リモートワーク実態調査で明らかになった今こそすべき2つのこと

リモートワーク実態調査で明らかになった今こそすべき2つのこと

リモートワーク実態調査で明らかになった今こそすべき2つのこと 640 427 株式会社アールナイン

2021年3月、弊社では民間企業様(有効回答43件)を対象に「リモートワークに関する実態調査アンケート」を実施しました。リモートワークという社員の新たな働き方を機に、様々な取り組みを始めたりコミュニケーションに創意工夫をする企業様が多くみられる結果となりました。それにもかかわらず、「孤独である」「モチベーションが低下している」と感じる社員も多くみられることが今回の調査で浮き彫りになっています。

そこで今回は、調査の結果をご紹介するとともに、リモートワークを継続する上で必要な「今こそすべき2つのこと」についてじっくり解説していきます。

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リモートワーク実施率


まず、2021年3月当時のリモートワーク実施率について調査したところ、「リモートワークを全社で実施している」企業が約4割、「一部の部署で実施している」企業が約3割、「リモートワークを導入していない」企業が約3割という結果になりました。

※以下の調査は「リモートワークを全社または一部の部署で導入している」約7割の企業様のみ対象としています。

リモートワーク下でのコミュニケーション頻度

まず、電話やチャットなど顔を合わせない手段でのコミュニケーションは、約61%の人が取っており、週2回以下のコミュニケーションに留まる人は全体のわずか16%ほどでした。

一方、ビデオ通話など直接顔を合わせる手段に限定したコミュニケーション頻度について聞いたところ、毎日コミュニケーションを取っている人の割合は約39%まで減少。逆に、週2回以下のコミュニケーションに留まる人の割合は約41%まで上昇しました。

リモートワーク下でのコミュニケーション手段

 

僅差ではありますが、テキストより音声を通じて直接会話ができる手段を活用している企業が多いようです。また、同じテキストでのコミュニケーションであっても、リモートワークを機に気軽にやり取りができるチャットシステムの導入を進めた企業も多く(図4)、社内コミュニケーションの手段としては、今やメールよりチャットを活用している企業のほうが多いようです。

リモートワークを機に開始した取り組み

リモートワークを機に開始した取り組みとして最も多かったのが日報などによる業務報告です。リモートワーク下では対面で業務管理をしたり、わからないことをすぐに聞くことが難しい中、日報などで業務の可視化を進めている企業が多いようです。また、企業によっては業務管理をシステム化したところもありました。

また、少数ではありますが、社員のエンゲージメントを可視化できるシステムを導入した企業も見られました。

リモートワークにおける課題

最後に、上司と部下がそれぞれリモートワークについて抱えている課題感について見ていきます。

両者が共通して抱えている課題としては「コミュニケーション不足」です。

図1でみたように、電話・メールを使って頻繁にコミュニケーションを取っている企業は多い一方、どうしてもビデオ通話など直接顔を合わせてのコミュニケーションは少なくなってしまう傾向にあるようです。

また、オンライン会議などで一時的に顔を合わせて話す時間があっても基本的にひとりで業務を進める時間も多く、部下からは「困ったときにすぐ質問ができない」「孤独感を感じる」などの声が挙がっていました。

一方、実際に仕事をしている姿が見えないと、評価をつけるのが難しくなることが懸念されますが、部下を適切に評価できないと悩む上司と比べると、適切に評価されていないと悩む部下の割合は少ないようです。

それよりも注目すべきは残りの3つの項目です。「業務管理ができない」「モチベーションが低下している」「パフォーマンスが低下している」という項目について、上司が課題に感じている割合に比べると、部下が課題に感じている割合が圧倒的に高くなっています。

 

れら3つの課題は相関関係にあり、早めに対処しないと、どんどん負のスパイラルに陥ってしまいます。部下のモチベーションが上がっていない状態で目標について話をしたり、業務の進捗について確認しても、なかなか成果には繋がりません。

今回は、上司として部下のモチベーションを向上させ、コロナ禍でも成果の上がる組織を作るためにできることとして2つのポイントをお伝えします。

今こそすべき2つのこと

❶1on1面談の目的を見直す

今回のアンケートにおいても約42%の企業が「実施している」と回答するなど注目が高まっている1on1面談。ただ、1on1面談の意味合いを「上司と部下による定期的な面談」くらいに捉え、実際に1on1面談を最大限に活用できている企業は案外少ないのではないでしょうか。

1on1面談でありがちな失敗例として、「上司が一方的に話してばかりいる」というものがあります。1on1面談の主役は上司ではなく部下です。普段なんとなく話を進めている方は、部下の話に徹底的に耳を傾けることを意識してみてください。

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❷マネジメント研修を見直す

マネジメント研修を実施している企業は多いですが、同じコンテンツを毎年繰り返し実施しているケースもあるのではないでしょうか。世代による価値観ギャップが大きくなる中、一昔前までは良しとされていたマネジメント手法が、現代ではむしろ逆効果となってしまうことも珍しくありません。

また、最近では「リモートワーク下でのマネジメント」というこれまでほとんどの上司が経験したことのない環境下でのマネジメントスキルも求められます。今の時代に合わせたマネジメントスキル研修についてぜひ一度立ち止まって考え直してみましょう。

現在、弊社では、リモートワークの普及に伴って「1on1面談の代行」や「マネジメント研修の代行」などに関して多くの企業様からご依頼をいただいております。「人」に関する課題にお悩みの人事のみなさま、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

◇リモートワーク実施率
「リモートワークを全社で実施している…42%」「一部の部署で実施している…30%」「リモートワークを導入していない…28%」(2021年3月当時)
◇リモートワーク下でのコミュニケーション頻度
「顔を合わせないコミュニケーション(電話・チャット)…61%」「顔を合わせるコミュニケーション(ビデオ通話)…39%」
◇リモートワーク下でのコミュニケーション手段
「1位:電話…68%」「2位:ビデオ通話…65%」「3位:チャット…61%」
◇リモートワークを機に開始した取り組み
「日報などの業務報告」
社員のエンゲージメントを可視化できるシステムの導入
◇リモートワークにおける課題
部下「困ったときにすぐ質問ができない」「孤独感を感じる」「自分の業務管理ができない」「モチベーションが低下している」「パフォーマンスが低下している」
上司「部下とのコミュニケーション不足」
両者共通の課題「コミュニケーション不足」

◇今こそすべき2つのこと
❶1on1面談の目的を見直す
❷マネジメント研修を見直す

【調査概要】
タイトル:リモートワークに関する実態調査
調査対象:民間企業様
調査期間:2021/3/12(金)~2021/3/19(金)
調査方法:インターネットによる調査
調査地域:全国
提 出 数:有効回答 43
実施機関:株式会社アールナイン