60社の採用担当者に聞いた!23卒新卒採用に関する実態調査

60社の採用担当者に聞いた!23卒新卒採用に関する実態調査

採用から定着まで企業の成長を支援する株式会社アールナイン(本社:東京都港区、代表:長井亮)は、
この度、23卒採用に関する実態調査を実施しました。以下に結果をご報告いたします。

2023新卒採用における採用目標人数

新卒採用 目標人数

2023年卒新卒採用における採用目標人数を聞いたところ、従業員数~50名の企業では平均 2.6名、51~100名では平均4.3名、101名~300名では平均 7.9名、301~1000名では平均 17.3名、1001 名~では平均 103.6名を目標としていることがわかりました。

新卒採用 状況

合わせて、22卒採用の採用目標人数と比較しての変化を尋ねたところ、減ったと答えた企業は6.7%となりました。昨年同時期に同様の質問をしたところ(21卒と22卒採用の目標人数の変化)、減ったと答えた企業は約21%でした。新型コロナウイルス感染拡大の影響も徐々に少なくなり、新卒採用を本格化していく企業が増えていると考えられそうです。

2023新卒採用に関わる採用担当者の人数

新卒採用 採用担当 人数

採用に関わる採用担当の人数を聞いたところ、半数以上の企業が1人または2人ということがわかりました。採用目標人数などによって採用担当者の人数の目安は変わるため、一概に何名体制で採用活動を進めるべきと断言することはできません。しかし、今回の調査では母集団不足を課題と感じている企業が多いようですので、少ない人数でより効率よく質の良い母集団を集められる方法を考える必要があると言えそうです。

採用担当以外に2023新卒採用に関わる社員の人数

新卒採用 社員 人数

前回の調査(https://r09.jp/2021/04/30/pr-31/)でも述べた通り、就職みらい研究所の調査では、従業員数 300 人未満の企業であっても採用目標を達成した企業では、「平均 6.5人の他部署のメンバーが採用に関わっている」ということがわかっています。一方で、65%の企業では、採用に関わる採用担当者以外の社員の人数が5人以下でした。昨年同時期の調査でも約64%の企業では、採用に関わる採用担当以外の社員の人数が5人以下でした。採用に関わる社員の数を増やしていくことが今後の共通課題となりそうです。

2023新卒採用の採用計画を立て始めた時期

新卒採用 採用計画 いつから

23卒採用の計画を立て始めた時期を尋ねたところ、最も回答が多かったのが「2021 年 10月」。この段階で半数以上の企業が採用計画を立て始めていたようです。昨年同時期の調査では、22卒採用の計画を立て始めた時期として最も回答が多かったのが「2020年4月」、採用計画を立て始めた企業が半数を超えたのが「2020年8月」でした。コロナウイルス感染拡大の影響で先の状況が読めず、採用計画を立てにくかったことや、例年対面で実施していたサマーインターンシップが開催できなかったことなどが原因となり、昨年に比べ採用計画を立て始める時期が遅くなっているようです。

2023新卒採用の内定出しを始める時期

新卒採用 内定出し 時期

23卒採用において内定出しを開始する時期を尋ねたところ、いわゆる「就活解禁日」である 2022年3月1日までに内定出しを開始している企業は約18%でした。そして例年通り、3,4月に内定出しを開始する企業が多く、5月には約8割の企業が内定出しを開始するという結果になりました。一方で、昨年同時期の調査では、22卒採用において7月以降に内定出しをする企業は3%でしたが、23卒採用において7月以降に内定出しをする企業は約12%となりました。前述のように採用時期の計画が遅くなっていることと合わせて、全体的に採用活動の時期を遅くしていることがわかります。実際に22卒採用が思うようにいかず、23卒採用が遅いスタートとなったり、学生の印象に残るようにするために就職活動後半戦の短期集中型で採用活動を行ったりするという声をお聞きします。入社に近いタイミングで内定出しをすることは内定辞退のリスクを減らせますが、早期に就職活動を終了したいと思っている学生も一定数いるため、母集団を十分に獲得できないケースも想定され、根本的な解決とは至らないようです。

2023新卒採用における学生との接点回数

新卒採用 接点回数

内定を出すまでの学生との接点回数を尋ねたところ、最も多い回答は3回で、平均接点回数は約 4.3 回でした。「単純接触効果」という心理効果を採用活動に置き換えると、接点回数が多いほど学生から企業への好感度や志望度が上がると考えられます。接点回数3回では面接での接点のみとなってしまう企業が多いはずです。1回の接触時間を1時間から30分に減らし、創出できた時間で面談や電話の回数を増やすなど、より接点回数を重ねられるような工夫が求められそうです。

2023新卒採用における課題

新卒採用 課題

23卒採用についての課題を聞いたところ、最も多くの企業が課題と感じているのが「母集団の数が不足している」とわかりました。その次に多く挙げられたのが「自社の認知度が低い」でした。企業規模があまり大きくない企業にとってナビ媒体で母集団を形成するには、「自社の認知度が低い」という壁が現れますが、ダイレクトリクルーティングツールなど、企業規模に関わらず自社を認知してもらえる採用手段が増えてきています。また、次に課題として挙げられたのは「マンパワーが不足している」となりました。ダイレクトリクルーティングツールはナビ媒体に比べてスカウト送信での工数が多く取られることが予想されるため、マンパワー不足を感じている企業では、的確なターゲットを選定し、より自社の魅力が伝わるスカウト文章を送信することが求められると言えます。

母集団形成をする際の有効な手法は?

今回の調査では、母集団の数に満足できていない中、自社の認知度が低いことやマンパワー不足にも課題を感じている企業が多いことがわかりました。

質・量ともに満足のいく母集団形成をするために、早いうちから採用をスタートさせたいところですが、調査結果では2022新卒採用や選考のオンライン化の影響で例年より遅いスタートとなった企業が多いようです。

では、限られた時間の中で母集団形成をする際、有効な手法は何でしょうか?
主に使用される3つの手法について、メリットとデメリットを考えてみましょう。

【ナビサイト】

利用者数が多く、幅広い学生から認知してもらうことができます。一方で、掲載社数が多く、学生から見つけてもらえない可能性もあります。掲載後はサイト上で応募者の管理ができるというメリットもありますが、応募を待つという受け身の姿勢になってしまうため、母集団の数が不足していると感じても増やすために能動的な行動を起こすことが難しくなります。

【新卒採用サイト】

自社独自のコンテンツを提供することができるため、学生へ自社の魅力が伝わりやすくなる手法と言えそうです。一方で、拡散方法とセットで考えないと認知してもらえない手法でもあります。自社の認知度が低いという課題を感じている企業にとっては安定した運用まで時間がかかると考えられそうです。

【ダイレクトリクルーティングツール】

企業側から学生へメッセージを送るため、自社の認知度が低いという課題をもっている企業でも、学生と接点を持つことができます。また、成果報酬型の場合が多く、コストの無駄が少ないこともメリットとして挙げられます。一方で、学生へのスカウト文章を作成する必要があるため、管理工数がかかります。一般的に、定型文の送付よりも学生1人1人に寄り添った個別の文章を入れた方が承諾率は高くなるといわれています。

各手法、メリットやデメリットは様々ありますが、限られた時間の中で母集団を形成したり、追加で母集団を形成したりする場合はダイレクトリクルーティングツールがより効果的な手法と言えそうです。

R09のスカウト送信代行サービス

アールナインのスカウト送信代行サービスでは業界・業種、採用時期等によって異なりますが、平均承諾率36%、最大承諾率93%と一般の承諾率より高いスカウト承諾率を保持することができます。(集計期間:2021年1月~2021年12月)

「スカウトを送ってもどうせ自社の認知度が低いから開封してもらえない」

「個別文章を作成して送るマンパワーが不足している」

「業界柄、良くないイメージがありなかなか母集団の数が集まらない」

「数は集めるけどそこからなかなか内定者が決まらない」

このようなお悩みをお持ちの企業はお気軽に弊社 HP よりご相談ください(https://r09.jp/contact/)。また弊社では、ほかにも採用や定着に関して幅広く課題解決をご支援させていただいておりますので、ぜひ貴社のお悩みを聞かせてください。

【会社概要】
社   名:株式会社アールナイン(R09)
代   表:長井 亮(ながい りょう)
設   立:2009 年 7 月 10 日
所 在 地:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー5F
事業内容:採用コンサルティング・アウトソーシング
教育・研修・定着のための社員面談代行
国際キャリア・コンサルティング協会の運営

T  E  L:03-6205-4499
F  A  X:03-6800-2033
U  R  L:https://r09.jp/
E -MAIL:jimukyoku@r09.jp

【調査概要】
タイトル:23卒採用に関する実態調査
調査対象:民間企業様
調査期間:2022/4/6(水)~2022/4/13(水)
調査方法:インターネットによる調査
調査地域:全国
提 出 数:有効回答 60
実施機関:株式会社アールナイン

<この件に関するお問い合わせ>
電話 03-6205-4499(広報担当:植本)
植本携帯 080-9708-2523