまでに何を成し遂げてきたかという結果だけでなく、今後何を成し遂げたいのかという本人の目指す姿と自社のビジョンの「ベクトル」がそろっているかどうかをじっくり確認することが重要です。

さらに、これまでの経験から得た学びを一般汎用化して業種や職種が変わっても活かすことができる「ポータブルスキル」を持ち合わせている人材なのかどうかも面接時には見極めていきましょう。

激化する中途採用市場~面接で人事が押さえておくべき2つの見極めポイントとは~
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労働環境の変化やビジネスパーソンのキャリア観の変化により、今後人材の流動化はさらに進んでいくことが予想されます。中途採用の市場はこれからも継続して拡大していくた.....
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