プラントエンジニアリング会社の社内風土改善を目的とした採用を、プロジェクトの提案から舵切まで一気通貫で対応。難易度が高い技術者採用において、8.5カ月で目標の3名の採用に成功。その裏側のストーリーを紹介します。
採用プロジェクトをまるごと担当 人材改革の責任者として新卒4年目で抜擢
クライアントはプラントエンジニアリング会社様。仕事が安定供給されることで醸成されてきた保守的な社内風土に経営的にも課題を感じ、新しい風を取り入れるために採用のフルアウトソーシングを検討されていました。そのプロジェクトの任命を受けたのが、当時新卒4年目の山下でした。「もともと新卒採用をほとんどやっていなかった企業様で、専任担当者もいない状況でした。
ただ、安定的に優秀な人材を入れていくことで、チャレンジする風土を生み出し、結果として会社をよりよくしていためにも採用を行いたいと考えていらっしゃいました。はじめは人事部長クラスの人を社内に迎え入れて舵を任せていく経営コンサルも検討されていたようですが、ハイコストなこともあり考え方が合わないと大きなリスクになってしまうので、外注という選択肢をとり弊社につながりました。その担当者として私が任命されました」。
難易度の高い技術職の採用に成功 お客様に伴走し続ける姿勢で信頼関係を構築
スポットでの発注が多い中、採用プロジェクトを一気通貫でサポートするのは、アールナインではレアな案件でした。「採用を0→1で創り上げるプロジェクトということでやりがいが大きかったです。社長とコミュニケーションをこまめに行いながら、採用計画をはじめとした必要な意思決定をすべて行いました」。 採用職種は採用難易度が高い技術職。市場に少ない人材で競合他社がたくさんいる中、採用をほとんど行っていなかった会社が戦いにいくというチャレンジングなプロジェクトでもありました。「正攻法で採りにいこうと思ったら勝てないゾーンでしたが、8.5カ月で目標である3名の採用に成功しました。その勝因として、お客様の強みを採用に活かせたところが一番大きいと思います。未経験でも一流企業並みの大規模な技術の仕事に携われるので、そこで培えるスキルの幅はとてつもなく大きいものがありました。その強みをいかに採用メッセージで伝えていくのかがポイントでした。この会社の良さをブランディングして採用にうまく取り入れることで、いい人材が集まりました」。
ただ、ここで新たな壁にぶつかります。「想定よりも面接で合格になる方が多く、面接の日程調整が難航したことが課題でした。お客様がどういう風に学生を見て評価するのかがまったく分からなかったところもあり、期待値を下げて人数を募集していたのですが、ほとんどの方が通過されました。我々もいいと思っている人を採用してほしいと思っているので、一定数通過することは想定していたのですが、そこのコントロールは難しかったです。学生さんが途中で離脱しないように電話でフォローするなど柔軟に対応することで、その課題をクリアしていきました」。
学生さんに対するフォローだけではなく、お客様の社内に対しても気を配っていたと山下は言います。「そもそも採用プロジェクトをアウトソーシングすることに対して、お客様の社内で反対の声が多かったです。現状に不満を感じている社員が少ないこともあり、経営陣も現場も採用のアウトソーシングの必要性を感じていない方が多くいました。ただ、我々が社長の進め方に伴走していく姿勢だったり、お客様の意思を尊重するスタンスを示し続けたことが功を奏し、うまく信頼関係を築き上げていきました」。
顧客満足度満点で、採用目標達成 0→9まで創り出す存在としてこれからも
採用計画から舵取りまで完遂したプロジェクトは採用目標達成で成功をおさめただけではなく、柔軟なフォローやお客様に伴走し続ける姿勢が評価され、顧客満足度調査で満点をいただく結果にもつながりました。「採用に関して、もともとは我々が1年目を立ち上げていき、以降はお客様自身で行っていくという計画を立てていたのですが、今回の結果も鑑みて、採用は外に切り出すという意思決定をお客様がされました。ここまで採用を外に出す企業様は多くはないと思っているので、その決断の一助になれたのは嬉しかったですね」。 今回のプロジェクトを通して、やはりアールナインにいるメリットは大きいと実感しています。「営業の仕事をやりながら、お客様の中に入り込んで採用の仕事やコンサルティングまで行える今の仕事は魅力的だと思っています。とてもいい成長機会です。私自身は何でも挑戦していきたいと思っているので、それが全部叶えられたのは良かったところですね」。
今後の採用プロジェクトに関して、我々のようなアウトソーサーに頼るだけではなくお客様の社内でできることを増やしてあげることが大切だと山下は言います。「採用プロジェクトは0から9をつくってあげることがミッションだと思っています。少しずつ社長ができることを増やしたり、ステークホルダーを巻き込んでいくことによって、“採用をみんなでやろう”という風土まで醸成させていきたいです。また、採用だけではなく、入社した人たちが育っていく環境をどう作っていくのかという課題まで、私たちはお手伝いしていきたいです。常にぶち当たる壁に対して、新しい0→1、1→9までをも創り出し、お客様が自走できるサイクルが理想だと思います」。 入社した人を育てていくことで、お客様の利益や文化を変えていくことに寄与していく。そのためにできることをすべて挑戦できる土壌が整っているアールナインには、成長の機会がたくさん揃っています。
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