第三者による客観的な面接が採用現場の常識を変える!~構造化面接サービス6月よりオンラインで本格展開~

第三者による客観的な面接が採用現場の常識を変える!~構造化面接サービス6月よりオンラインで本格展開~

採用から定着まで企業の成長を支援する株式会社アールナイン(本社:東京都港区、代表:長井 亮)では、面接時の課題を解決する案として、オンラインによる「構造化面接サービス」を6月より本格的に展開していきます。企業、求職者双方のミスマッチを防ぎ、社員が定着する面接を実現するために。企業価値の向上に繋がる効率的な採用活動を支援したいという想いから生まれたサービスです。

 サービスが生まれた背景~プロの傾聴+面接の構造化で客観的な評価を~

設立以来10年に渡り、新卒・中途含めて多くの企業の選考面接を見守ってきた当社には、確からしいと言える二つの事実がありました。

 ①面接はブラックボックスになりがち。ノウハウやスキルが共有されにくい

評価に関しても個々の面接官による主観が伴い、選考の品質にブレが生じている企業が多い。

②面接で重要視するスキルは共通している

一次面接において面接官が着目していることや、判断要素においては各社大きな違いがない。例えば主体性や協調性、コミュニケーション能力は、各社重要視している傾向が強い。

 

ただ、多くの企業が、学習して獲得した知識やスキル、学力などの能力を面接で確認しており、成果を出すためにその能力を行動に結びつける【コンピテンシー】の部分を確認できていないケースも目立ちます。 【コンピテンシー】とは、行動特性のことであり、自分の能力を成果に繋げるためにどのようにアプローチをすることが最大の効果を生むか工夫し、スピード感をもって行動に移せる力、とも言えます。
 過去の体験でどのような行動をとってきたのかという【コンピテンシー】(=行動特性)で見極めることが良いのではないかという当社の仮説は、長年の経験を経て、確信へと変わっていきました。

 しかし、コンピテンシーを見るための深掘りするための面接スキルは、個々の面接官により差が出るものです。もし、当社のような傾聴のプロが一次面接そのものを【型】として構造化し、面接官としてコンピテンシーを見極めることができたら…。選考で重要視される要素や、入社時に期待する点をクリアしている候補者かどうか、を客観的な視点で抽出できるはず。

 また人事教育という点においても、当社が一次面接を請け負う機能を創り出していくことが、企業にとっても更なる生産性向上に繋がるのではないか。そのような狙いで構造化面接サービスが誕生しました。

 オンライン構造化面接サービスがもたらすメリット

《フラットな評価》

面接で最初のきっかけになる質問や、深堀りする本質的な質問をあらかじめ設定。当社の人材プロフェッショナルがその質問に基づき構造化された面接をオンラインで実施することで、第三者ならではのフラットな評価を行っていきます。

※最終的な判断・見極めは顧客企業に託しますが、一律の基準に基づき評価材料を揃えるため、企業側は客観的且つ効率的に判断することができます。プロの面接で情報を引き出し、「人柄」や「特性」といった「その人らしさ」も明確に言語化し、正当な見極めができるよう的確な情報を提供します。その情報をもとに二次面接以降に臨んでいただくことで、より核心を突く質問に絞った面接を実施することができます。

 《求職者の満足度向上》

傾聴によって強みを引き出す面接は、求職者に与える印象も変わってきます。学歴やSPIなどの評価に囚われない面接、自分の経験について自信を持って語れる面接という印象は、企業魅力の訴求や満足度向上に繋がります。

 《企業全体のクオリティ向上》

面接に不慣れな採用ご担当者、また複数名の面接官で対応している場合、面接で得た情報にバラつきが出たり、伝え方の問題で入社後ギャップ=定着率の悪化に繋がったりすることがあります。しかし、第三者による構造化面接であれば、決められた採用基準に則り、一次面接を進めることが可能。下記3点の結果として、企業全体のクオリティ向上に繋がります。

・人事異動があっても採用基準にブレが生じにくくなる
・基準に基づいた採用データの蓄積
・入社後の定着率との相関関係が見えやすくなる

<A社の事例>

ご相談をいただいたA社では当初、複数の面接官による選考を行っており、個々の見極めの違いや主観によって、入社後のミスマッチが起きていました。そこで、構造化面接サービスの考え方である、行動特性や価値観による評価を提案。結果、入社後に高いパフォーマンスを発揮する活躍人材を採用でき、成果として実感いただいています。

 AI面接ではなく「人」が介在する価値とは

当社で大事にしているのは、「人が介在する価値」。WEBの特性を把握した丁寧なコミュニケーションによって、求職者が本音を伝えやすい空気を作り出せるのは「人」ならではです。再現性の高い行動特性を聞き出すこと、質疑応答や動機付けによって満足度を上げることも「人だから成し得る」大きな強みだと考えています。

 今後の展開

具体的な目標としては、22年卒向けの採用で100社導入、ゆくゆくは日本の全企業の一次面接を当社が担うことを目指します。

構造化面接によって人材と採用の最適化が実現することで、採用ミスマッチをゼロへ。そのために、6月以降、認知拡大を目指していきます。

 新型コロナウイルスによって、これまで当たり前とされてきた対面選考に代わり、WEB選考という新たな採用手法を取り入れる企業が一気に増えています。WEBに対する抵抗感はなくなり、より幅広い場面でオンライン導入が進むことが想定されます。

工数がかかっていた人事機能に当社のサービスをオンライン導入していただくことで、工数削減だけでなく、浮いたマンパワーを他事業に集中でき、企業の発展に繋がっていくとも考えています。