72社の採用担当者に聞いた!母集団形成に関する実態調査-中途編-

72社の採用担当者に聞いた!母集団形成に関する実態調査-中途編-

採用から定着まで企業の成長を支援する株式会社アールナイン(本社:東京都港区、代表:長井亮)は、
この度、中途採用の母集団形成に関する実態調査を実施しました。以下に結果をご報告いたします。

中途採用での母集団形成の手法(複数回答可)

中途採用 母集団

中途採用における母集団形成のために実施している手法を尋ねたところ、最も多く利用されているのは「人材紹介での募集(81.4%)」でした。

昨年の同時期の調査(N=54)では、人材紹介での募集は64.9%であり、16.5%も割合を上げる結果となりました。また、同様に「ダイレクト・リクルーティング」(以下DR)は21.6%から49.2%と利用する企業が大きく増加していることがわかりました。

一方で、「転職ナビサイトへの掲載」は62.2%から59.2%へ、「ヘッドハンティング」は18.9%から8.5%へと、利用する企業が減少していることがわかりました。

母集団形成の手法が様々ある中で、人材紹介やDRでの募集は、転職ナビサイトやヘッドハンティングでの募集に比べ転職に意欲的である候補者にアプローチできることから、注力する企業が増えていると言えます。

質の高い候補者が集まる手法

中途採用 母集団中途採用において最も質の高い候補者が集まる母集団形成の手法について尋ねたところ、トップは「人材紹介での募集」でした。各手法を利用する企業のうち59.2%の企業が、「人材紹介での募集」が最も質の高い候補者を集めることができると感じているようです。

また、ヘッドハンティングは利用している企業が昨年同時期の調査より減っているものの、利用している企業の半数近くが質の高い候補者が集まる手法として有効であると考えていることがわかりました。

中途採用での人材紹介会社の利用社数

エージェント 何社

中途採用で人材紹介会社を利用している企業に利用している人材紹介会社の社数を尋ねたところ、平均4.5社となりました。2社以上利用している企業が81.6%であり、1社からの紹介に頼りきりになるのではなく、複数の会社から紹介を受ける企業が多いようです。

中途採用で利用している人材紹介会社(複数回答可)

エージェント おすすめ

中途採用で人材紹介会社を利用している企業に具体的な会社名を尋ねたところ、最も割合が高かったのは「リクルート(73.5%)」となりました。次に割合が高かったのは「パーソルキャリア(61.2%)」でした。一般に大手人材紹介会社と呼ばれる人材紹介会社を利用している企業が多いようです。

その他では、スポーツフィールド(8.2%)、ギークリー(6.1%)、アイデム(6.1%)ランスタッド(4.1%)、キャリアデザインセンター(2.0%)、レバレジーズ(2.0%)などが挙げられました。

中途採用で利用している転職サイト(複数回答可)

転職サイト おすすめ

中途採用で転職サイトを利用している企業に具体的なサイトを尋ねたところ、最も割合が高かったのは「マイナビ転職(54.3%)」でした。次に割合が高かったのは「エン転職(42.9%)」でした。

エン転職の利用割合は昨年の同時期の調査から22.5%も上がっており、会員数が940万人[1]と最も多いエン転職に掲載する企業が増えているようです。

[1] https://www.neo-career.co.jp/humanresource/knowhow/a-contents-saiyo-tyutohikaku-190627/

中途採用で利用しているDR

中途 ダイレクトリクルーティング

中途採用でDRを利用している企業に具体的なサービスを尋ねたところ、最も利用割合が高かったのは「ビズリーチ(34.5%)」でした。次に割合が高かったのは「doda(31.0%)」、「リクナビNEXT(31.0%)」という結果になりました。

中途採用の母集団の質と量の満足度

中途採用 母集団

中途採用における母集団形成の状況への満足度について尋ねたところ、「量・質ともに不満足」と回答した企業が50.8%でした。

量・質どちらも満足できていない企業が半数以上と、厚生労働省の調査では令和3年の有効求職者数は令和2年よりも増加傾向にある[1]というデータがある一方で、母集団の数と候補者の質の両方を高めていくことに苦戦している企業が多いようです。

[1] https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_23556.html

中途採用の母集団形成における課題

中途採用 課題中途採用における母集団形成の課題を尋ねたところ、最も多く課題に挙がったのは「母集団の数が予定より少ない(52.5%)」でした。前問で量・質ともに満足できていない企業が多く見受けられましたが、その中でも特に量に満足できていない企業が多いことがわかりました。

人材紹介会社からの推薦数を上げるには?

人材紹介会社を利用している企業のうちの約6割が人材紹介は質の高い候補者が集まる手法として最も有効であると感じているという結果がでました。(図2)一方で、図1の人材紹介会社を利用している企業のうちの46.9%が母集団の数が予定より少ないことで悩んでいることがわかりました。

実際に弊社でもお客様と話をしていると、

・エージェントからの推薦が上がってこない

といった人材紹介会社を利用した母集団形成に困っている企業様の声を多く耳にします。

この問題を解決するための方法として、

・契約するエージェントの数を増やす
・エージェント以外の媒体を増やす

などの施策を実施しようとする企業は多いですが、採用担当者の工数が増えたわりに母集団の改善が見られず、事態が悪化してしまうことも少なくありません。

では、どのようにしてエージェントからの推薦数を上げるか。

それは
新規エージェントの数をむやみやたらに増やすのではなく、既存エージェントとの関係構築を見直しましょう
ということです。

エージェントによってリクルーティングアドバイザーとキャリアアドバイザーが別々である場合と同じである場合があったり、エージェントによって導入しているシステムが異なったりしています。

これらのエージェントごとの特徴はネットに掲載されていない場合が多く、エージェントとのやり取りの中で知ることになるため、エージェントとの関係構築が重要となってきます。

またエージェントも同時に多くの企業を担当しているため、企業によって注力度の差が出てきてしまいます。好印象を抱いている企業や募集職種についてよく理解できている企業には推薦数を上げようと頑張ってくれるものです。

一方で、担当者に対してあまり良い印象を抱いていない場合や募集職種の内容あまり理解してもらえていない場合には、後回しになりがちで、推薦数も候補者の質も落ちてしまいます。

エージェントとの関係構築には注意すべきポイントが多くあるため、知識や経験が豊富な採用担当者でないと、せっかく時間をかけても成果が出ないことも珍しくありません。

R09のエージェントコントロールサービス

R09のエージェントコントロールサービスでは弊社に所属する採用のプロが貴社の人事の代わりにエージェントとの関係構築を支援いたします。

採用のプロが代行することでエージェントとの関係構築力が高まり、人事担当者は面接や候補者のフォローなどのコア業務に専念できます。エージェントからの推薦数と質を上げつつ、人事担当者がコア業務に専念することでしっかりと候補者に入社してもらえる状態へ近づけることができます。

中途採用の母集団形成にお悩みの企業はお気軽に弊社 HP よりご相談ください(https://r09.jp/contact/)。また弊社では、ほかにも採用や定着に関して幅広く課題解決をご支援させていただいておりますので、ぜひ貴社のお悩みを聞かせてください。

【会社概要】
社   名:株式会社アールナイン(R09)
代   表:長井 亮(ながい りょう)
設   立:2009 年 7 月 10 日
所 在 地:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー5F
事業内容:採用コンサルティング・アウトソーシング
教育・研修・定着のための社員面談代行
国際キャリア・コンサルティング協会の運営

T  E  L:03-6205-4499
F  A  X:03-6800-2033
U  R  L:https://r09.jp/
E -MAIL:jimukyoku@r09.jp

【調査概要】
タイトル:中途採用の母集団形成に関する実態調査
調査対象:民間企業様
調査期間:2022/2/3(木)~2022/2/9(水)
調査方法:インターネットによる調査
調査地域:全国
提 出 数:有効回答 72
実施機関:株式会社アールナイン

<この件に関するお問い合わせ>
電話 03-6205-4499(広報担当:植本)
植本携帯 080-9708-2523