73社の採用担当者に聞いた!新入社員研修に関する実態調査

73社の採用担当者に聞いた!新入社員研修に関する実態調査

採用から定着まで企業の成長を支援する株式会社アールナイン(本社:東京都港区、代表:長井亮)は、この度、新入社員フォローに関する実態調査を実施しました。以下に結果をご報告いたします。

22年度新入社員向け研修

新入社員研修新入社員研修の実施形態について尋ねたところ、最も多かったのは「対面とオンライン両方で実施した(45.8%)」となりました。昨年同時期と比較すると、「対面のみで実施」が+4.2ポイントとなりました。コロナウイルス感染拡大の影響が少なくなる中で、オンラインのみで研修を実施する企業は少なくなっています。後述するように、オンライン時のフォローが満足にできないという課題を感じている企業が多いため、感染対策に気を付けながら可能な限り対面で研修を行ったり、オンライン研修の場合でも新入社員が不安を感じないような仕組みづくりをしたりすることが求められそうです。

22年度新入社員の研修期間

新入社員研修の期間を尋ねたところ、最も多かったのは「3ヶ月(26.1%)」となりました。昨年同時期と比較して+15.1ポイントとなりました。また、研修の内容について尋ねたところ、最も多かったのは例年通り「ビジネスマナー研修(94.2%)」でした。昨年同時期と比較すると、「業務体験を含む研修」が+27.6ポイントとなっており、それに伴い研修期間が長くなった企業がいると考えられそうです。さらに、「コンプライアンス研修」も+16.1ポイントであり、不祥事の予防(個人情報保護、SNSの取り扱い、ハラスメント)に関する研修を行う企業が今後も多くなりそうです。

来年度の新入社員研修

来年度の新入社員研修の実施形態について尋ねたところ、「オンライン研修は実施しない予定」と答えた企業が昨年同時期と比較して+3.8ポイントとなりました。また、施策について尋ねたところ、最も多かったのは「研修内容を変更する(24.6%)」でした。昨年同時期と比較して、「研修を外部に委託する」が+4.1ポイント、「研修担当者を増やす」が+13.0ポイントとなりました。後述するように、コロナ禍に入社した社員のフォローに関する課題としてコミュニケーション不足を感じている企業も多いため、研修担当者を増やすことはコミュニケーション不足という課題の改善の1つの施策となりそうです。研修担当を増やしたくても増やせない企業や、オンライン研修が難しいと感じている企業は外部に委託するという選択も視野に入れることができそうです。

新入社員向けフォローアップ研修・施策の内容

 

24卒向けインターンシップの内容について尋ねたところ、業務体験型が58.6%、セミナー型が53.4%という結果になりました。株式会社i-plugの同調査によると、24卒学生が夏インターンシップの内容について職業体験を通して働くイメージをつけることを求めている学生が最も多くなっています。自社について知ってもらうセミナー型のインターンシップにおいても、志望業界や職種を絞っていないあるいは絞り切れていない学生が働くイメージを色濃く持てるようなコンテンツを取り入れることが求められそうです。

24卒採用のインターンシップの広報手段

 

インターンシップ 広報手段

新入社員向けフォローアップ研修・施策の内容について尋ねたところ、最も多かったのは「研修で学んだことを講師と共に振り返る」・「研修後から現在までの自分を振り返る」・「人事面談や上司面談(1on1面談)の実施」で42.0%となりました。昨年同時期と比較して、「研修で学んだことを講師と共に振り返る」は+6.2ポイント、「人事面談や上司面談(1on1面談)の実施」は+9.9ポイントとなりました。また、フォローアップ研修・施策に対して感じている課題を尋ねたところ、最も多かったのは「マンパワー不足(15.9%)」で、半数以上の企業は課題を感じていないという結果になりました。ちなみに日本能率協会による22年度新入社員意識調査[1]では、理想の上司の条件として「仕事について丁寧な指導をする人」が1位となっており、意欲や能力を高めるために、上司や人事へ期待することの1位は「成長や力量に対する定期的なフィードバック」という結果になっています。せっかく、1on1面談や研修の振り返りという施策を導入していても、マンパワー不足の中で行う施策では、「丁寧な指導」という点に物足りなさを感じて、入社後ギャップや「大事にされていない」という不満や懸念に繋がるケースも考えられそうです。

[1] https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000016501.html

コロナ禍に入社した社員のフォロー

また、新入社員を問わずコロナ禍に入社した社員のフォローに関して感じている課題について尋ねたところ、「リモートワーク時に満足にフォローできていない」・「同期同士のコミュニケーションが不足している」が1位で30.6%という結果になりました。前述した日本能率協会の調査と合わせても、満足したフォローができていない・コミュニケーション不足は不満に感じる新入社員がいてもおかしくありません。

アールナインの第三者面談サービス

アールナインの第三者面談サービスでは、傾聴のプロが面談を担当するため、本音をヒアリングしやすい環境をつくることが可能です。マンパワー不足を感じている人事担当者の単なる代行ではなく、丁寧な指導を求めている新入社員にとっても満足できる面談の場となります。また、傾聴のプロとの面談の場を新入社員に提供することは、新入社員が身に付けたいと思っているコミュニケーション能力を身に付ける場の提供にもつながります。

新入社員のフォローに限らず、社員の定着に関するお悩みを抱えていらっしゃる方は、ぜひ株式会社アールナインまでお気軽にお問い合わせください。(https://r09.jp/contact/

【会社概要】
社   名:株式会社アールナイン(R09)
代   表:長井 亮(ながい りょう)
設   立:2009 年 7 月 10 日
所 在 地:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー5F
事業内容:採用コンサルティング・アウトソーシング
教育・研修・定着のための社員面談代行
国際キャリア・コンサルティング協会の運営

T  E  L:03-6205-4499
F  A  X:03-6800-2033
U  R  L:https://r09.jp/
E -MAIL:jimukyoku@r09.jp

【調査概要】
タイトル:新入社員フォローに関する実態調査
調査対象:民間企業様
調査期間:2022/9/1(木)~2022/9/11(日)
調査方法:インターネットによる調査
調査地域:全国
提 出 数:有効回答 73
実施機関:株式会社アールナイン

<この件に関するお問い合わせ>
電話 03-6205-4499(広報担当:植本)
植本携帯 080-9708-2523