52社の採用担当者に聞いた!24卒新卒採用に関する実態調査

52社の採用担当者に聞いた!24卒新卒採用に関する実態調査

採用から定着まで企業の成長を支援する株式会社アールナイン(本社:東京都港区、代表:長井亮)は、
この度、24卒採用に関する実態調査を実施しました。以下に結果をご報告いたします。

2024卒新卒採用の採用予定人数

従業員数 採用目標の平均人数
~50名 2.3人
51~100名 5.1人
101~300名 6.0人
301~1000名 13.7人
1001名~ 115.1人

(図1)

2024卒新卒採用における採用予定人数の平均人数は、従業員数別にみると~50名では2.3人、51~100名では5.1人、101~300名では6.0人、301~1000名では13.7人、1001名~では115.1人となりました。

新卒採用 採用人数また、約8割の企業では、2023卒新卒採用に比べて採用予定人数の変更はありませんでした。一方で、昨年同時期に同様の質問をしたところ、2022卒新卒採用に比べて2023卒新卒採用の採用予定人数が少なくなったと答えた企業が3.7%あったのに対し、今回は0%となりました。コロナウイルス感染拡大の影響も少なくなり、感染拡大前に近い形で採用活動を行う企業が多いようです。

2024卒新卒採用に関わる採用担当者の人数

 

採用目標人数 採用担当者の平均人数
1~10名 2.3人
11~20名 2.4人
21~50名 9.5人

※採用目標人数50名以下のみ記載

(図3)

昨年同時期の調査[1]では、2023卒新卒採用に関わる採用担当者の人数は平均4.6人でしたが、2024卒新卒採用に関わる採用に関わる採用担当者の人数は平均5.9人となりました。採用目標人数別にみても、採用目標人数21~50名では平均3.7人から平均9.5人と約2.6倍になりました。採用職種の増加や、母集団が不足することなどを考慮して利用する媒体数を増やしたり、選考中にきめ細かいフォローを行ったりすることを考慮して、採用担当者の人数を増やす企業が多いようです。

[1] https://r09.jp/2021/06/01/pr-32/

2024卒新卒採用の学生の集客を始める時期

 

新卒採用 いつから

24卒採用を開始する時期を尋ねたところ、22年6月には半数以上の企業が集客を開始していることがわかりました。昨年同時期の調査では、23卒採用を開始する企業が過半数を超えるのは2021年7月でした。また、集客を開始する企業が8割を超えるのは、24卒採用では2022年12月、23卒採用では22年2月でした。先月の調査[1]では、選考計画を立て始めた時期、内定出しを開始した時期について、22卒採用より23卒採用のほうが遅いという結果になりました。実際に、22卒採用が上手くいかず23卒採用の計画立てが遅くなったり、23卒の母集団が不足して内定出しの時期が遅くなったりしたという声をお聞きしました。その結果を踏まえて、24卒採用では採用開始の時期を早めて母集団の不足や内定辞退などに備えるようにしている企業が多いようです。

[1] https://r09.jp/2022/04/28/pr-46/

2024卒新卒採用の母集団形成手法

新卒採用 母集団形成

新卒採用 施策24卒採用における母集団形成の際に行う手法について、最も多かったのは「就活ナビサイトへの掲載(84.3%)」となりました。また、23卒採用では実施していなかったが、24卒採用において実施したい手法を尋ねたところ、手法の変更予定がある企業の中で最も多く挙げられたのは学校訪問となりました。コロナウイルス感染拡大による行動制限がなくなっている中で、対面での学校訪問が実施しやすい環境になったことが影響していると言えそうです。24卒採用について従業員数別にみると、従業員数~50名では60.0%、51~100名では42.9%の企業が学校訪問を実施する予定となりました。後術するデータ(図12)とも関連しますが、学校訪問は自社の認知度が低いと感じている企業でより多くの学生に自社を認知してもらえる手法と言えます。学校訪問は地元の学生からの応募を増やしたり、専門的な知識を持った学生の母集団を増やしたりすることができます。

2024卒新卒採用の内容

 

新卒採用 選考フロー

新卒採用 選考フロー24卒採用において23卒採用から内容を変更するか尋ねたところ、約8割の企業が変更しない予定という結果になりました。23卒採用での内容として最も多く挙げられたのは「会社説明会(88.2%)」、次が「適性検査(80.4%)」、その次が「オフラインでの面接(72.5%)」となりました。オンラインの面接よりオフラインの面接を実施する予定の企業が多く、ここでもコロナウイルス感染拡大の採用活動への影響が少なくなりつつあることがわかります。依然として、オンラインでの選考が主流ではありますが、自社の雰囲気をより正確に伝えたり、遠方の学生も応募しやすくしたりするためには、オンラインとオフラインの選考をうまく使い分けていく必要がありそうです。

2024卒新卒採用のインターンシップを行う予定の時期

新卒採用 インターン いつ

24卒採用のインターンシップを実施する予定の企業に対し、実施予定の時期を尋ねたところ、実施時期が決定している企業のうち、23卒採用に比べてすべての時期で、実施する企業が増加していることがわかりました。特に7月までにインターンシップを実施する予定の企業は+10.7ポイントという結果になりました。前述のデータからもわかるように、早めに母集団形成を開始する企業が増えていることがわかります。

2024卒新卒採用のインターンシップの母集団形成方法

新卒採用 インターン 内容

24卒採用のインターンシップにおける母集団形成の手法を尋ねたところ、最も多く挙げられたのが「就活ナビサイトへの掲載(85.0%)」となりました。23卒採用に比べて変化が大きかった手法では、「就活イベントの参加」がオフラインは-3.0ポイント、オンラインが+9.0ポイント、「新卒サイトの開設」が+12.9%となり、選考のオンライン化がより本格化したことがわかりました。また、「学校訪問」が+7.2ポイントとオンラインとオフラインのそれぞれのメリットを上手に活かしていくことが必要となりそうです。

2024卒新卒採用のインターンシップの内容

新卒採用 インターン 内容

24卒採用のインターンシップの内容を尋ねたところ、内容が決定している企業のうち。半数以上の企業が「業務体験型」を実施する予定であることがわかりました。昨年同時期の調査において、23卒採用のインターンシップではセミナー型を実施する企業が66.7%であったのに対し、24卒採用では35.0%となりました。また、23卒採用のインターンシップの内容から24卒採用のインターンシップの内容を変更する企業に対し、変更点と変更理由を尋ねたところ、下記のような意見が挙げられました。より企業や職種を理解してもらえるよう工夫している企業が多いようです。

 

(変更点)                         (変更理由)

オンライン化 昨今の学生の行動パターンに合わせるため
エンジニア職において就労型のインターンシップを検討している 就労イメージを付けたうえでの内定承諾を目指したい
業務体験型に変更 より実態を理解してもらうために
オンラインからオフラインへ変更予定 コロナウイルスによる規制解除に伴う
オンラインから対面に変える 直接学生と会うため
アクティブラーニングを取り入れたインターンシップ より良い人材を見つけるため
対面 実施が可能になったため

(一部抜粋)

2024卒新卒採用の課題

新卒採用 課題24卒採用における課題として最も多く挙げられたものは「自社の認知度が低い(39.2%)」、続いて「母集団の数が不足している(33.3%)」、「マンパワーが不足している(31.4%)」となりました。上位3つのいずれも23卒採用に比べて課題に感じている企業が10%近く上がっており、課題が深刻化しているようです。認知度が低いと感じている企業でも自社の魅力を伝えやすい学校訪問やダイレクト・リクルーティング、人材紹介など施策がありますが、どの施策もマンパワーの不足が懸念されます。

 

自社にあった母集団形成の手法で採用成功を!

母集団形成において、自社の企業規模、業界、募集職種などによってマッチする媒体や手法は異なってきます。

自社の認知度が低いという課題を感じている企業の場合は、ダイレクト・リクルーティングや人材紹介など、より学生に近い距離で募集ができる手法などが有効であると言えます。あるいは、大学のキャリアセンターを利用する学生をターゲットにする学校訪問は、地元での採用や専門職の採用成功につながりやすいと考えられます。採用サイトの運営は、成功につながるまで他の手法と比較して、多くの期間がかかりますが、自社の魅力が伝えやすい手法と言えます。

R09の母集団形成支援サービス

アールナインの母集団形成支援サービスでは、スカウト送信代行、学校訪問、人材紹介会社とのやりとり(エージェントコントロール)など、母集団形成の際にノウハウやマンパワーが必要な手法の支援を、弊社に所属する採用のプロが実施いたします。

採用のプロが代行や支援をすることで、自社の魅力が低いと感じている企業でも質・量ともに満足のいく母集団形成の実現に近づくことができます。

母集団形成にお悩みの企業はお気軽に弊社 HPよりご相談ください(https://r09.jp/contact/)。また弊社では、ほかにも採用や定着に関して幅広く課題解決をご支援させていただいておりますので、ぜひ貴社のお悩みを聞かせてください。

【会社概要】
社   名:株式会社アールナイン(R09)
代   表:長井 亮(ながい りょう)
設   立:2009 年 7 月 10 日
所 在 地:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー5F
事業内容:採用コンサルティング・アウトソーシング
教育・研修・定着のための社員面談代行
国際キャリア・コンサルティング協会の運営

T  E  L:03-6205-4499
F  A  X:03-6800-2033
U  R  L:https://r09.jp/
E -MAIL:jimukyoku@r09.jp

【調査概要】
タイトル:24卒採用に関する実態調査
調査対象:民間企業様
調査期間:2022/5/10(火)~2022/5/17(火)
調査方法:インターネットによる調査
調査地域:全国
提 出 数:有効回答 52
実施機関:株式会社アールナイン

<この件に関するお問い合わせ>
電話 03-6205-4499(広報担当:植本)
植本携帯 080-9708-2523