75社の採用担当者に聞いた!中途採用に関する実態調査
採用から定着まで企業の成長を支援する株式会社アールナイン(本社:東京都港区、代表:長井亮)は、この度、中途採用に関する実態調査を実施しました。
以下に結果をご報告いたします。
現在の中途採用状況
2021年10月現在、中途採用を実施している企業の割合は81.3%。約5社に1社の企業が採用活動を一時停止・延期していた昨年同月比17.1%増の数字と比較すると、この1年間の間に採用活動を再開した企業が増加していることがわかります。また、中途採用における昨年1年間の合計採用人数を聞いたところ、過半数の企業は1名~10名という回答でした。
中途採用をする理由(複数回答可)
中途採用を実施する理由について聞いたところ、約4社に3社が該当した理由は「人手不足・離職者の補充」(74.2%)でした。次いで約2社に1社の企業が該当したのは「既存事業の拡大」(51.5%)でした。一方、「職場の年齢構成の是正」「将来の幹部候補の確保」といった理由で中途採用をしている企業は約4社に1社。「新規事業への進出」のために中途採用を実施している企業が10%未満でした。
中途採用に関する課題(複数回答可)
中途採用に関する課題を聞いたところ、最も多かった回答は「応募者が少ない」(53.0%)。次いで多かった回答は「応募者が要件に合致しない」(39.4%)でした。多くの企業では選考前の母集団形成のフェーズに課題を抱えていることがわかります。「どのように要件に合った候補者を多く集めるか?」というのが中途採用を成功させるためのポイントになりそうです。
新型コロナウイルスによる影響
中途採用に関して新型コロナウイルス感染拡大前と比較してみると、約6割強の企業は変化なしとの回答でした。残り4割弱を見ると、約半数は以前より活発、残り半数はいまだに採用活動を一時停止していることがわかりました。
また、新型コロナウイルス拡大初期と比較するとさらに「以前と変わらない」と回答する企業の割合は増え、すこしずつ中途採用の市場が元に戻ってきていることが推察されます。
中途採用における施策(複数回答可)
中途採用において実施している施策を聞いたところ、最も多かったのは「人材紹介会社での募集」(69.7%)でした。次に「自社ホームページでの募集」「転職サイトでの募集」「ハローワークでの募集」と続いています。ここまでが中途採用における主要な施策となっているようで、リファラル採用・ダイレクトリクルーティング・ヘッドハンティングなどを活用している企業はまだまだ全体を見ると多くはないようです。また新型コロナウイスルの影響もあってか転職フェアやイベントへの参加をする企業は全体の7.6%に留まりました。
最も重点を置いている施策施策
各社様々な方法を使って採用活動を進めているようですが、その中で最も重点を置いている施策について聞いたところ、約50%の企業は「人材紹介会社での募集」、約25%は「転職サイトでの募集」、残り25%が「その他」という結果になりました。さきほど「どのように要件に合致した候補者を多く集めるか?」が中途採用を成功させるためのポイントと言いましたが、そのなかでも多くの企業にとっては「人材紹介会社を使ってどのように要件に合致した候補者を多く集めるか?」が課題となっているようです。最後に、この問題に対する弊社の見解を解説して終わりたいと思います。
新入社員向け研修後のフォローアップ研修・施策の内容(複数回答可)
フォローアップ施策の内容として唯一過半数を超える企業が実施していたのが、研修後から現在までの自分を振り返ること。次に多かった内容は、研修で学んだことを講師とともに振り返ることでした。ほかには研修で学んだことを発表する、新入社員同士でディスカッションをする、キャリアプランを作成する、OJTの実施などの回答がありました。また、最近フォロー施策として注目を集めているのが、人事や上司との1on1面談の実施です。今回の調査でも約3社に1社の企業が実施していることがわかりました。
人材紹介会社を使ってどのように要件に合った候補者を多く集めるか?
実際に弊社でもお客様と話をしていると、
- エージェントからの推薦が上がってこない
- エージェントからの推薦者が要件に合っていない
など人材紹介会社を使った母集団形成に困っている企業様の声を多く耳にします。
これらの問題を解決するための方法として、
- 契約するエージェントの数を増やす
- エージェント以外の媒体を増やす
などの施策を実施しようとする企業は多いですが、採用担当者の工数が増えたわりに母集団の改善が見られず、事態が悪化してしまうことも少なくありません。
では、そんな企業様に対して我々であればどんなふうにアドバイスさせていただくか。
それは、
新規エージェントの数をむやみやたらに増やすのではなく、
既存エージェントとの関係構築を見直しましょう
ということです。
- エージェントからの推薦が上がってこない
- エージェントからの推薦者が要件に合っていない
といった問題は、エージェントとの関係構築の見直しを図ることで、案外すんなりと改善されることも多いです。
エージェントも同時に多くの企業を担当しているため、どうしても企業によって注力度に差が出てしまいます。
この差がどのように生まれるかのカギを握るのがエージェントとの関係の深さ。
エージェントも人間なので担当者に対して好印象を持っている企業に対してはより推薦を上げるようと頑張ってくれるものです。
逆に、担当者に対してあまり良い印象を抱いていない場合には、後回しになりがちで、当然候補者の数も質も落ちていってしまいます。
「この企業のために頑張りたい!」
とエージェントに思ってもらうことがポイントです。
※そもそも今現在エージェントとどれくらい関係構築ができているか知りたい人はこちらのチェックシートに回答してみてください。(https://r09.jp/2021/02/01/dl-4/)
チェックがついた数が10個以下の場合、エージェントとの関係構築がうまくいっていない場合が多いです。(裏を返せばこれからエージェントとの関係を見直せば、推薦者の数と質の改善が見込める可能性は高いです)
さて、ではエージェントとの関係構築をするために具体的にどんなことをするかというと、
- 定期的にミーティングを実施する
- エージェントの目標を把握する
- 会社の魅力について定期的に伝え、求人票の内容を見直す
- 選考の合否を3日以内に連絡する
- 選考結果が不合格だったときには、ダメだった点だけでなく良かった点も伝える
など、本当にたくさんのポイントがあります。
これらを徹底できればできるほど、エージェントからの信頼を獲得でき、推薦者の数や質は確実にアップします。
しかし、そもそもマンパワーが足りていない中でエージェントとの関係構築を強化するにはかなりの労力が必要です。
また、注意すべきポイントが多くあるため、知識が豊富な担当者が入らないと、せっかく時間をかけても成果が出ないことも珍しくありません。
そこでおすすめなのが、
R09のエージェントコントロールサービス
R09のエージェントコントロールサービスでは、弊社に所属する人材領域のプロフェッショナルが貴社の人事の代わりにエージェントとの関係構築をサポートします。
サービスの特徴としては下記2点。
①人材領域のプロフェッショナルが業務を代行
②人事のマンパワーが削減できる
これら2つのメリットによって、貴社では人事の対応業務は減るのに、人材紹介会社からの紹介数は増加するという状況を作りだすことができます。
以下エージェントコントロールで対応できる業務の例です。
【採用設計】
- 採用要件の見直し
- メッセージの検討
- 選考フローの見直し
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【母集団形成】
- 新規AGT開拓
- 既存AGTとの関係構築
- 既存AGTからの推薦増
- 各AGTの求人票修正
- AGT向け説明会実施
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【選考】
- 書類選考スクリーニング
- 選考結果の丁寧なFB
- 求める要件の言語化
- 面接同席
- リクルーターフォロー
たとえば、実際にエージェントコントロールを導入した企業では、全てのエージェントをカテゴリーに分け、アクションの内容や手法を変えて対応したところ、推薦数が月間30人から240人にまで上昇させることができました。
弊社ではほかにもエージェントコントロールに関する事例を豊富に取り揃えております。
- エージェントからの推薦数が上がらない
- エージェントからの推薦者が要件に合わない
そんなお悩みを抱えている企業様はぜひこの機会にアールナインまでお問い合わせください。
一緒に解決のヒントを考えさせていただきます。
【会社概要】
社 名:株式会社アールナイン(R09)
代 表:長井 亮(ながい りょう)
設 立:2009 年 7 月 10 日
所 在 地:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー5F
事業内容:採用コンサルティング・アウトソーシング
教育・研修・定着のための社員面談代行
国際キャリア・コンサルティング協会の運営
T E L:03-6205-4499
F A X:03-6800-2033
U R L:https://r09.jp/
E -MAIL:jimukyoku@r09.jp
【調査概要】
タイトル:中途採用に関する実態調査
調査対象:民間企業様
調査期間:2021/10/5(火)~2021/10/12(火)
調査方法:インターネットによる調査
調査地域:全国
提 出 数:有効回答 75
実施機関:株式会社アールナイン
<この件に関するお問い合わせ>
電話 03-6205-4499(広報担当:植本)
植本携帯 080-9708-2523