63社の採用担当者に聞いた!中途採用に関する実態調査

63社の採用担当者に聞いた!中途採用に関する実態調査

採用から定着まで企業の成長を支援する株式会社アールナイン(本社:東京都港区、代表:長井亮)は、
この度、中途採用に関する実態調査を実施しました。以下に結果をご報告いたします。

現在の中途採用の目標採用人数

従業員数 採用目標の平均人数
~50名 2.5人
51~100名 5.0人
101~300名 12.0人
301~1000名 19.3人
1001名~ 47.1人

(図1)

現在の中途採用の目標人数を尋ねたところ、平均人数は従業員数別に、~50名では2.5人、51~100名では5.0人、101~300名では12.0人、301~1000名では19.3人、1001名~では47.1人となりました。

中途採用に関わる採用担当者の人数

採用目標人数 採用担当者の平均人数
1~10名 1.5人
11~20名 2.3人
21~50名 2.6人
51名~ 14.0人

(図2)

中途採用の担当人数を尋ねたところ、採用目標人数別にみると、採用目標人数1~10名では平均1.5人、11~20名では平均2.3人、21~50名では平均2.6人、51名~では14.0人となりました。前術の採用目標人数と合わせて考えると、採用担当1人あたりの採用目標人数は平均6.9人となりました。[1]人事バンクの情報によると、適切な採用担当1人あたりの採用目標人数は5人と言われています。詳細は後述しますが、母集団の数が不足していると感じている企業が半数以上、4社に1社がマンパワーの不足を感じている中で、採用担当1人あたりの採用目標人数が5人以上になる場合は、質の良い母集団を形成したり、業務の一部をアウトソーシングして、コア業務に専念できるようにしたりするなどの施策が考えられます。

[1] https://jinjibank.jp/knowhow/6310/

中途採用を実施する理由

中途採用 理由中途採用を実施する理由として最も多かったのは「人員不足・離職者の補充」でした。次いで、「既存事業の拡大」、「職場の年齢構成の是正」、「将来の幹部候補の育成」、「新規事業への進出」と続きました。昨年の同時期と比較して「人員不足・離職者の補充」は7.3ポイント、「既存事業の拡大」は6.6ポイント上昇する結果となりました。コロナウイルス感染拡大の影響が少なくなり、既存事業の拡大に伴う人員不足を補うために採用活動が本格化している企業が多いようです。

中途採用の母集団形成手法

中途採用 施策中途採用において行っている施策について聞いたところ、全体の過半数の企業が実施する上位3つの施策は「人材紹介会社での募集」、「自社ホームページでの募集」、「転職サイトでの募集」でした。昨年同時期と比較して「人材紹介会社での募集」は7.3ポイント上昇しました。人材紹介会社経由の募集は2022年2月に実施した中途採用における母集団形成の調査では、最も質の高い候補者が集まる施策という結果になりました。一方で、半数以上の企業が母集団の不足を感じているため、効果的な採用を目指すためには人材紹介会社経由で質・量ともに満足のいく母集団を形成する工夫が必要となるでしょう。

契約している人材紹介会社の社数

 

採用目標人数 契約している人材紹介会社の平均社数
1~10名 4.7社
11~20名 6.8社
21~50名 12.0社

※採用目標人数50名以下のみ記載

人材紹介会社 契約数契約している人材紹介会社の社数を尋ねたところ、全体平均は8.0社となりました。2022年2月の調査では、平均4.5社、2~5社利用している企業が51.0%であったことから、利用する人材紹介会社を増やすことで、母集団の不足という課題を解決しようとしている企業が多いようです。一方で、利用する人材紹介会社を増やすと連絡のやり取りが増えるため、マンパワー不足という課題に直面します。本来、人材紹介会社との間で必要となる濃いコミュニケーションが十分に取れず、マッチする候補者の紹介に繋がらないことから母集団不足という課題が解決しない懸念も考えられます。

中途採用において募集している職種

中途採用 職種

中途採用において募集している職種について聞いたところ、最も多かったのが「技術職(53.7%)」であり、昨年同時期と比較して15.2ポイント上がる結果となりま

 

した。株式会社マイナビの調査[1]によると、不足していると感じる職種として最も多いのは「ITエンジニア」、次いで「営業」でした。一般的に技術職やITエンジニアは採用が難しいと言われていますが、実際に需要は高いようです。また、営業職では離職が多く、人手不足となるケースもあります。事前に業務内容や部署の雰囲気を詳しく伝え、ミスマッチを防止することが求められます。

中途採用における選考フロー

中途採用 選考フロー中途採用の選考フローを尋ねたところ、約9割の企業が「書類選考」、約8割の企業が「面接(2~3回)」を実施する結果となりました。母集団不足を感じている企業が多いですが、書類選考や面接での評価基準を明確に定めず、面接官によって基準が異なってしまうと、書類選考や一次面接の段階で自社にマッチしている候補者を不合格にしてしまう可能性があります。

中途採用における選考基準

中途採用 選考基準中途採用における選考基準について聞いたところ、約8割の企業が重視していたのが「コミュニケーション力」、「経験」、「スキル」となりました。一方、「学歴」を重視する企業は約2%と、昨年同時期と比較して5.8ポイント下がる結果となりました。

[1] https://www.mynavi.jp/news/2022/04/post_33725.html

中途採用における課題

中途採用 課題中途採用における課題について聞いたところ、各社さまざま な課題を抱えていることがわかりました。そのなかでも TOP3 に注目すると「母集団の数の不足」「自社の認知度が 低い」「マンパワーが不足している」と並び、母集団の数を増やしたくてもマンパワー不足が懸念となり、思うような施策が打てていない企業が多いようです。

人材紹介会社からの推薦数を増やすコツ

「人材紹介会社からなかなか良い人材の紹介が来ない」と悩んでいる企業は多いですが、ただ果報を待っているだけでは、いつまでたっても成果は上がりません。

人材紹介会社からの推薦数を増やすためには、人材紹介会社の担当者と頻繁にコンタクトを取って良好な関係を築き、密接な情報共有を行う必要があります。

貴社では、人材紹介会社との信頼関係を築き、人材紹介サービスを十分に活用できているでしょうか。例えば、次の 4項目のうち1つでも実施できていない項目があれば、人材紹介会社を上手く活用できていない可能性が高いと言えます。

✅選考の合否を 3 日以内にエージェントに連絡している

✅注力人材紹介会社と定例でミーティングを実施している

✅人材紹介会社採用部署との接点の場を設けている

✅人材紹介会社と一緒に求人票をこまめに修正している

R09のエージェントコントロール

エージェント(人材紹介会社)との関係構築が必要であることはわかっているものの実際にはどこから手をつければよいかわからない担当者の方も多いことと思います。

当社では、貴社に代わって複数社のエージェントの窓口業務を行う「エージェントコントロール」サービスを実施しています。

「エージェントとの関係構築はどうすべきかわからない」

「エージェントとの関係構築にマンパワーを割けない」

そんな中途採用に関するお悩みをお持ちの企業はお気軽に弊社 HPよりご相談ください(https://r09.jp/contact/)。

R09の面接官トレーニング

せっかく自社にマッチした候補者の推薦が得られても、選考基準が定められていなかったり、面接官の目線が統一されていなかったりすると、面接の段階で不合格となってしまう可能性もあります。

当社では、面接官トレーニングを実施しております。

面接官の対応が、不適切な不合格者を出してしまうだけではなく、面接官が無意識に取っている態度や言動が候補者に不快な思いをさせ、内定辞退につながってしまうことも考えられます。

実際に、正しい面接のやり方や面接でやってはいけないことを知らないという声をお聞きします。

そんな面接に関するお悩みをお持ちの企業はお気軽に弊社 HPよりご相談ください(https://r09.jp/contact/)。

弊社では、ほかにも採用や定着に関して幅広く課題解決をご支援させていただいておりますので、ぜひ貴社のお悩みを聞かせてください。

【会社概要】
社   名:株式会社アールナイン(R09)
代   表:長井 亮(ながい りょう)
設   立:2009 年 7 月 10 日
所 在 地:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー5F
事業内容:採用コンサルティング・アウトソーシング
教育・研修・定着のための社員面談代行
国際キャリア・コンサルティング協会の運営

T  E  L:03-6205-4499
F  A  X:03-6800-2033
U  R  L:https://r09.jp/
E -MAIL:jimukyoku@r09.jp

【調査概要】
タイトル:中途採用に関する実態調査
調査対象:民間企業様
調査期間:2022/6/6(月)~2022/6/14(火)
調査方法:インターネットによる調査
調査地域:全国
提 出 数:有効回答 63
実施機関:株式会社アールナイン

<この件に関するお問い合わせ>
電話 03-6205-4499(広報担当:植本)
植本携帯 080-9708-2523