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【内定者の就活体験談】Vol.4〜働けるならどこでもよかった私が「居場所」を見つけるまで〜

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【内定者の就活体験談】Vol.4〜働けるならどこでもよかった私が「居場所」を見つけるまで〜

2024年6月27日

 


はじめに


 

こんにちは、アールナイン25卒内定者の釜瀬です。

3月1日から就職活動情報が解禁となり、2026年3月に卒業予定の学生(以下、26卒)現・大学3年生は4月1日から大手就活サイトに登録が可能となりました。

春から就活を開始したばかりで、 「自分はちゃんと就職活動できているのかな…」 と不安な方も多いのではないでしょうか?

この記事では、25卒の内定者である私の経験をもとに、大学3年生の時期にどのように就職活動をしていたのかをまとめています。

就職活動の大枠を掴み、就職活動に少しでもポジティブな気持ちを持っていただけたら幸いです。

 

もくじ

 


就活体験記


 

就活初期


私が本格的に就職活動を開始したのは、大学2年生の2月でした。この時期の就活サイトは、選考を控える当時の大学3年生(24卒向け)がほとんどで、25卒向けにオープンしているものはほんの一部でした。しかし、選考対策のセミナーや会社説明会が大変充実しており、始めるのにぴったりの時期だったため、

  • まずは行動!就活サイトに登録(大学2年 2月~3月)

大手ナビサイトから逆求人型就活サイトまで幅広く登録しました。ここで、自己分析や業界・企業研究、エントリーシート、面接のコツをまとめた就活セミナーをかたっぱしから視聴しました。就職活動をするうえで、どのような準備が必要なのか、必要なスキルは何か などを学び、今後の予定をなんとなく把握しました。

  • 自己分析(大学2年 2月~)

いくつか就活セミナーを視聴する中で、1番力を入れたのは自己分析です。自己分析とは、過去や現在の自分や経験を振り返り、今後のキャリア形成を考える方法です。様々ありますが、私は自分史やモチベーショングラフを書いて、これまで自分が何をどうして頑張ってきたのか、どのような出来事に影響を受けて生きたのかなどを分析して就職活動の軸を作りました。

  • インターンシップへの参加(大学3年 4月~)

自己分析をもとに、自分の得意ややりたいことがなんとなくわかった後、気になる業界・企業から調べ始めました。そこで、とりあえず調べたい業界の該当企業にいくつかプレエントリーし、1dayインターンシップに参加して業界・企業研究を進めていました。1dayインターンシップは、会社説明会だけでなく、業界の特徴や就活セミナー、グループワークなど企業によってさまざまなコンテンツがあります。1日参加するだけでも得られる情報が多いので、少しでも時間があれば参加していました。 社会人として必要な能力と今の自分とのギャップを知る機会にもなります。 私の場合は、毎回振り返りをして、自己分析への応用やこれからやるべきことをToDoリストに書き出して予定に組み込んだりするなどしていました。
また、この時期に長期インターンシップも開始しました。学生の間に社会人の働き方を知り、世の中で通用する力をつける目的で探し、学園祭実行委員会の経験を活かしながら学びを深められるブランディング事業を展開する企業で働いていました。大学3年生の1月まで半年以上続けましたが、これが大きな転換点となり、社会人の1日を体感しながら考え方や仕事を学び、 自分の将来について考える良い機会になりました。

 

ワンポイントアドバイス

  • Webテスト対策はこの時期に!

「適性検査」とも呼ばれ、選考フローの中で学生の能力を測るテストのことです。選考の早い段階で課され、テストごとに科目や問題数、対策方法が異なります。私は、テキストを購入して何ページか解いた後、手を付けなくなってしまいました。そして、準備不足の意識からWebテストのある企業を避け、9月以降の選考では演習が足りず落ちてしまいました。志望度が高い企業だったにもかかわらずです。そのようなことがないよう、 就活初期に1通り練習しておくことをオススメします。 時期は早くて損はありません。

 


 

就活中期

 

  • 内々定(大学3年 6月)

介護・福祉系の企業で内々定をいただきました。しかし、人材やコンサルティング業界などまだ興味がある分野も多く、 納得して就職活動を終了するため にも諦めずに就職活動を続けました。

  • 念願の短期留学!(大学3年 8月)

大学3年生の8月、1か月間だけフランス短期留学へ行きました。そのため、夏インターンシップは一切参加していません。その代わり、6〜7月は1dayインターンシップや面談、会社説明会に参加し、自分の志望業界・企業をなんとなく決めました。

  • もう何もしたくない…そんな気持ちで就活再開(大学3年 9月)

短期留学から帰国後は、すっかり意気消沈していました。というのも、帰国直前に発熱し、語学学校にも行けず、留学先でお世話になった方々にも会えないまま出発しなければならなかったためです。語学力を上げるため、積極的に授業に参加していた私にとって、これは本当につらいことでした。言語の壁や慣れない生活を終えて完全に疲弊し、なかなか気持ちを切り替えられないまま、ただ義務のような気持で就活を再開しました。

  • 早期選考に向けて準備(大学3年 9月)

もともと中小・ベンチャー企業を志望していたので、早期選考にエントリーし始めました。しばらく就職活動をお休みしたので、感覚を取り戻すために、以下のことを行いました。

①会社説明会・面談

予定がない日や授業の合間などに、企業との接点を持つようにしていました。毎日、といいたいところですが授業の関係で週1日ほどしか参加できなかったので、自分の就職活動の軸に合う企業に絞って参加していました。

②面接対策

大学のキャリア支援センターで面接対策をお願いしました。そこで、ガクチカや自己PRを思い出せず、ほとんど何も話せないまま終わってしまったので、面接で聞かれそうな質問とそれに対応する答えを1つ1つ書き出していきました。

 

ワンポイントアドバイス

  • 「休み死守日」を作ろう!

学業やサークル、アルバイト…就職活動とこれらを両立するのは本当に大変です。だんだん両立が難しくなり、できない自分に落ち込むこともあると思います。しかし、時間は限られていて、すべて完璧にやり切ることはできません。そこで、 スケジュールを見直して優先順位をつけていき、重要度や緊急度が高いものから手を付けます。 そして、土日祝日など時間が空いている日や時間を作り、できなかったものを終わらせるとスムーズです。私の場合は、「休み死守日」をカレンダーに登録し、原則その日は一切の予定を入れないようにしていました。すると、それぞれバランスよく進み、自分の満足度も上がりました。

 


 

就活後期

  • 早期選考にいよいよエントリー!(大学3年 10月)

オファー型就活サービスを使っていたため、エントリーシートやWebテストなどは免除していただける機会がほとんどでしたが、だんだん避けられなくなってきたのがこの時期です。その後、入社したいと思う企業3社に絞ってエントリーしました。そのうち2社は1次面接すら進めず、内々定をいただいたのがアールナインでした。

  • 内定承諾は1秒で(大学3年 12月)

アールナインのリクルーター面談(※)で、私が実際にお伝えした言葉です。この言葉通り、内々定のご連絡をいただいたその日に承諾しました。即決です。その理由として、 私の就職活動の軸にぴったりとあてはまっていた こともそうでしたが、1番の理由は 最高のパフォーマンスができる場所だと思ったから です。
これまで、面接はしっかりと準備をし、社会人に自分を売り込む場のように感じていました。時には審査されているように感じ、だんだん前向きな気持ちで取り組めなくなっていました。一方、アールナインでは面接とは思えないほどに自然な会話ができ、「ありのままの自分を認めていただいている」と強く感じました。面接回数を重ねるたびにオフィスへ向かうことが楽しく、このような気持ちが大きな決め手となり、内定承諾に至りました。

 

(※)リクルーター面談…アールナインの選考で面接前後に設けられる面談。選考をサポートするために学生1人につき、1人のリクルーターがつく。

 


一歩踏み出すためのヒント



就活は婚活


最初、私は就活を「企業に自分を売り込んで選んでいただく営業のようなもの」と考えていました。実際、そのような面は0ではありません。大企業・有名企業であれば、大勢のライバルがいて、他の人よりもしっかり自分をアピールする必要があるからです。しかし、それ以上に 企業と自分がマッチしているかが重要 であることに気づきました。そのため、このように考えるようにしていました。

  • エントリーシートはラブレター

伝えるべきことは一言で言えば、 「私は貴社で活躍するので、採用してください!」 です。エントリーシートは、まさしく企業へのラブレターです。企業側に「この人素敵!会いたい!というか採用したい!」と思っていただくため、自分の良さを分かりやすく伝え、相手が求める要素を持ち合わせていることをアピールします。そう考えると、おのずと何を伝えるべきかが明確になります。また、 様々な方に見ていただき、ブラッシュアップしていく ことも必要になります。

  • 面接はデート

ラブレターを受け取り、会える機会をいただいたらデートです。自分の良さをアピールしつつ、自分・企業お互いがマッチしているのか確かめます。面接はとても緊張しますが、たとえ上手くいかなくても落ち込む必要はありません。基本的には「相手がどのような人を求めているのか」、「どのように話せば伝わるのか」などに気を配ることを忘れないようにします。そのためにも、 企業研究や面接対策などで相手を知ることが大切 です!

 



上手くいかない、その理由はたった3つ


選考に進んでも、思うようにいかず自信を持てなくなることもあるかもしれません。しかし、落ち込む必要はまったくありません。このような状況になったときには、なぜそのようになったのか分析します。主な理由は以下の3つです。

 

①準備不足

エントリーシート、Webテスト、面接対策などで力があと一歩及ばなかったのであれば、次から対応できるように練習するのみです。

 

②企業側が「合っていないかも…」と判断した

企業とのミスマッチです。これで落ち込む必要はまったくないと思います。たとえ、入社できたとしても自分に合わない環境で働くのは、自分にとってもマイナスだからです。 「ご縁がなかった、しかたない!」 とあきらめ、切り替えて次に進みます。

 

③もっと企業に合う人がいた

恋愛もしくは結婚したいと思うとき、妥協して適当な人を選びたいと思う人はいません。 企業側も最高の選択をしたい からこそ、より自社に合っている人を選びます。こちらも割り切り、「自分を最高と思ってくれる企業」を再び探します。

 


おわりに



今回は、私の就職活動を振り返りながら、これから始める方へのアドバイスやヒントをお届けしました。誤解を恐れずに言えば、この方法がまったく参考にならない方もいると思います。エントリーシートや面接、Webテスト対策などしっかり準備をできていたとはいえず、内定を多くいただいたわけではないので、模範的でもありません。ただ、 就職活動は正解がなく、自分なりのやり方を見つけ、自分なりのペースで取り組めれば良いもの です。そもそもやらないという手段もあると思います。
大切なのは、自分が後悔なくできているかどうかです。上手くいかなくても対策方法はいくらでもあります。「あの時、○○だったから…」と嘆くことなく、前向きに就職活動ができることを、心からお祈りしています。


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