73社の採用担当者に聞いた!2024卒インターンシップに関する実態調査

73社の採用担当者に聞いた!2024卒インターンシップに関する実態調査

採用から定着まで企業の成長を支援する株式会社アールナイン(本社:東京都港区、代表:長井亮)は、この度、24卒採用におけるインターンシップに関する実態調査を実施しました。以下に結果をご報告いたします。

24卒採用の内定者の人数

24卒 採用目標

24卒の採用人数について尋ねたところ、「23卒採用と比較して増やす」という企業は前年比+6.7ポイント、一昨年前と比較して+10.3ポイントとなりました。内閣府が発表した2022年4月-6月期のGDP[1]では、コロナウイルス感染拡大前の水準に回復しつつあることから、今後も新卒の採用人数を増やす企業が増加すると考えられます。一方で、弊社の調査では、21卒[2]採用の目標を達成した企業は約58.4%、22卒[3]では54.7%と2年連続で採用目標を達成した企業が減少傾向にあります。今後も採用難が続くとみられます。

[1] https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/sokuhou/sokuhou_top.html

[2] https://r09.jp/2020/11/30/pr-24/

[3] https://r09.jp/2021/12/01/pr-39/

24卒採用のインターンシップの開催時期

24 卒 インターンシップ 時期

24卒採用におけるインターンシップを実施予定もしくは未定の企業に対し、開催時期について尋ねたところ、いわゆる夏インターン(22年8月-9月)と冬インターン(22年12月-23年1月)を実施する企業が過半数となりました。また、23卒採用に比べて秋インターン(22年10月-11月)を実施する企業が+7.1ポイントという結果になりました。前述した採用目標の未達や採用目標人数の増加などを背景に、インターンシップの開催回数を増やすことで、母集団形成や接点回数増を狙う企業が多いようです。

24卒採用のインターンシップの種類

インターンシップ 日数

24卒向けインターンシップの開催日数について尋ねたところ、「1dayインターン(3時間より長い)(対面)」が36.2%と、最も多い結果になりました。日数のみでみても1dayインターンシップ(3時間より長い)が67.2%、1dayインターンシップ(3時間以内)が53.4%と1dayインターンシップを開催する企業が多い結果になりました。一方、株式会社i-plug[1]が実施した調査によると、24卒学生が参加したいインターンシップの日数として最も多く挙げられていたのは2-3daysのインターンシップとなっています。前述したようにインターンシップの開催回数を増やすことも採用目標達成に向けた有効な手段の1つ言えますが、開催日数を見直すことも学生にとっては魅力的な施策と言えそうです。

[1] https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000041771.html

24卒採用のインターンシップの内容

24卒向けインターンシップの内容について尋ねたところ、業務体験型が58.6%、セミナー型が53.4%という結果になりました。株式会社i-plugの同調査によると、24卒学生が夏インターンシップの内容について職業体験を通して働くイメージをつけることを求めている学生が最も多くなっています。自社について知ってもらうセミナー型のインターンシップにおいても、志望業界や職種を絞っていないあるいは絞り切れていない学生が働くイメージを色濃く持てるようなコンテンツを取り入れることが求められそうです。

24卒採用のインターンシップの広報手段

 

インターンシップ 広報手段

24卒向けインターンシップの広報手段について尋ねたところ、最も多かったのは例年通りナビ媒体で75.9%となりました。また、JEEKやWantedlyなどのインターンシップ情報サイトを使用する企業が前年比+6.7ポイントという結果になりました。ナビ媒体に限らずインターンシップに特化したサイトで募集することにより、インターンシップの参加に前向きな学生へアプローチができると考えられます。一方で、SNSを使用する企業は23卒より減少する結果になりました。SNSの運用は効果が出るのに時間がかかったり、高頻度で更新するためのマンパワー不足が懸念となったりしているようです。実際、株式会社マイナビの調査[1]にとると、学生の半数以上が使用しているSNSはLINE(オープンチャットを含む)であり、検索ワードとしては「就活 何から始めるか」「就活 極意」などが上がっていることからも、企業に関する情報以上に就活全般に関する情報を収集している学生が多いようです。

[1] https://saponet.mynavi.jp/column/detail/20210625151414.html

24卒採用のインターンシップの内容企画

インターンシップ 代行

24卒向けインターンシップの内容企画について尋ねたところ、自社で開発していないと答えた企業が前年比+1.3ポイントという結果になりました。一方で、インターンシップを外部に委託することについてどう思うか尋ねたところ、82.8%の企業がマイナスの意見となりました。その理由としては以下が挙げられました。

・社内で決められるため
・会社の魅力が伝わらないから
・社内の力を蓄積したい
・自社の雰囲気が伝わらない
・学生さんと当社の間に業者様が入ると、本来は不要な「伝言ゲーム」が発生ため

また、インターンシップを外注することに対するプラスの意見としては下記が挙げられました。

・他のプログラムを検討してみたいから
・まだあまりノウハウがないため
・コンテンツ制作を外部に依頼し、実績が出たため
・選考早期化に伴いインターンシップの内容向上が必要と思われるため
・自社のやり方を改善するため、第三者に評価してもらうため、他社事例やベンチマーク企業と比較したいため

さらに、インターンシップが24卒採用において有効な手法と思うか尋ねたところ、89.6%の企業が有効だと思うと答えました。インターンシップを外注したことがない企業にとって、新卒採用において有効な施策と言えるインターンシップを外注することはハードルが高く思えるようです。実際に外注することで成果を感じた企業もいることから、インターンシップの企画、募集、運営、その後のフォローとすべてを外注するのではなく、課題に感じている部分だけを外注するという考え方から始めると、採用成功につなげることができそうです。

24卒インターンシップにおける課題

インターンシップ 課題

24卒インターンシップにおける課題を尋ねたところ、最も多かったのが「母集団の不足」で37.9%、次いで「インターンシップから選考までのフォローが大変」で29.3%という結果になりました。この結果から、インターンシップ参加後の学生に選考に参加してもらうことに苦戦している企業が多いと考えられます。上記2点の対策としては

・使用媒体を増やす
・1つの媒体からの応募を増やす
・インターンシップの内容をアップデートし、学生の満足度を高める
・インターンシップ参加後の学生のフォローを強化する

などが考えられます。ただ、やみくもに使用媒体を増やしたり、インターンシップの内容を変更したりするのではなく、施策の決定には採用競合となる他社との比較や自社内の課題の分析など、第三者的観点が必要となります。また、施策の実施には3番目に課題と感じている企業が多いマンパワー不足が懸念となります。

アールナインのインターンシップ代行

アールナインのインターンシップ代行では、インターンシップの企画、募集、運営、その後のフォローなどインターンシップに関わる一連の業務の中から貴社の課題に合わせたスポットでの代行が可能です。

よくあるご相談事例としては、学生の集客に課題を感じているケースです。しかし、広報を強化してインターンシップの参加者を増やすよりも、インターンシップから本選考へ進む段階での離脱を減らす方法が有効な解決策になることも。その場合、インターンシップ開催後の学生フォローを手厚くするというご支援が可能です。

弊社では採用領域のプロフェッショナルが実務を担当するため、貴社の本質的な採用課題の解決に直結する質の高いソリューションを提供することができます。

インターンシップに限らず、採用に関するお悩みを抱えていらっしゃる方は、ぜひ株式会社アールナインまでお気軽にお問い合わせください。(https://r09.jp/contact/

【会社概要】
社   名:株式会社アールナイン(R09)
代   表:長井 亮(ながい りょう)
設   立:2009 年 7 月 10 日
所 在 地:東京都港区虎ノ門1丁目17番1号
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー5F
事業内容:採用コンサルティング・アウトソーシング
教育・研修・定着のための社員面談代行
国際キャリア・コンサルティング協会の運営

T  E  L:03-6205-4499
F  A  X:03-6800-2033
U  R  L:https://r09.jp/
E -MAIL:jimukyoku@r09.jp

【調査概要】
タイトル:中途採用に関する実態調査
調査対象:民間企業様
調査期間:2022/8/4(木)~2022/8/16(火)
調査方法:インターネットによる調査
調査地域:全国
提 出 数:有効回答 73
実施機関:株式会社アールナイン

<この件に関するお問い合わせ>
電話 03-6205-4499(広報担当:植本)
植本携帯 080-9708-2523