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【内定者の就活体験談】Vol.2~就職活動と教職課程の両立~

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【内定者の就活体験談】Vol.2~就職活動と教職課程の両立~

2024年9月17日

はじめに

こんにちは。アールナイン24卒内定者の小黒叶雅と申します。

アールナインでは総合職での内々定をいただき、現在内定者インターンをさせていただいております。

今回は内定者の就活体験談Vol.2ということで、私の就活体験談をお伝え出来ればと思います。

 

個人的にはごく普通の就職活動を行ってきたと感じており、何か特別な取り組みをしてきたという訳ではないのですが、どのような流れで就職活動を進めてきたのか現在就職活動をされている皆さまの参考になれば幸いです。

また私は大学で教職課程を履修しており、自分自身の将来に悩みながら教職と就活を両立してきました。本記事では、両立する中での苦悩やどのようにして自分に適している職業を見つけ出したのかについても触れていきます。

 

教職と就活を両立するに至った経緯

まず私の就活体験談を進める前に、教職課程と就活を両立した経緯についてお伝えします。

両立に至った理由は、「自分に本当に適している職業を見つけたい」という思いが芽生えたためです。

 

私は中学生の頃から教職に興味を持っており、教員免許を取得できる大学を選んでいたことから、教職課程を履修することは私にとって自然な流れでした。

ただ教育学部の所属ではなかったため、学部学科の勉強+@で教職課程を履修するというスタイルであったこと、大学の講義を通して民間企業に対する「就職活動」に触れる機会が多くあったことから、教職課程を履修しながらも就活に関する情報を得られる環境で大学生活を送ることができていました。

 

そのような状況で教職課程の勉強を進めていくうちに、自分は教師に向いていないのではないかと感じることが多くなり、視野を広げ、適職を見つけるべく就活を始めることとなりました。

 

就職活動の流れ

  
 大学3年6月~7月中旬

   ・準備

   ・自己分析

   ・合同説明会参加

   ・夏インターンエントリー 

 

 大学3年7月中旬~10月

   ・インターン・会社説明会参加

   ・早期選考開始

   ・業界研究、企業研究

 

 大学3年11月~1月

   ・選考

   ・企業決定

こちらが私の大まかな就活の流れになります。もちろん、就活に対するモチベーションや置かれている状況はひとりひとり異なりますので、本記事は一例として参考にしていただければ嬉しいです。上記に挙げました就活スケジュールと照らし合わせながら、時系列に沿って記事を進めていきます。

 

大学3年6月~7月中旬

私は大学3年の6月から本格的に就活を始めました。実は、大学2年の10月頃から大学で開講していた就活講座に参加していたのですが「まだ2年生だから」という気持ちもあり、がっつりと就活を始める気持ちにはなれませんでした。その後、サークルの代替わりが落ち着いた大学3年の6月にようやく本格的にスタートすることとなります。

就活ツールの準備

私が行ったのは以下の3つです。

  • 就活サイト登録

6月は夏インターンのエントリー開始時期でした。そのため、エントリーしなければならないという焦りから一気に登録を済ませました。その時期に登録したのはこちらのサイトです。

 ナビサイト:マイナビ、リクナビ、あさがくナビ

 逆求人サイト:OfferBox

 情報入手用:Openwork、ONE CAREER

皆さんも就活を始める際にはこのようなサイトに登録するかと思いますが、使用を始める前に各サイトの特徴を把握してほしいと思います。

私はそれぞれの特徴や使い方を理解していないまま一度に多くのサイトに登録してしまったことで、それぞれのサイトを適切に使えるようになるまで時間がかかってしまいました。就活を進める中では、自分に合うサイトを見つけたり用途に合わせた上で使い分けしたりすることが大切であるため、ぜひ皆さんには各サイトの特徴を十分に把握してから登録することをおすすめします。

 

  • 就活用ノートの作成

自己分析から説明会で入手した情報、面接で話したいことまで就活に関する事柄をなんでもメモできるようなノートを用意しました。持ち運びがしやすいA5サイズ(1冊目:方眼、2冊目:無地)を使っていました。

 

  • 就職四季報の購入

就職四季報とは、就活生に必要な企業の情報や選考データなどの情報が網羅されている書籍です。就職四季報には様々な種類があるのですが、この時期の私は業界問わず女性が活躍している企業について知りたかったため『就職四季報 女子版』を購入しました。

 

特に行わなかったこと

  • 就活用メールアドレスの作成

就活用のメールアドレスを作成せず、大学で配布されていたものを使っていました。

私はメールが届いたらこまめにチェックするタイプでありメールが埋もれるということがほぼ無かったため、新たに作成する必要性を特に感じていませんでした。しかしながら、私の周りでは作成している人が多かったので、ご自身の性格に合わせて作成するか否か考えていただければ大丈夫だと思います。

自ら積極的に、就活媒体や企業からの情報を見逃さないような環境を整えていきましょう

 

1歩ずつ始めた就活

周囲が本格的に就活を進めていく中で焦っていた私は、就活といえばこの2つという印象があったものから始めてみました。

  • 自己分析

「性格診断」と「適職診断」を用いて自己分析を進めていました。マイナビやリクナビをはじめとした就活媒体では、自己分析に繋がるような「性格診断」や「適職診断」を提供してくださっています。自分自身の性格や長所・短所は性格診断で理解し、自分に向いている職業については適職診断を用いて調べていました。

 

  • 合同説明会参加

就活に関する様々な知識を得るために合同説明会に参加しました。

夏休み終了までに5回ほど、オンラインと対面のどちらの説明会にも参加し、自分が興味のある業界や企業を見つけ出す機会にしました。入退室自由であったり興味のある企業の話だけでも聞けたりすることがほとんどですが、オープニングや説明会の途中で「近年の就活の実態」や「就活の進め方」といった講座を開いてくださることも多くあるため、自分が必要としている情報を得られる講座には積極的に参加していました。

 

一見、就活開始の段階からぎっしりと詰め込んでいたように見えますが、当時は教育実習の内々諾や学期末試験を控えていたこともあり、就活の予定はほどほどにしていました。

 

7月下旬~10月

ワクワクの夏インターン

夏休みは多くの企業のインターンや会社説明会に参加していました。私の参加状況はこちらです。

 エントリー開始:6月中旬~

 参加時期:7月下旬~9月下旬

 参加数:13社

 業界:出版、印刷、文房具、教育、人材、不動産、旅行

夏休みの時点で興味のある業界がはっきりとしていたため、7つの業界の中で大手から中小企業までを見るようにしていました。企業はナビサイトで探すことが多かったです。自分が興味のある業界や企業の話を聞けることが本当に楽しみで、次から次へとエントリーしていました。

参加数13社は多くも少なくもないと感じていますが、合同説明会で出会った企業も含めると就活開始から9月にかけて30社ほどの企業の話をお聞きしました。

なお、私は複数daysのインターンには一度も参加したことはなく、半日もしくは1dayタイプのインターンに参加していました。当時は興味のある業界が多く、複数days開催の1社をじっくりと見るよりもできるだけ多くの企業について知りたい思いが強かったことが理由です。そして、素敵な会社に出会えたらいいなという気持ちで参加していました。

 

このように自分の意思でインターンの予定を詰め込んだものの、8月末から9月下旬にかけて疲労が蓄積してしまいます。インターンの無い日にはアルバイトを入れ、友人と適度に遊び、9月には教職課程の一環である介護等体験があり…という状況で、何事も全力で活動するうちにいつの間にか心身を休ませる余裕がなくなっていました。

 

業界絞りに悩んだ10月

夏インターンの疲労蓄積や後期の授業開始により、10月頃は夏に比べると就活とは距離を置くようになりました。しかしながら、週1ペースで企業説明会に参加していたことや9月中旬からはアールナインの選考が始まっていたことから、興味のある業界・企業に対する思いは膨らむばかりでした。

そのため、就活する上では業界を絞らなくてはいけないという意識はあったものの、出会った企業の事業内容すべてが魅力的に見えてしまい、「あれもやりたい、これもやりたい」とどの業界に対しても諦めがつかない状況に陥っていました。「私は業界を絞ることなんてできない」とさえ思っていました。けれども業界を絞る必要性や就活の軸を見出すことに悩み、リクルーター※の方に相談したところ、私は人材業界に向いているのではないかと気付くことができました。

※リクルーター…アールナインの選考に進む就活生ひとりひとりについてくれ、選考のサポートや就活相談をしていただけます。

その理由は以下の通りです。

 

  • 様々な業界と接点を持つことができるため

多くの業界に興味があった私にとって、業界問わず様々な企業と取引することができる人材業界はまさに理想の業界でした。接点を持つ際には、業界理解や企業理解を入念に行ったうえで企業や個人にマッチしたサービスを提供するという特徴があるため、人材業界だけでは得られないような知識も幅広く身につけることができる点に大変魅力を感じました。

 

  • 人々の「キャリア」に興味を持っていたため

教職課程の授業を通して、進路指導やキャリア形成の分野に大変興味を持っていました。加えて、人材業界を調べていくうちに「ひとりでも多くの人に自分らしい人生を歩んでほしい、そしてそのお手伝いをしたい」ということに気付き、誰かの意思決定や人生設計に携わる仕事に従事したいと思いました。

 

このような理由から人材業界に絞ることができ、就活の方向性が明確となったことでモチベーションも急激に上がりました。それまで多くの業界に興味を持っていたにもかかわらずこんなにも潔く絞ることができたのは、自分に本当に合っている業界や事業内容を発見することができたためです。逆にいえば、それまでの自己分析や業界研究が足りていなかったということです。早期選考真っ只中で自己分析の甘さに気付くことが出来た私は、マインドマップで自分の過去の経験から未来像、どのような働き方をしたいかをひたすら書き出しました。

 

11月~1月

待ち構えていた両立の壁

人材業界1本で就活することを決意しアールナインの選考も順調に進んでいた矢先、教職の大きな壁が立ちはだかりました。12月上旬に模擬授業※の予定が入ったことで、アールナイン3次面接→グループワーク→模擬授業→最終面接と1ヶ月の予定がぎっしりと詰まってしまったのです。 

※模擬授業…教壇に立ったことを想定して自らが教員役、学生が生徒役となって行う授業のことです。

 

そのため、時間と心に余裕がないという状況となり、就活期間で最も精神的にきつい時期であったと感じています。この頃は自分で選んだ両立の道を後悔する場面が頻繁にあったため、アールナインで教員免許を持っていらっしゃる社員さんとお話させていただき、自分でもじっくりと考えた結果、アールナインの選考次第で就活1本にするか否か決断することにしました。それくらいアールナインとの出会いは自分の中で大きなものとなっていました。

教職と就活のどちらも怠りたくなかったため、アールナインの選考においては以下のような準備をしました。

 

  • アールナインノートの作成

会社説明会、HP、Wantedlyで得た情報をノートにまとめていました。アールナインは様々なサイトを用いて会社の情報を提供しているため、自分が見やすいように1つに整理していました。コラムや社員インタビュー記事は全て目を通しました。

 

  • 社長が出演している動画の視聴

最終面接官は社長であったため社長が出演している動画を事前に1つずつ見ていき、「どのような人柄であり、どのような価値観であるのか」を細かく理解するようにしていました。

 

アールナインに限らずどの企業であっても企業理解の程度を見られます。また、選考の際に得た情報は面接だけではなく企業に入社してからも必要となります。必ず入りたいと思えるような企業に出会えた際には、「もう調べることがない」と思えるまでくまなく情報収集することをおすすめします。

 

企業決定

12月下旬に最終面接を受けて内々定をいただき、年明けの1月に正式に内々定を承諾しました。

アールナインは第1志望であったため悩まず承諾したのですが、その決め手となったのはこちらです。

  • 独自性のある事業内容である
  • 会社全体がポジティブな雰囲気に包まれている
  • 接点があった社員の方全員と一緒に働きたいと思えた
  • 自分が働いているイメージができた
  • 面接を通して運命的なものを感じる瞬間がいくつかあった

選考全体を通して不安を感じる要素が全くなかったこともあり、アールナインであれば安心して働けるという気持ちでいっぱいだったため、迷いなく承諾しました。

 

おわりに

今回は私の就職活動を振り返りました。教職との両立は「大変」という一言では収まらないくらい本当にしんどいものでした。ただ、沢山悩んだ一方で成長できた点があることも確かです。最後に両立していて成長できた点、そして就活が成功した秘訣についてまとめさせていただきます。

ー成長できた点ー

  • スケジュール管理能力の向上
  • 1日ごとに目標を決め、その目標を達成する力
  • 心身に無理のない範囲で物事を計画する力

ー成功の秘訣ー

「必ず〇月までに就活を終わらせる」という目標を立てない

※あくまでも私の場合です

成功の秘訣に関して少し説明させていただくと、目標を立てることはもちろんよいことでありますし、期間を設定しているからこそモチベーションがあがるというのも事実です。しかしながら、「人生をかけているからこそ、ご縁のある会社に出会えるまで就活を続けることが自分のためになるのでは?」と私は考えていました。そのため、いくら時間がかかってもいいから自分が本当に働きたいと思える企業に出会えるまで頑張るぞ!というマインドで就活をしていたことで、3年の12月というかなり早い段階でご縁のある企業に出会い、内々定をいただけたのだと思っています。

 

教職も無事に継続することができ、教育実習での経験は何にも代え難い人生の宝物となりました。そして、自分のキャリアプランについて見つめ直す貴重な機会となりました。今では教職と就活を両立していて本当によかったと思っております。

 

学業やアルバイトをはじめ、就活と何かを両立させなければならない時期は必ずやってきます。両立することは簡単なことではありませんが、その状況を上手く利用しながら前向きな気持ちで就活を進めていただければと思います。

「休めるときに休み、就活するときは楽しみながら本気で行う」という気持ちで、自分の適職を見つけてみてくださいね。

 

▽就活体験談Vol.1はこちら

【内定者の就活体験談】Vol.1 〜自分の軸を探し続けた就職活動〜

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