人材紹介について徹底解説!どんなメリット・デメリットがある?

人材紹介について徹底解説!どんなメリット・デメリットがある?

人材紹介について徹底解説!どんなメリット・デメリットがある? 640 480 株式会社アールナイン

企業が新しく人材を募集する際には、様々な方法があります。中でもおすすめなのが人材紹介です。無駄な採用コストをかけず、優秀な人を採用することができます。

そこで今回は、人材紹介にはどんな特徴があるのか、どのようなメリットデメリットがあるのかについて解説します。

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人材紹介とは

人材紹介とは、採用の募集をかけている企業に対して求職者を紹介するサービスです。「一般紹介型」「アウトプレースメント型」「サーチ型」の3つにわかれ、それぞれ特徴が異なります。

一般紹介型は最もよくある形で、業界や業種、年齢、経験などに制限を設けていません。様々なタイプの求職者を紹介でき、登録者の数も多いのが特徴です。どんな業界の企業でも利用できますので、3種類の中でも1番ハードルが低いでしょう。

アウトプレースメント型は、企業が倒産したり、リストラにあったりといった理由で職を失った方を対象とした人材紹介です。「リストラされるような人材は実力や経験が足りていないのだろう」と思うかもしれませんが、実際には経営難に陥った企業が、価値のある人材も人員削減の対象にせざるをえないという場面は数多くあります。

そのため、他社でしっかりと経験を積んでノウハウを学んだ状態の人材が、思いがけず転職市場に現れることになるのです。そういった貴重な人を採用できる点で、アウトプレースメント型は非常に優れています。

サーチ型は、求人を出している企業に合わせた人材を、紹介会社が探してスカウトするという形です。基本的には役員や幹部候補生、マネージャーなど一定以上の層を対象としています。

他の型とは違い転職活動中ではない人にもアプローチができるため、より可能性が広がります。転職潜在層を対象にしているため、他の人材紹介や転職サイトでは見つけられない人と出会える点が、大きなメリットです。

人材紹介のメリット

人材紹介を利用した採用には、6つのメリットがあります。

初期費用が抑えやすい

人材紹介は成功報酬として料金が発生するため、初期費用がかかりません。例えば転職サイトに求人広告を掲載するとなると、それだけで数万~数十万円のコストがかかります。掲載した結果、応募が一切なかったとしても支払ったお金は返ってきません。広告作成のための人的コストまで考えると、かなりの赤字になってしまいます。

しかし人材紹介は、募集を開始した段階では特に費用がかからないため、もし紹介がなく誰も採用できなかった場合でも、金銭的なデメリットが発生しません。書類選考や面接を通し、採用に至ったらそこで初めて人材紹介会社に報酬を支払います。

手間がかからない

人材紹介を利用すると、採用までに必要なタスクが少なくなります。採用業務では本来、求人票の作成や写真撮影、書類選考などが必要です。たいていの場合、他の業務と並行しながら行わなければなりません。

しかし人材紹介会社を利用すれば、要件を担当者に伝えるだけで適した人材をピックアップしてもらえます。要件を満たさない人に不採用の連絡をしたり、一度に大量の応募があった場合でも、それらすべてを人材紹介会社が対応してくれますので、採用担当者は手間がかからないというメリットがあります。

要件を満たした人物で母集団形成できる

求人票には必ず募集要件を記載します。学歴や資格、業界経験、職種経験など、内容は様々です。未経験OKの場合でも、最低限のPCスキルや社会人経験などは必須とすることがあります。しかし、きちんと募集要件を明らかにしているにもかかわらず、それらを確認していない人から応募があるケースも珍しくありません。

そのため、一見すると一定数の母集団が形成できたと思っても、ふたを開けてみたら面接したいと思える人は1~2人しかいなかったという経験があるのではないでしょうか。人材紹介を利用すれば、担当者が要件を確認しすべて満たしている人だけを紹介してくれるので、きちんと意味のある母集団形成ができます。

自社の魅力を伝えやすい

商品を買う時にレビューがあると、お店の主観的な意見ではなく利用者の客観的な意見を知ることができ納得感も得られますが、転職においても客観的な情報は大切です。例えば、求人票に「未経験の方も歓迎します」と書いてあっても、「実際は冷遇されるのではないか」と心配になることはあります。

人材紹介は担当者が自社の良さを第三者の立場で伝えてくれるので、説得力が増し求職者により具体的にアピールできます。また、同時にいくつもの企業を見ている人材紹介の担当者だからこそ、他社と比べた時の魅力を伝えてくれるという点もポイントです。

スピード感のある採用ができる

求人票の準備には時間がかかり、完成まで1週間以上必要となることも多々あります。しかし人材紹介なら募集要件だけ担当者に伝えればすぐに探し始めてくれるため、スピーディに採用を始められます。

予想外の退職や求職などで、新しい人がすぐに必要な場合は人材紹介が特におすすめです。担当者にいつまでに採用したいかを伝えて、すぐに面接・入社できるステイタスの人をピックアップしてもらいましょう。

非公開で求人をかけられる

新たな事業を立ち上げたり、事業再構築をしたりといった事情は、同業他社に知られたくないものです。しかし転職サイトなどに情報を載せてしまうと、こういった状況を誰でも知れるようになってしまいます。

人材紹介を使うと非公開で募集をかけられるため、こういったリスクがありません。また、応募が非常に多くなりそうなポジションでの募集も、非公開にすることで採用工数を簡略化できます。

人材紹介のデメリット

人材紹介は優秀な方を効率的に集めるのに、非常に有効的な手段です。しかし一方で、デメリットもあります。

人当たりの採用コストが高くなることがある

人材紹介を利用すると初期費用はかからないものの、トータルでの採用コストは高くなることがあります。プランや利用する人材紹介会社にもよりますが、1人を採用すると求職者の理論年収の30~35%を支払うためです。

年収300万円の人を採用したら90~105万円程度ですが、年収900万円の人を採用した場合は270~315万円ほどかかります。また、複数人を採用するとその分コストがかかるので注意が必要です。特に、経営陣や幹部候補生などハイキャリアを採用する際には事前に金額を確認しましょう。また、いくつかの人材紹介会社を比べて予算を比較する必要もあります。

採用ノウハウがたまらない

人材紹介を利用すると、採用担当者は手間をかけることなく優秀な人材を採用することができます。しかしこれには、採用ノウハウが蓄積されないという側面があります。今後、予算などの都合で自社独自の採用をしようとしても、具体的にどうすればいいのかわからなくなるリスクがあります。

応募者とのトラブルが起こるケースもありますし、想定よりコストや時間がかかってしまうこともあるでしょう。そのため、人材会社を利用しつつ、自社での採用活動も並行させることがおすすめです。

希望する人材が見つからないこともある

基本的に、人材紹介会社は自社に登録している求職者の中からピックアップして募集を出している企業に紹介します。そのため、もし登録者の中に見合った人がいなければ、適切な人材を採用することができません。

サーチ型であれば登録者だけでなく、ポジションに見合った人を新たに探してくれるため、ぴったりな人材が見つかる可能性は上がります。しかしサーチ型はエグゼクティブ層をメインとしているため、それなりの条件を用意しなければ希望する人材が選考に進んでくれないことも多いようです。

どんな人を探しているか整理し、環境を整えたうえで人材紹介を利用するようにしましょう。

大量採用しにくい

人材紹介は、1名から少人数の採用に多く利用されます。一度に10名以上を必要とする大量採用には、あまり向いていません。もちろん人材紹介会社に「15名採用したいから探してほしい」と依頼することはできますが、その会社の登録者の中に見合う人材が十分揃っているかどうかはわかりません。

また、特定の経歴を指定していたり、ニッチな研究職を募集していたりすると、そもそも人を集めにくいということもあります。大量採用や特定の条件での採用の場合は、人材紹介以外の方法も合わせて検討したほうがいいでしょう。

人材紹介の利用を成功させるためのコツ

人材紹介を利用してぴったりな人材を見つけるためには、いくつかのコツがあります。以下の3つはしっかり押さえておきましょう。

自社の強みを整理する

人材紹介に登録している人は、いくつもの企業から自分が働く場所を決めようとしています。つまり、しっかりと自社の強みをアピールできなければ「魅力がない会社」だと判断されてしまい、選考に進んでもらえない可能性があるのです。また、そういった企業は人材紹介の担当者からも求職者におすすめしにくくなります。

だからこそ、まずはどんな強みがあるのかを整理しましょう。給与や福利厚生といった待遇から、自社が目指しているもの、経営理念など、様々な角度で見直してみましょう。

情報をこまめに更新する

人材紹介を利用している企業は多く、担当者のもとには常に新しい案件が入ってきます。そのため、一度お願いしたきりだとどんどん古くなってしまい、うまく紹介してもらえない可能性もあります。

そうならないよう、情報をこまめに更新しましょう。募集してからしばらく経っても連絡がない場合は、条件を緩和したり業務内容についてアップデートしたりなど、担当者とコミュニケーションを取ると効果的です。また、もし紹介された人を不採用にした場合は、何がダメだったのかを伝えることでより精度の高い紹介につながります。

自社にとって適切な会社を選ぶ

人材紹介会社にはいろいろな特徴があり、それぞれ強みや特徴を持っています。今、自社で探している人材を見つけるにはどんな会社がよいのか、しっかり見極めましょう。

スピーディな採用を目指すなら、登録者の多いところがおすすめです。専門的なスキルを持った人が必要なら、その分野に強いところを選びましょう。地方にある企業なら地域密着型の会社がおすすめですし、予算も考慮しなくてはなりません。すべてがぴったりというパターンはあまりないですが、中でもより希望に沿った会社を選別しましょう。

まとめ

人材会社を利用することで、手間をかけずに自社に合った人材を見つけることができます。メリットとデメリットの両方を鑑みたうえで、ぜひ一度利用してみましょう。