【完全版】大学訪問のやり方とは?具体的な方法とメリットや注意点を徹底解説

【完全版】大学訪問のやり方とは?具体的な方法とメリットや注意点を徹底解説

【完全版】大学訪問のやり方とは?具体的な方法とメリットや注意点を徹底解説 1920 1081 株式会社アールナイン

新卒採用には様々な手法がありますが、中でも今回注目するのは、大学訪問です。

大学訪問は他の手法と違いすぐに採用に直結するわけではありませんが、うまくいけば効率的に自社に合う人材を採用することができます。

今回は、大学訪問にはどんなメリットがあるのか、具体的にどう進めればよいかについてご紹介します。

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大学訪問とは

大学訪問とは、企業の採用担当者が新卒採用のために大学を訪れることです。

初めから大学生と直接コミュニケーションをとるのではなく、まずは就職支援課やキャリアセンターなどを訪問し、関係性を構築していきます。

そこからパンフレットを置いてもらったり、進路相談に来た学生に自社を紹介してもらったり、学内説明会に参加したりします。

大学訪問は学生に早期からアプローチできることや、母集団形成につながりやすいことから、多くの企業で行われています。

特に、採用人数が限られていて自社にマッチする人材をしっかり選別したい企業にとって、大学を選んで母集団を形成できる大学訪問は有効な手法です。

また、地方学生にアプローチしたい企業にとっても、地方の大学に訪問することでターゲットにアピールすることができます。

採用予算に限りがあり、ある程度どのような大学生を対象とするか絞っている企業にもおすすめです。

一方、有名大学だけをターゲットとしている企業にとっては非効率な方法です。

また、大学訪問は長期的な視点で取り組むものなので、単に学内説明会やセミナーにだけ参加することを目的としていても求める人材とのミスマッチが起こるでしょう。

大学訪問のやり方

大学訪問を具体的にどのように進めればよいのか、ステップごとに解説していきます。

ターゲット設定

まず初めに、ターゲットを設定します。

自社の採用計画や採用方針を確認し、どのような人材を求めているかを整理しましょう。

どの大学の出身者にするかを決めるだけでなく、どんなスキルを持った人材がよいのか、どんな人柄ならマッチするのかなど、細かくつめていきます。

新卒を配属させる現場にヒアリングして、どんな人に来てほしいと思っているかを確認することも大切です。

このステップを怠るとミスマッチが起こり、新人の早期退職につながります。

また、近年の新卒採用者をチェックして、どの大学の人材が活躍しているのか傾向を分析することも役立つでしょう。

目標・スケジュール設定

大学訪問の目標とスケジュールを決定します。

まず、採用する大学生の条件を確定させましょう。

そして、その大学生を採用するために大学訪問を通してどんなことを達成したいかを決めます。

例えばキャリアセンターにパンフレットを置いてもらうことなのか、理系学生の採用のために研究室を紹介してもらうことなのかなど、目標は様々です。

大学訪問を始めた途端、特定の大学から数十人も採用することは現実的ではないため、直近で成し遂げたいことを考えてみましょう。

そして、スケジュールもつめていきます。

目標をどこに設定するかによってスケジュールは変わりますが、いずれにせよその年の就活スケジュールを意識しなくてはなりません。

あまり遅いと多くの優秀な学生は他から内定を得てしまい、興味を持ってもらうタイミングすらつかめないこともあります。

反対に早すぎても、まだ学生が就活を意識していない段階でアピールすることになるケースもあるでしょう。

自社と大学双方の就活スケジュールをチェックして、それをベースに考えてみてください。

大学選定

どの大学を訪問するかを選定します。

単に有名大学を片っ端から選ぶようなやり方では、大学訪問はうまくいきません。

自社が求める学生の層を考え、それに適した大学を選ぶ必要があります。

まずは採用実績のある大学や、自社で活躍している社員の出身大学などがおすすめです。

また、前年度の新卒採用で内定者が出ている学校も、関係をつくりやすいです。

一度に大量の大学を選ぶと手が回らなくなるので、2~3校から始めましょう。

訪問大学のリサーチ

訪問する大学を決めたら、その大学についてリサーチしましょう。

どんな学部があるか、どのくらいの規模かといった基本情報から、学部ごとに進学実績などを調べます。

もし自社にその大学出身の社員がいれば、ヒアリングをするのがおすすめです。

特に若手の社員がいる場合、ネットではわからないリアルな最近の大学事情を知ることができます。

どんな企業の学内セミナーに参加していたかなど、具体的な部分まで聞いてみてください。

また、その大学のキャリアセンターのスケジュールを知ると訪問するタイミングをつかみやすいでしょう。

求人票作成

大学を訪問する前に、新卒採用の求人票を作成します。

求人票は職業安定法に基づき、「業務内容」「契約期間」「試用期間」「就業場所」「就業時間」「休憩時間」「休日」を明示しなくてはなりません。

特に社会人経験のない学生からすると、業務内容は重要です。仕事内容や職場の環境など、業務に携わったことがない人でも想像できるように細かく書いた方が、応募率は高まります。

先に決めたターゲットを考え、自社に来てほしい人材が応募してくれるにはどうしたらよいのか、検討しましょう。

契約期間は、正社員と明記すれば無期雇用だということがわかるので問題ありません。

試用期間は、試用期間中に給与や待遇が変わる場合は明記しましょう。

就業場所と就業時間は、営業所によって異なるなど複数の条件がある場合、すべてを網羅的に明記します。

求人票と同時に、会社案内や採用パンフレットも準備しましょう。

求人票はあくまで労働条件などを明らかにするもので、大学生に自社をアピールするものとしては力不足です。

会社案内やパンフレットはビジュアルや写真などを用いたり、社員インタビューを載せたりと、リッチなコンテンツを作ることができます。

学生は求人票はさっと見て、こういった製作物やWEBサイトを中心に検討することの方が多いでしょう。

自社の強みや知ってほしいポイントを整理して、効果的にアピールしていきましょう。

アポ取り

準備が整ったら、大学側に連絡してアポイントを取ります。

大学によって、いつどのように連絡してほしいかを公開していることがあるので、それに沿って連絡をしましょう。

有名大学や首都圏の大学は特に企業からの連絡が集中して、非常に忙しくなることもあります。

その中でわざわざ忙しいタイミングで連絡があると煩わしいと思われてしまうので、要注意です。

訪問

アポイントが取れたら、大学を訪問します。

1回目の訪問で何を達成するか、ゴールを設定しておくと効果が図りやすいでしょう。

また、求人票はもちろん会社案内やパンフレットなどの製作物は少し多めに持っていくと安心です。

大学の就職担当者の方に自社の魅力をわかってもらえるよう、どんな内容をどういった順番で話すかなど決めておきましょう。

場合によっては学生と話せる機会があるかもしれません。

どんな質問が来ても応えられるよう、採用担当者は入念に準備を整えておいてください。

訪問が終わったあとはすぐにお礼の連絡を入れます。

大学訪問は一度きりではなく何度も行って関係性を築いていくものなので、今後の関係が良好になるようその日中にメールなどを送りましょう。

社内での情報共有

大学を訪問した採用担当者は、そこで得た情報を社内で共有します。

1人だけが知っている状態では採用活動にうまく活かせませんし、もし異動や退職があると何も残らなくなってしまいます。

大学訪問のメリット

大学訪問には4つのメリットがあります。

大学訪問の効果を最大化するため、それぞれをチェックしてみましょう。

ターゲットを絞ることができる

そもそもどんな学生が欲しいかを考えてからそれに見合った大学を選んで訪問するため、ある程度ターゲットを絞った採用活動ができます。

マッチする確率が高い学生だけで母集団形成ができるので、自然と採用率も高まります。

応募がどれだけたくさんあってもターゲットとしている層からまったく外れている人材ばかり集まっても、選考の負担が大きくなるだけです。

なるべく効率的に選考を進めるためにも、大学訪問でターゲットを絞ることは大きなメリットになります。

学内の企業説明会に参加しやすい

大学訪問を続けて大学側と関係性が作れると、学内での企業説明会に参加しやすくなります。

これは、どの企業を呼ぶかは基本的に就職課やキャリアセンターが考えて決定しているためです。

学内のイベントに参加することで学生は親近感を感じたりハードルが低くなったりするため、より応募しやすい状況になります。

「わざわざ自分の大学に来てくれている」「自分の大学は採用の対象になっている」と思ってもらえますし、そこでエントリーシートの配布などもでき、スムーズに選考までつなげることが可能です。

接触後の辞退リスクが小さい

大学側と関係性ができることで、大学の就職担当者の方が学生に自社をアピールしてくれたり、すすめてくれたりすることがあります。

いわば大学がバックアップした状態になるので、学生も前向きにとらえ、内定後の辞退などの可能性を減らせます。

特にキャリアセンターからのおすすめがあると、心理的にも無断での辞退や内定承諾後の辞退などがしにくくなります。

コストが小さい

採用サイトへの掲載や合同説明会への出展は、多額のコストがかかります。

数百万円に上ることも多く、採用にそこまで予算をかけられない企業にとっては大きな負担です。

しかし大学訪問は採用担当者の交通費やパンフレット配布のコストなどしかかかりません。

支出を抑えて効率的な採用活動がしたい企業にとっては、非常に有効な手段です。

大学訪問の注意点

大学訪問にはメリットもありますが、その一方で注意点もあります。

下記のポイントはしっかり確認しておきましょう。

時間がかかる

大学訪問は一度行けば終わりというものではありません。

大学側と良い関係性を作るためには、何度も会ってコミュニケーションを続けることが大切です。

そうして初めて自社に対して良い印象を持ってもらい、学内セミナーに呼んでもらったり生徒に自社をプッシュしてもらったりという結果を出すことができます。

そのため、途中で採用担当者が変わると関係性がリセットされる可能性がある点も要注意です。

1~2年で変わるようでは効果が出ないので、大学訪問の担当者選びは慎重にしましょう。

アピールポイントの整理が必要

大学訪問は漠然と行っても意味がありません。

大学側に自社の魅力を知ってもらうため、事前にしっかりアピールポイントを整理することが必要です。

どんな強みがあるのか、他社との違いは何か、なぜその大学の学生がマッチすると考えたかなど、細かくつめておきましょう。

まとめ

大学訪問は新卒採用においてとても効果的な手法です。

自社が狙うターゲットの母集団形成を、効果的に達成することができます。

これまで大学訪問をしていなかった方も、ぜひこれからチャレンジしてみましょう。

【新卒】大学訪問準備シート
【新卒】大学訪問準備シート
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◆大学訪問とは
◆大学訪問のやり方
・ターゲット設定
・目標・スケジュール設定
・大学選定
・訪問大学のリサーチ
・求人票作成
・アポ取り
・訪問
・社内での情報共有
◆大学訪問のメリット
・ターゲットを絞ることができる
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◆大学訪問の注意点
・時間がかかる
・アピールポイントの整理が必要