【263名の学生に聞いた】採用代行サービスに関する本音 社員ではない人が面接を代行するのはあり?なし? ~採用アウトソーシング(RPO)の本質的な価値とは~

【263名の学生に聞いた】採用代行サービスに関する本音 社員ではない人が面接を代行するのはあり?なし? ~採用アウトソーシング(RPO)の本質的な価値とは~

株式会社アールナイン(本社:東京都港区、代表:長井 亮)では、2009年より第三者として面接・説明会などの採用プロセスを代行する「採用アウトソーシング事業(RPO)」を行っております。一方でRPOに対して「採用は自社でやるものだ」「実際の社員ではない人が採用活動をしていることを候補者が知ったら企業イメージの損失に繋がりかねないのでは」といった声が多くあるのも事実です。そこで今回弊社の2023卒採用において、社員ではない第三者であることを明かしたうえで、弊社業務委託パートナーと学生が個別面談を実施。実施後、263人の学生に回答してもらった「第三者が採用プロセスを代行することについてどう思うか?」というアンケート結果をご報告します。

【採用アウトソーシング(RPO)とは】

採用アウトソーシングとは、”Recruiting Process Outsourcing”の略で、採用活動に関する業務を企業に代わって実施することを指します。代行業務は多岐にわたり、実際に弊社では面接・説明会などの選考業務の代行から、母集団形成におけるスカウト送信や大学訪問の代行、内定承諾後のフォロー面談や内定者研修の代行など幅広くご支援させていただいております。また、弊社ではRPO=”Recruiting Process Optimization”(採用プロセスの最適化)と位置付けており、単なるマンパワーの代行ではなく、採用成功に向けたプロセスの設計などのコンサルティングも実施しております。お客様に対する課題のヒアリングや解決策の提案は社員が行い、実際の代行業務は弊社と業務委託契約を結ぶ約450名の「人材プロフェッショナル」が実施している点はRPO業界の中でも弊社ならではの特徴です。

【採用アウトソーシング(RPO)に対するバイアス】

採用アウトソーシングのサービスに価値を感じ、利用する企業が増えている一方、「会社の根幹である採用を第三者に委託するなんてありえない」「実際の社員ではない人が採用活動をしていることを候補者が知ったら企業イメージの損失に繋がりかねない」など、RPOにネガティブなイメージを抱えている企業が多いこともまた事実です。「採用ホームページや採用動画の作成をプロに任せることは当たり前。でも、「面接や説明会を第三者のプロに任せることには抵抗がある」という価値観は、外注文化の浸透によってすこしずつ変わってきている。そんな風向きの変化は感じつつ「実際に選考を受ける候補者からみた採用アウトソーシングの印象」については、これまであまり語られなかったように思います。

【実際の就活生に第三者が採用プロセスを代行することについての本音をアンケート調査】

そこで、今回弊社では、自社の2023卒採用の選考プロセスの一部に採用アウトソーシングの概念を導入。弊社がお客様にさせていただいているように、第三者の人材プロフェッショナル(業務委託パートナー)の方に初回面談と一次面接を担当いただきました。尚、人材プロフェッショナルの方には自分が社員ではないことを学生にきちんと伝えたうえで業務をご対応いただいております。そして、後日「先日は第三者が面談を実施させていただきましたが、社員ではない人が採用プロセスを代行することについてどう思いますか?」という聞き方で学生にアンケートをいたしました。その結果は次のようになりました。

【95.4%の学生が「非常によいと思う・よいと思う」と回答】

採用代行 

(集計期間:2021年8月2日~10月8日 N=263)

非常によいと思う  :68.4%
よいと思う     :27.0%
特に悪くないと思う :4.2%
あまりよくないと思う:0.4%

学生へのアンケート結果は、「非常によいと思う」と「よいと思う」の回答が95.4%を占めました。一部のお客様による「自分の志望企業の選考プロセスを第三者が代行しているなんてガッカリ、と思われてしまうのでは」という懸念を払拭するような結果になった要因はどこにあるのでしょうか。上記のように回答した具体的な理由について学生に聞いた中から、一部を抜粋してご紹介いたします。

理由1:客観性な視点から企業を理解することができる

第三者ではなく実際の社員から話をする方が、日々の経験に基づいたリアルな話をお伝えできます。しかし、学生の立場としては「ポジティブな面ばかり話そうとしていないか?」「ネガティブな面を隠そうとしていないか?」と勘ぐり、実情はどうなのだろうと気になることが多くあります。しかし、ネット上に掲載されている情報だと信憑性が定かではなかったり、同級生や先輩に聞いた話も結局は社員から聞いた情報だったりと、真の意味で第三者の立場から見た客観的な情報を得ることが大変難しい状況です。そこで、RPOサービスを導入することによって、学生としては第三者からの客観的な意見を聴くことができ、実際の社員が面談するよりもむしろ会社への信頼性や面談への信頼度が上がる場合が多くあります。しかし、ずっと第三者からの意見しか聞けないのでは学生の企業理解の不足や企業に対する不信に繋がる懸念も。初回面談は第三者が担当し、選考に進んだ学生に対しては社員が直接面談をするなど役割分担をすると、より効果的かと思います。また、「自分を客観的に評価してもらえたこと」を第三者が介在するメリットとして感じている学生がいる点も特徴的です。そこで弊社では、どこの企業でも大きく評価基準が変わらないうえにマンパワーがかかる一次面接を第三者が代行し、二次面接以降に進んだ学生については社員の方に判断していただくという形で採用活動を代行させていただくことが多くなっています。

<実際の学生の声>

貴社を客観的に見ることができる方の立場から様々なお話を伺うことができる機会は貴重であったため。
客観的な視点で就活生と企業がマッチしているのかを見てくださるため、両方が納得出来る就活・採用を効率的にできると感じたため。
✓第三者ということもあり、通常では聞きにくい他企業との差や類似点、パートナーから見てどう思っているかといった質問をしやすかったのでよかったです。
企業をそのように第三者の視点から見た意見というのは就活生にとって非常に貴重なものでした。
第三者の方から見た、企業の強みを伺うことができたため、非常に良いと感じました。
✓とてもフランクにお話しすることができ、客観的な社風を知ることができたため。
客観的な視点から会社の説明を聞くことができ、さらに納得できる部分も多かったから。

理由2:ありのままの自分で本音を話せる

実際の社員が面談する場合、学生は必要以上に無駄な力が入ったり、気を遣うことも。その結果、「これを聞いたらまずいかも?失礼かな?」などと考えてしまい、本音で返答することが難しかったり、本当に聞きたいことが聞けないといった事象がよく起こります。「この面談は選考とは一切関係ないので、何でも聞いてくださいね」と事前に伝えることで本音を引き出せるよう工夫している企業もありますが、やはり学生としては「本当に選考に関係ないの?」「福利厚生や離職率については聞きにくい…」といった思いを拭うことはできない場合が多いと聞きます。しかし、第三者が話をすることで学生は「素の自分」を出すことができ、実際の社員には聞きにくいことも聞けたと感じてくれているようです。これは学生にとってのメリットになるだけでなく、企業にとってのメリットでもあります。たとえば、「実際の志望度はどうか?」など実際の社員から聞くと学生が身構えてしまうような質問も第三者から聞くことにより、学生はすんなり答えてくれる場合も多いです。弊社では「リクルーター代行」という形で、選考の合間に第三者として学生と選考とは無関係の個別面談を行い、就活の状況や志望度を確認したり、入社に当たって不安なことを聞き出すようなサービスも提供しています。

<実際の学生の声>

✓社員ではなく、パートナーが面談をすることで、お互いに本音で話すことができると感じたから。
✓社員よりも客観的な視点から貴社についての説明をいただけたことに加え、ぶっちゃけたことも質問できたので優れたシステムだと思いました。
社員さんだと選考に影響するのではないかと思う部分があるが、パートナーさん相手だと少しリラックスして話せたから。
✓「これを聞いたらまずいかな、、失礼かな、、」というような考えがなく思ったことを言うことができたり、聞くことができるため。本音を言いやすいし、企業側から見ると本音を引き出しやすいと思う
とにかく話しやすいと感じた。社員の方相手だと、無意識に構えてしまったり、自分を少しでもアピールしようとして過剰になってしまったりするが、第三者に対してあれば、偽りのない「素の自分」を呈示することができると実感したから。

理由3:就活やキャリアについての相談ができる

実際の社員が面談や面接をすると、どうしても会社の魅力について伝えたり、学生の能力を見極めるための時間になりがちです。自社にとって優秀な人材を確保するための採用活動ですから当然なのですが、ここであえて学生が就職活動に関して悩んでいることや将来のキャリアについて相談に乗ってあげることで、「この会社は自社のことだけでなく学生のことを親身に考えてくれているんだ!」と学生からの信頼を獲得することができ、志望意欲の醸成に繋がります。また、実際に面談や面接を代行する第三者のなかには採用に関する豊富な知識を持ち、多くの学生や転職者のキャリア相談に乗ってきた経験があるプロも多くいます。そのため、学生が就活の軸として掲げている項目と企業の魅力を上手く結びつけて伝えたり、学生の将来のキャリアを一緒に考える中で企業のビジョンを浸透させるなど、ただの人生相談ではなく、採用成功のための布石として戦略的に面談を行うことなどもできます。また、他社と迷っている学生の志向を整理し意思決定を支援するための面談や、すでに内定承諾をしている学生がモチベーションを落とさず、前向きに入社してもらうための定期面談という形で代行の依頼をいただく場合も多くなっています。

<実際の学生の声>

✓会社の説明がわかりやすかったのはもちろんだが、個人的な話も聞いてもらえて雑談もできたので、初めての面談だったがリラックスしてできたし、面談してよかったと思えた。
✓貴社とどのあたりがマッチングしているのかを第三者的にお教えいただいたり、これまでの経験や長所・短所をお話しした際にこの部分は強調したほうがいいなど詳細にお教えいただいたりした。
✓初めての面談ということで不安があったが、会社についてはもちろん、個人的な就活の相談にも乗っていただきとても有意義な時間を過ごすことができたから。
就活の状況や人事目線からの面接のアドバイスなど参考になる情報を教えていただけたから。
サイトでは入手できない情報や、面接に関するアドバイスなどをくださり、お話も非常に盛り上がったからです。
就活に関しても私自身にあった話をしてくれたためとても興味を持てたため。

まとめ:採用アウトソーシング(RPO)は企業と候補者双方にとってメリットの大きいサービス

今回は弊社が263名の学生に聞いたアンケート結果をもとに、採用アウトソーシング(RPO)の本質的な価値に迫りました。「自社の採用を代行していることが候補者ににわかってしまうと印象が悪いのではないか」という心配を裏腹に、実に95.4%の学生が、社員ではない人が面談や面接を実施することに対して前向きな意見を持っていました。主な理由としては、❶客観的な視点から企業について理解できる ❷ありのままの自分で本音を話せる❸就活やキャリアについての相談ができる、の3つが挙げられました。今回の結果を見ると、「学生からの印象が良くないかもしれない」と思っているのは企業側だけで、実は学生の多くは第三者が採用プロセスを代行することに抵抗感を感じていないのかもしれません。とはいえ、第三者が選考プロセスを代行するときには事前の準備や学生への伝え方が大切で、きちんとした立て付けができていないと、「第三者からの説明では企業について理解ができなかった」「第三者に落とされるなんて納得いかない」などの不満に繋がりかねません。ただ、適切な準備がないと学生の不満や不安を募らせ、採用が失敗に繋がってしまうのは自社だけで採用を進める場合も同じです。ぜひ今の採用活動がいまくいっていないと感じている企業様がいらっしゃいましたら、我々アールナインまでお問い合わせください。採用成功に向け、全力でサポートをさせていただきます。

【会社概要】
社名:株式会社アールナイン
代表:長井 亮(ながい りょう)
設立:2009年7月10日
所在地:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー5階
事業内容:採用コンサルティング、採用実務アウトソーシング、教育・研修、国際キャリア・コンサルティング協会の運営
TEL:03-6205-4499
FAX:03-6800-2033
URL:http://r09.jp/
E-MAIL:jimukyoku@r09.jp