内定承諾までどうつなげる?今からできる効果的な学生フォローとは?

内定承諾までどうつなげる?今からできる効果的な学生フォローとは?

内定承諾までどうつなげる?今からできる効果的な学生フォローとは? 640 427 株式会社アールナイン

2022年度新卒採用の本選考も始まり、現在の母集団から何名の内定者を出すべきか悩んでいる企業様も多いのではないでしょうか。

今回は、現在の学生動向をお伝えするとともに、最終的に内定を出した学生から承諾を得るために今からできる伏線的フォローについてご紹介いたします。

2022年新卒採用の学生動向

まず、現在の学生の動向について概要をお伝えします。学生が動きだす時期によって状況が変わりますので、今回は3月~4月にかけての学生動向についてレポートします。

  • エントリー数の増加と早期化

3月1日時点、1人あたりのエントリー数は昨年比より1.7社増加しています。理由としては、WEB化が進みエントリーの敷居が下がったことと就職活動の早期化が挙げられます。

4月1日時点になると、エントリー数は落ち着きをみせ、エントリーシートの提出社数が昨年より1.7社上回り、昨年に比べて早い活動ペースで進行していることがうかがえます。

今後も早期化の流れに合わせて、序盤のうちに自社に対する学生の関心・興味、入社意欲をどれだけあげることができるかどうかに重点がおかれることでしょう。

  • 志望業界の多様化

航空・飲食・アパレルなどの業界を目指していた学生は、新型コロナウィルスの影響もあり、志望業界の幅を広げて新たに業界研究や情報収集を行っている状況です。

このように、本来志望していた業界が異なる学生に対して、どのように自社の魅力付けを行っていくかという問題は今年度採用の特徴でもあり難しい課題でもあります。

  • 内定出しの早期化と内定保持期間の長期化

4月1日時点で、すでに38.2%の学生が内定を得ています。そのうち、就職活動を終了したのはほんの1割に留まり、内定を得た後も多くの学生が活動を継続しています。

内定出しから入社までの期間が長期化する中で、最終的に自社を選んでもらうために、いつどのようなフォローが必要かを考えておくことが重要となります。

今では主流となったオンライン面接ですが、学生にとってはコミュニケーションの図り方が難しく、きちんと自分を評価してもらえるのかという不安も少なからず抱えているようです。

また、WEB上だけで自分が欲しい情報を得られるのかについても気がかりな点になっていることから、学生の気持ちを考慮し企業側からできるだけ多くの情報発信をすることもフォローの一環として大切なポイントになります。

出展元:キャリタス就活 2022 学生モニター調査結果(2021 年 4 月発行)https://www.disc.co.jp/wp/wp-content/uploads/2021/04/202104_gakuseichosa_soku.pdf

今からできる効果的な学生との接点ポイント

候補者のフォローをするにも、何かしらの目的が必要ですが、その際に選考を絡めておこなうと効果的です。例えば、選考の前後に以下のような接点の図り方があります。

 ・面接前に人事担当者がアテンドする

面接前は、顔なじみの人事担当者が最初に接点をもつことで学生の緊張をほぐしてあげることができます。

このフォローにより学生も本来の状態で面接に臨めたり、面接官も面接を進めやすくなるため面接通過率も変わってくる可能性があります。

面接前に「これだけ寄り添ってくれる」ということに対して、学生も良い印象を持ってくれるでしょう。

また、面接時に知っておいた方が良い情報については、面接前に伝えておくと学生側も心づもりができるでしょう。(例えば、面接官によって面接の特徴があることを伝える。期待している学生には厳しい質問をされることがある、特に聞かれるポイントがあるなど)

・面接後にフィードバックやフォローを行う

すでに実施されている企業様も多いかと思いますが、面接後どうだったか感想を聞いてみたり、評価された点や今後の対策ポイントなどを伝え、面接のフィードバックを一緒に行うこともフォローの一環となります。

学生がフィードバックを受け、自分自身でどのようにPDCAサイクルを回すことができるかという成長過程を見ることもできます。

このようなフォローを行うことで、面接で知り得た情報を学生はアウトプットすることができ次の選考に向けての対策になります。

また、この企業の選考以外にも役立つ情報となり、学生に対してプラスの印象を与えることにつながります。

 内定承諾につなげる意欲上げのポイント

では、上記のように接点をとっていく中で、どのように意欲上げを行っていけばいいのでしょうか。ポイントを概要でお伝えします。

  • 接点回数をとる

単純接触理論を応用すると、選考以外5.5回以上の接点を持つのが良いとされています。そのため上記の方法で、5~6回を目安に接点を持つとよいでしょう。

※WEBでの接点の場合、コミュニケーションが取りづらいなどの懸念点もあるため、接点回数を増やすことが大切です。1回の時間は短くても構いませんので、回数を重ねて学生が自社のことを考える時間を増やせるよう心がけましょう。

  • 学生のタイプ別にコミュニケーションをとり、信頼関係を構築する

接点回数を重ねるうちに本音で話せるようになることと、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるようになることが重要です。

そのためには、まず学生がどのようなコミュニケーションスタイルなのか(ドライビング、エクスプレッシブ、アナリティカル、エミアブルなど)を見極め、そのうえで似たようなタイプの社員を面談担当やリクルーターとしてアサインしていきます。

相性を合わせることにより会話を弾ませ本音を引き出していくイメージです。人事担当者だけですべてを完結せず、社内の社員の力を借りて実施をしていきましょう。

  • 学生と自社の「重なり・共通点」を伏線的に伝えていく

上記のように学生と社員が接点を持つ際に大切なのは、「学生の志向性」と「自社でできること」の共通点、重なりの部分をいかに伏線的に伝えるかを意識することです。

「自社に来てほしい」という思いを社員からストレートに伝えられると逆に引いてしまう、というのが学生の心理でしょう。ですから、学生と自社の共通点を日頃から伏線的に伝えることが大切です。

いざ最終的な判断をする時に、自然と入社意思が高まっている状態を目指しましょう。例えば他の業界を同時に志望している学生には、業界ごとのメリットを明確にするとともに、学生の志向性に合わせた自社の業界優位性や共通点をそれとなくお伝えしていくイメージです。

まとめ

◇2022年新卒採用の学生動向
「エントリー数の増加(昨年比1.7社増)と早期化」「志望業界の多様化(新型コロナの影響あり)」「内定保持期間の長期化」
◇今からできる効果的な学生との接点ポイント
「面接前に人事担当者がアテンドする・面接後にフィードバックやフォローを行う」「面接後にフィードバックやフォローを行う」
◇内定承諾につなげる意欲上げのポイント
「接点回数を多くとる」「学生のタイプ別にコミュニケーションをとり信頼関係を構築」「学生と自社の《「重なり・共通点》を伏線的に伝える」

 
ここまで、内定承諾を得るための学生の動向に即したフォローについてお伝えしてきました。採用活動においてWEB活用が主流になり直接会えないというデメリットもありますが、一方で簡単につなぐことができるという身軽さを生かし、効果的な接点をとっていきましょう。