【徹底解説】大学訪問のメリット・デメリット|5つの手順と3つの秘訣

【徹底解説】大学訪問のメリット・デメリット|5つの手順と3つの秘訣

【徹底解説】大学訪問のメリット・デメリット|5つの手順と3つの秘訣 640 480 株式会社アールナイン

「大学訪問って具体的には何をしに行くの?」

「なかなか希望に合った学生が採用できない」

「よくわからないから結局いつもの新卒採用をしている…」

大学訪問は新卒採用の手法の1つで、大学を何回も訪問しながら信頼関係を築いていくことで多くのメリットが得られます。

今回の記事では、大学訪問についての

  • 定義や目的
  • メリット・デメリット
  • 具体的な進め方
  • 成功させるポイント
  • 向いている企業・向いていない企業

上記を徹底解説しています。

最後まで読んでいただければ大学訪問について網羅的に知識を身につけられるので、自社で大学訪問をおこなうべきか適切に判断できるようになるでしょう。

大学訪問とは?

大学訪問とは、母集団形成や大学と良好な関係を築くことを目的に大学を訪問する新卒採用手法の1つです。

近年も売り手市場が続いていますが、初期費用を抑えて始められることの他にも多くのメリットが得られることから、大学訪問に取り組む企業が増えています。

ただし、デメリットや向き不向きもありますので、自社に合った形で訪問する大学の数や訪問頻度を設定しましょう。

大学訪問の目的とは?

既述にもありますが、大学訪問の目的は主に3つあります。

  • 企業案内や求人票の設置
  • 学内企業説明会・セミナーなど就活イベントへの参加
  • 教員などから学生を紹介してもらう

求人票や企業のパンフレットを置いてもらうことは、そう難しくないでしょう。

しかし就活イベントに参加したり学生を紹介してもらったりするためには、大学のキャリアセンターや教授との信頼関係を構築していくことが必要です。

【参考】プレシキ!SCHOOL:今さら聞けない!大学訪問のメリットとは?訪問までの手順や実践ポイントを解説

大学訪問するタイミングはいつがいい?

結論からいえば、「この時期が妥当です」と一概にはいえません。

理由としては

  • 大学によって就活イベントの開催時期が異なる
  • 採用活動の長期化から訪問時期の計画が難しい
  • 教授が試験や講義の準備、出張などで忙しい

といったことが挙げられます。

訪問する大学のHPから合同説明会やセミナー開催の時期などを情報収集しつつ、自社の採用スケジュールや訪問の具体的な目的も踏まえて総合的に判断するのがよいでしょう。

大学訪問のメリット5選

大学訪問には多くのメリットがあります。

ここでは5つのメリットについて解説しましょう。

1. 低予算で始められる

求人広告の掲載や人材紹介会社を利用するなどの、他の採用手法と比べて低コストで取り組めるのが大学訪問の魅力の1つです。

現在では、大学訪問においてもオンライン化が進んでおり、オンラインで面談することになれば、初めての訪問分に関しては交通費・宿泊費がかからずに済みます。

採用につながった場合の成功報酬が発生しないことはもちろん、求人票を掲示してもらうことに費用が発生しないことを考えると費用対効果は高いといえます。

ただし、学内セミナーなど就活イベントの参加を有料にしている大学もあるということは念頭に置いておきましょう。

2. 質の高い母集団形成ができる

あらかじめターゲットとする人材が多く所属している大学を選定することで、質の高い母集団を形成できます。

大学選びも重要なポイントですが、大学側から人材の紹介を求める場合には担当者の方に自社がどのような人材を求めているのか具体的に伝えることが必要です。

時間をかけて大学との信頼関係を深められれば、採用の質はさらに高まるでしょう。

3. 学生からのアプローチが期待できる

求人票を掲示してもらえれば、学生から直接問い合わせが来る可能性もあります。

また、OBやOGが自社で活躍している場合は大きな強みになり、在学生に興味をもってもらえるチャンスが増えるでしょう。

学生に認知してもらえることは、あまり知ってもらえる機会が少ない中小企業においては特に大きなメリットだといえます。

4. 大学で開催される就活イベントに参加しやすくなる

大学と良い関係を築いて維持できると、学内の合同説明会や就職ガイダンスなどの就活イベントに参加しやすくなります。

というのも、参加できる企業数は限られているためです。

新規の企業は参加枠に入れてもらえるように、学生にとって就職する価値のある企業だということをアピールする必要があります。

5. 競合より早く自社をアピールできる

2021年卒から廃止されるはずだった「就活ルール」は現在も解禁日が定められています。

その一方で、内閣府による2021年の「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」では、就活ルールよりも早く企業説明会(採用を目的としたもの)に参加した学生は65%で半数を超える結果になっています。

採用活動が早期化・長期化している中で、競合他社に後れをとれば優秀な人材を逃してしまうかもしれません。

参考URL:内閣府 学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査 調査結果 報告書(概要版)

大学訪問のデメリット3選

1. 多くのリソースが必要

大学との信頼関係を築くには、一度ではなく何度も大学を訪問する必要があります。

しかし何度も足を運ぶことになると、当然多くの時間を大学訪問へ費やすことになります

さらに人件費だけでなく交通費や宿泊費がかかりますし、訪問する大学の数や関わる人数が増えれば2倍、3倍とかなりのコストがかかります。

2. 即効性がある施策とはえない

大学訪問をしたからといって、すぐ目に見えて効果がわかるわけではありません。

既述したように、大学訪問は時間をかけて大学との関係性を築いていく必要があるからです。

1、2年かけたとしても大きな成果が見込めるとはいえないでしょう。

さらに、オンライン面談の場合は対面よりも信頼関係の構築に時間がかかる傾向があります。

なるべく早く成果を出したいのならば対面で面談する方が効果的でしょう。

3. 採用実績につながらない可能性がある

上述したように、かなり多くのリソースを割く必要がある大学訪問ですが、メインの目的は母集団形成であることがほとんどでしょう。

そのため必ずしも採用実績につながるわけではないのが辛いところです。

もちろん大学側との関係性が深まれば学生を紹介してもらえる可能性もあります。

しかし学生との接触機会が増えることや学内の就活イベントに参加できることは、応募や選考に進んで内定が決まることに必ずしも直結しません。

大学訪問の進め方5ステップ

ここでは、大学訪問の具体的な進め方を5ステップに分けてご紹介します。

ステップ1.ターゲットを明確にする

まずは現在の自社の事業内容やこれからの計画に必要な人材像を明確にします。

現在活躍している社員数名をモデルとして、大学時代の

  • 専攻していた分野
  • サークル・部活動
  • アルバイト
  • 上記以外の経験

などを聞いてみるのもよいでしょう。

自社の必要としている人材がどのような人物なのかを具体的なイメージに落とし込みましょう。

また、ターゲットが入社してくれるには大学訪問でどのような活動をするべきかを考えることも必要です。

大学活動の目的もはっきりさせておきましょう。

ステップ2.大学を選定する

大学訪問において訪問先の大学を選ぶ行程は非常に重要です。

初めて大学訪問を行う場合に自社と何の関係もない大学を選ぶのは、あまりおすすめできません

信用を積み上げていくのに0からのスタートとなり、難易度が高いからです。

逆に自社にOB・OGや内定者がいるなど大学と何らかのつながりがある場合は、在学生も自社に興味をもってもらえる可能性があります。

大学側との信頼関係の構築も比較的スムーズになるでしょう。

ステップ3. 自社の魅力やアピールポイントを絞る

次に、自社の魅力や競合との差別化ポイントを考えましょう。

既存の社員が入社を決めた理由を参考にすると、自社の強みが見えてくるかもしれません。

また、大学側の立場から考えて「学生を安心して送り出せるような職場なのか?」という不安を払拭できるようなアピールポイントを考えることも大切です。

ステップ4.訪問の準備をする

事前に訪問予定の大学の情報を集めます。

  • 大学訪問を受け入れているか
  • 求人票の書式や提出の仕方
  • 学内企業説明会の有無
  • キャリアセンターや就職課の活動状況

上記の他にも、訪問の目的を達成するために必要な情報をまずはWeb上で調べ、わからないことは大学に直接問い合わせしましょう。

大学によっては連絡が取りやすい時間帯や連絡方法がホームページに記載されている場合があるので、なるべく窓口の負担にならないよう配慮して問い合わせましょう。

また、下記のようにインターンシップとそれ以外の就職活動で担当者が異なる場合もあります。

  • インターンシップ→教員
  • 就職支援→キャリアセンター職員

それぞれの担当者を訪問できるように漏れなく確認しておきましょう。

ステップ5.訪問する

ステップ4の事前準備をしっかりとしたうえで、実際に大学を訪問します。

アポイントなしで訪問するのはお互いにとって貴重な時間を無駄にする行為ですので賢明とはいえません。

企業のマイナスイメージにもなりかねませんので、必ずアポイントを取ってから訪問しましょう。

既述にもあるように、大学側としては

  • 学生が入社して活躍できるか?
  • 安全に働ける環境か?

上記のような不安を感じているはずです。

安心して学生に紹介できる企業だということをアピールしましょう。

紹介用の資料を作成して持参するとわかりやすく伝えられるので効果的です。

大学訪問を成功させるためのポイント3つ

長期的に時間をかけてじっくり大学との信頼関係を構築していく必要がある大学訪問。

信用を失わないようにするための3つのポイントをご紹介します。

1. 丁寧な対応を心がける

こちらがいろいろとお願いをする立場だということをわきまえて、忙しい中対応してくださる大学の方に感謝の気持ちで対応しましょう。

訪問や学内企業説明会の参加を希望するのなら、ギリギリのスケジュールで提案するようなことは避けましょう。

急な対応を強いることになり、大学側としては負担に感じてしまいます。

質問や日程調整などへの回答は迅速にすることも心がけるとよいでしょう。

すぐに返答が難しい場合は、一言「ただ今立て込んでいるため、〇〇日までにお返事させていただきます」と伝えておくだけでも不安にさせることはないですし、好印象を与えられます。

2. 担当者を変えずに訪問する

訪問する人が毎回違うと信頼関係を構築しづらくなります。

大学側としては前回の訪問時と同じやり取りが増えて負担に感じたり、不信感を抱いたりすることもあるかもしれません。

信頼関係を構築するためにも、特別な理由がない限り同じ担当者での訪問を続けましょう。

そのほうが担当者同士で逐一情報共有する手間も省けますし、大学側の負担も軽減できます。

一方で、自社にOB・OGが在籍している場合は同行してもらうと信頼度が高まるので、OB・OGに協力を求めるのもよいでしょう。

3. 訪問後のフォローも忘れずに

訪問したあとは、時間を作っていただいたことに対するお礼のメールを忘れずに送りましょう。

あわせて、不安や疑問があれば遠慮なく担当者まで伝えていただくようにして、回答は迅速にすることが信用を積み上げるコツです。

また、その年の採用活動が終了したときに報告を兼ねてお礼のあいさつに伺うことも大切です。

例え訪問先からの採用が0だったとしても、翌年の採用につなげられるようにお世話になった感謝を伝えましょう。

その際にもアポイントは取ってから行くのがマナーです。

自社に大学訪問は必要か?

大学訪問に向いている企業

ここまでの情報をもとに、大学訪問に向いている企業の特徴をまとめました。

  • 大学訪問の目的がはっきりしている
  • 知名度が低いが、離職率も低い
  • ある程度リソースを確保できる
  • 自社のOB・OGが訪問に協力的

大学訪問に向いていない企業

逆に、大学訪問に向いていない企業の特徴は以下の通りです。

  • 新規参入のハードルが高い有名大学のみをターゲットにしている
  • 学内合同説明会・セミナー参加のみを目的としている

まとめ

大学訪問には長期的に取り組む必要があり、決して簡単にできるとはいえません。

しかし低予算でスタートできる点や信頼関係を構築することで得られるメリットは多く、魅力的です。

誠実な対応を心がけ、正しい手順で地道に取り組めば企業と大学の双方が発展できるよい関係を築けるでしょう。

もし「大学訪問をしたいけど割けるリソースがない…」とお悩みでしたら、ぜひ一度アールナインまでお問い合わせください。

◆大学訪問とは?

・大学訪問の目的とは?

・大学訪問するタイミングはいつがいい?

◆大学訪問のメリット5選

1.低予算で始められる

2.質の高い母集団形成ができる

3.学生からのアプローチが期待できる

4.大学で開催される就活イベントに参加しやすくなる

5.競合より早く自社をアピールできる

◆大学訪問のデメリット3選

1.多くのリソースが必要

2.即効性がある施策とはいえない

3.採用実績につながらない可能性がある

◆大学訪問の進め方5ステップ

・ステップ1.ターゲットを明確にする

・ステップ2.大学を選定する

・ステップ3. 自社の魅力やアピールポイントを絞る

・ステップ4.訪問の準備をする

・ステップ5.訪問する

◆大学訪問を成功させるためのポイント3つ

・丁寧な対応を心がける

・担当者を変えずに訪問する

・訪問後のフォローも忘れずに

◆自社に大学訪問は必要か?

・大学訪問に向いている企業

・大学訪問に向いていない企業