【最新版】応募が集まる求人票の書き方|必須項目から魅せ方のテクニックまで徹底解説(文章例あり)
公開日: 2021年07月13日 | 最終更新日: 2025年04月30日

求人票の書き方次第で、応募数もマッチ度も大きく変わります。
求職者がまず確認するのは、「賃金」「休日」「勤務地」といった就業条件です。
しかし、希望の条件から外れていても、自社の魅力や働くイメージが具体的に伝われば「この会社で働いてみたい」と思ってもらうことは十分に可能です。
本記事では、15年770社の採用支援実績があるアールナインの知見をもとに、「応募したくなる求人票」を作成するためのコツと、基本項目を例文付きで解説します。
条件だけでは測れない“魅力づけ”の工夫を取り入れ、求職者の心を動かす求人票を目指しましょう。
また、
・職種ごとに求人内容が整理できていない
・採用要件が言語化できていない
という方には、求人票フォーマットと作成ポイントの無料DLもおすすめです。
フォーマットに沿って記入するだけで、応募したくなる魅力的な求人票が作成できます。↓
【関連資料:中小企業向け 月額制採用代行サービス】
「人事ライト」サービス紹介資料はこちら!
求人票に必ず入れるべき基本情報【最新版対応】
求人票では、「どのように自社の魅力を伝えるか」というクリエイティブな工夫が重要ですが、その前提として、守るべきルールが存在します。
厚生労働省は、「ハローワーク等への求人申込みや、自社サイトなどで募集を行う場合には、労働契約の締結までに労働条件を明示することが必要」と明記しています。
特に2024年4月の法改正では、求人票に記載すべき項目が追加され、対応が不十分なまま情報を公開すると、企業としての信頼性を損なうリスクにもつながります。
まずは法令で定められた「必須項目」を正しく押さえたうえで、伝え方の工夫へと進んでいきましょう。
求人票に記載すべき基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
① 業務内容 | 募集職種と具体的な業務内容を明記(例:法人営業/契約書作成・商談対応など) |
② 就業場所 | 所在地・テレワーク可否なども含めて記載(例:東京都港区◯◯、一部在宅勤務可) |
③ 契約期間 | 期間の定めの有無を明示(例:期間の定めなし/6か月更新) |
④ 試用期間の有無と内容 | 試用期間の有無、期間、待遇差がある場合の内容まで記載 |
⑤ 就業時間 | 始業終業・休憩時間を明確に(例:9:00~18:00/休憩60分) |
⑥ 休日・休暇 | 完全週休2日/年間休日数など(例:土日祝、年間休日120日) |
⑦ 時間外労働 | 有無・想定時間・固定残業代の扱い(例:月平均10h) |
⑧ 賃金 | 月給・手当・賞与・年収例/固定残業代制の場合はその内訳も必須 |
⑨ 加入保険 | 雇用・労災・健康・厚生年金の有無を明記 |
⑩ 募集者の名称 | 企業の法人名を正式に記載(例:株式会社アールナイン) |
⑪ 雇用形態 | 正社員/契約社員/派遣社員など明確に |
⑫ 派遣の場合の明示 | 派遣労働者としての雇用である旨を記載 |
2024年4月から追加された3項目
項目 | 内容 |
---|---|
⑬ 業務内容の変更の範囲 | 原則として募集職種に限定/将来的に他業務への異動ありなど |
⑭ 就業場所の変更の範囲 | 「転勤なし」「全国転勤あり」など |
⑮ 有期契約の更新基準 | 業績および勤務態度により判断/原則更新なしなど |
ポイント
・スペースが足りない場合の対応
求人媒体やフォームの仕様上、すべてを記載できない場合は「詳細は面接時に説明」と補足しつつ、書面やPDFでの事前交付を行うようにしましょう。また、明示した条件が変更される可能性がある場合は、その旨の記載と変更時の説明義務も発生します。
👉 最新の記載義務一覧はこちら(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/001114110.pdf
求人票を書く前に知っておきたい5つのコツ
求人票は、ただの業務案内ではありません。それは「この人に来てほしい」と願う、企業からのラブレターのようなものです。どんな人に、どんな魅力を、どう伝えるのか。書き方ひとつで、応募数も、集まる人材の質も大きく変わります。ここでは、求職者の心を動かす求人票をつくるための5つの原則をお伝えします。
- 求めるターゲットを明確にする
- ターゲットに刺さる自社の強みをアピールする
- 内容をできるだけ具体的に書く
- 誰にでもわかりやすい言葉を使う
- 写真や動画を使って雰囲気を伝える
1. 求めるターゲットを明確にする
まずは、「どんな人に応募してほしいか」を具体的にしましょう。
性別や年齢は公には表記できませんが、次のような要素は社内で明文化しておくべきです。
- 必要なスキルや資格(例:法人営業経験/Excelでの資料作成)
- 経験値や志向性(例:自走できるタイプ/チームで成果を出した経験)
- 転職回数などの希望イメージ
これらを整理したうえで、「MUST(必須条件)」と「WANT(歓迎条件)」に分けて記載すると、求職者にも伝わりやすくなります。
2. ターゲットに刺さる自社の強みをアピールする
求職者は、求人票を「比較」して読んでいます。
だからこそ、他社との違いが伝わる“自社の強み”を明確に打ち出しましょう。
魅力の切り口には、以下のようなものがあります。
- 事業の魅力(将来性/業界でのポジション/ユニークなビジネスモデル)
- 環境の魅力(有休取得率/残業時間/産育休の取得実績)
- 仕事の魅力(裁量の大きさ/顧客との距離感/柔軟な働き方)
特に、ターゲットとする人材が「働くうえで魅力に感じる」ポイントが重要です。求職者は「自分に務まりそうな仕事」か、「将来的に長く働けそうな会社」か、「まさかブラック企業では?」など、さまざまな〝見えない不安〟を抱えています。
そこで、会社のアピールポイントとなる情報を可能な限り〝見える化〟し、不安を払拭することが求人票を魅力的にするコツです。
3. 内容をできるだけ具体的に書く
「どんな仕事か」が曖昧だと、求職者は不安になり応募をためらいます。
求人票には、以下のような具体的な表現を心がけましょう。
- 数字を入れる(例:月10件の訪問/Slackでのやり取りが中心)
- 一日の流れや働き方をイメージできる言葉を使う
- 「何をどうするのか」が伝わる業務内容にする
読む人に「自分にもできそう」と感じてもらうことが、応募意欲の引き金になります。
4. 誰にでもわかりやすい言葉を使う
専門用語や社内だけの言い回しは避けましょう。
求職者は初めてその会社を知る“外の人”です。
- 長すぎる文章は分割し、1文1メッセージに
- 横文字や略語はできるだけ言い換える
- 「第三者が読んでも誤解しないか」を意識してチェック
公開前には複数人での確認を。とくに現場以外の人に読んでもらうと、客観的な視点が入りやすくなります。
5. 写真や動画を使って雰囲気を伝える
言葉だけでは伝わらない「雰囲気」や「人の魅力」は、ビジュアルの力を借りるのが効果的です。
- オフィスの写真
- 働く人の表情やコメント
- インタビューや紹介動画
完璧な構成でなくても構いません。ちょっと不器用な感じの社員のインタビュー動画でも、「人間関係が良さそう」「なんだか温かくて、いい雰囲気」が伝われば大成功です。
職種別に学ぶ|求人票の書き方実例ガイド
ここからは、求人票の「伝え方」を具体的にイメージできるよう、職種別の実例をご紹介します。
事例として取り上げるのは、野菜の流通を中心に事業を展開し、新たに野菜スイーツ専門のカフェ事業を立ち上げる架空企業『株式会社ベジタブル』です。
今回は、この企業が募集する3つの職種をもとに、「ターゲット設定 → 書き方のポイント → 例文」の流れで、求人票の実践的な書き方を解説していきます
例1:一般事務
▶ ターゲット:Excel操作が得意な20代女性。明るい電話対応ができる方なら尚可。
書き方のポイント
- 「未経験でも始めやすい業務内容」で安心感を
- 1日の流れを具体的に伝えて、働く姿をイメージさせる
- 必須スキルはハードルを上げすぎない
職種名
未経験OK!【一般事務】データ入力が中心のシンプルワーク
仕事内容
- 注文データの入力(Excel使用)
- 納品書の作成・ファイリング
- 電話の一次対応(取次のみ)
業務イメージ
先輩社員2名とチームで業務を分担。午前中はデータ入力、午後は納品データの出力を行います。業務の約8割がPC作業で、残業はほとんどありません。
応募要件
歓迎:事務経験がある方、Excelが得意な方
必須:高卒以上、基本的なPCスキル(入力・メール対応)
例2:ルート営業
▶ ターゲット:配送スタッフの補充メンバー。営業未経験でも前向きに取り組める20代男性。お客様との信頼関係構築が得意な方。将来はリーダー候補としても活躍できる人材。
書き方のポイント
- 「飛び込みなし」など、安心して始められる要素を明記
- 営業だけでなく配送要素もある点はしっかり伝える
- 職場の雰囲気や育成環境をアピール
職種名
【飛び込み・テレアポなし】食品卸のルート営業|未経験OK・配送からスタート
仕事内容
- 飲食店への野菜納品(1日10件ほど)
- 季節の新商品のご提案
- 納品後の簡単な商談・ヒアリング
業務イメージ
配属先は30代が中心の10名体制。 お客様は高級レストランなどこだわりの強い飲食店。2tトラックで担当エリアを回ります。最初は先輩のトラックに同乗しながら研修を受けられるので安心です。女性スタッフも在籍中。
応募要件
歓迎:営業・配送の経験
必須:普通免許(AT可)、基本的なPCスキル
例3:カフェスタッフ
▶ ターゲット:新規立ち上げにワクワクする20代の男女。カフェや飲食店での勤務経験がある方や、将来は店長を目指したい方。
書き方のポイント
- オープニングスタッフのワクワク感を全面に
- 将来的なキャリア(店長候補など)にも触れる
- 新規性・メニュー開発など、「参加感」を演出
職種名
【オープニングスタッフ募集】野菜スイーツ専門カフェの立ち上げメンバー|未経験歓迎
仕事内容
- レジ・接客対応
- ドリンク・スイーツの提供
- 店内の清掃・衛生管理
業務イメージ
新規事業として、野菜スイーツ専門のカフェを立ち上げます。この店舗では、野菜ソムリエの資格を持つ店長と一緒に、メニュー開発にもチャレンジ可能。ホール・キッチンの両方を担うオープニングスタッフとして、ゼロからお店をつくっていく仲間を募集します。
応募要件
- 学歴・経験不問、未経験歓迎!
- 歓迎:接客やサービス業の経験(アルバイト可)
【関連資料:中小企業向け 月額制採用代行サービス】
「人事ライト」サービス紹介資料はこちら!
伝わる求人票に変える10の書き方テクニック

求人票に基本項目を正しく記載するのは大前提ですが、応募者の心を動かすには“見せ方”の工夫が不可欠です。このセクションでは、職種名や仕事内容の伝え方から、会社の魅力、選考プロセスまで、10の重要項目をどう魅力的に伝えるかを具体例付きで解説します。採用ターゲットに「働く自分の姿」をイメージさせる求人票作りのヒントとしてご活用ください。
- キャッチコピー・仕事名
- 仕事内容
- 求めるスキル・経験
- 募集背景
- 会社の特長・理念・ビジョン
- 給与・賞与
- 勤務時間・休日・休暇
- 待遇・福利厚生
- 研修・資格取得支援
- 選考の流れ
1. キャッチコピー・仕事名
職種名は最初に目に留まる重要な要素です。仕事内容が一瞬でイメージできる明快さに加え、「おや?」と興味を引くキャッチコピーを添えることで、訴求力の高い見出しになります。求人媒体の一覧で目に止まるかどうかは、ここで決まると言っても過言ではありません。
例
- 【未経験OK】エクセル入力中心の一般事務|電話対応少なめ
- 既存顧客メインのルート営業|飛び込み・テレアポなし
- 新規店舗のオープニングメンバー
補足要素:
・媒体の文字数制限内で、伝えたい要素を厳選する
・「正社員募集」「急募」など曖昧な言葉の羅列は避ける
2. 仕事内容
仕事内容は「詳しく・わかりやすく」が鉄則。未経験OKなら、何が未経験でも安心なのかを明示し、1日の流れや業務割合も記載すると安心感につながります。
一般事務職仕事内容例文
- 受注内容の確認と入力
(専用システムに日付・商品名・数量を入力するだけ。Excelの基本操作ができればOK) - 納品書・請求書の発行
(フォーマットが決まっており、数字を反映させるだけなので簡単です) - 電話対応
(代表番号にかかってきた電話を担当者に取次ぐ一次対応のみ) - データ整理・ファイリング
(紙ベースの資料のスキャンやPDF化、顧客ごとの分類整理)
〈1日の流れ〉
09:00 出社・メール確認・当日のタスク整理
09:30 受注データ入力・納品書発行
12:00 ランチ休憩
13:00 電話取次対応・請求書発行・ファイル整理
16:00 翌日納品データ確認・部内報告
17:30 退社(残業ほぼなし)
<業務の流れ表記>
▽打ち合わせ:顧客ニーズのヒアリング
▽企画・見積:顧客要望を踏まえた企画立案・見積作成
▽提案:プレゼンテーション
▽契約:関連部署や協力会社の手配・発注
▽納品:納品後のアフターフォローも担当
補足要素
・箇条書き+補足説明で可視化
・数字や時間を盛り込むと理解されやすい
・使用ツール、チーム体制、仕事割合などもあると◎
3. 求めるスキル・経験
求める人物像は、必須(MUST)と歓迎(WANT)を分けて明記しましょう。スキルだけでなく「どんな志向性の人が活躍しやすいか」も補足すると親切です。
例
【必須】基本的なPC操作(ExcelでSUM関数程度)
【歓迎】事務経験(業種不問)/電話応対の経験
補足要素
- 「こういう経験が活かせます」などの具体例があると応募動機が高まりやすい
- 求める年齢、性別、国籍を書くことはできない
- 必要な資格・免許はできるだけ明記する
- 歓迎条件に、経験値、資格を幅広く書いておくと良い
「こういう経験が活かせます」などの具体例があれば、「私も経験ある」「これならできそう」と、求職者のイメージも膨らみます。
以降は、会社情報を記載する全職種共通事項となる部分です。諸条件は必ずチェックされるため、必要な項目は丁寧に表記してください。
4. 募集背景
採用の背景を伝えることで、「なぜ自分が求められているのか」が伝わりやすくなります。前向きな表現で、入社後の期待も伝えましょう。
例
- 事業拡大に伴い、新たに事務職を1名募集します。
- 受注増によりバックオフィスの強化を図るため、チームを支えてくれる方を求めています。
- 新規事業立ち上げのため、新たなメンバーを募集。
など、前向きな内容で、業績アピール、将来性などに繋げることも、書き方のコツです。また、今回の採用で、求職者に何を期待しているのか、就職したらどのようなキャリア・将来像が実現できるのかを求人票で伝えましょう。
補足要素
- 事業拡大、新規事業、人員補強など具体的に
- 将来のキャリア像も示すとより効果的
5. 会社の特長・理念・ビジョン
共感が入社動機になる時代。企業理念や行動指針を、自社の取り組みとセットで伝えましょう。
例
「地域の食を支える」をモットーに、生産者と飲食店の架け橋として安全・安心な食材をお届けしています。社員一人ひとりが主役となり、お客様に価値を届ける仕組みづくりを重視しています。
補足要素
- 採用ページやコーポレートサイトへリンクも有効
- 社員インタビュー記事や写真・動画などがあると説得力UP
6. 給与・賞与
「いくらもらえるか」だけでなく、「どのように上がっていくか」まで書くことで、納得感が高まります。
例
月給25万円~35万円(固定残業代含む)
※経験・スキルに応じて決定
※賞与年2回(昨年度実績:計3ヶ月分)
【年収例】
・28歳/入社3年目:年収420万円(営業職)
・35歳/リーダー職:年収550万円
補足要素
- 固定残業代ありの場合は必ず内訳記載
- インセンティブ・昇給実績なども補足可
【関連記事】求人広告の書き方!〜給与編〜 書き方1つで応募は集まる!
7. 勤務時間・休日・休暇
「どれだけ働くか」「どれだけ休めるか」を明確にすることで、働き方のイメージを具体化できます。
例
勤務時間:9:00~18:00(実働8h)
完全週休2日(土日祝)/年間休日120日以上
【補足】
・有給取得率80%以上
・産休・育休取得実績あり
・子どもの看護休暇あり
補足要素
・連休の有無
・シフト制なら休日希望制度なども記載
8. 待遇・福利厚生
待遇や制度の一覧は「安心して働けるかどうか」の判断材料になります。手当や制度は具体的に書きましょう。
例
・交通費支給(上限3万円)
・住宅手当(月2万円)
・退職金制度/社員表彰制度
・時短勤務・在宅勤務制度あり(育児中の社員も多数活躍中)
補足要素
・所得に影響する手当(住宅・家族手当)は特に丁寧に
・福利厚生は「使える実績」や「使いやすさ」にも触れると◎
【関連記事】求人広告の書き方 〜待遇・福利厚生編〜
9. 研修・資格取得支援
「未経験でも成長できるか」「どんなキャリアを描けるか」は、多くの求職者が重視する情報です。
例
・入社後1週間の新人研修
・OJTによる業務習得支援
・資格取得支援制度(受験費・教材費一部負担)
・簿記、宅建、MOSなど取得実績あり
〈 キャリアステップ例〉
・一般職 → リーダー → マネージャー → 部門責任者
・例:営業職 入社3年で主任昇格/5年で支店長就任実績あり
・例:接客スタッフ 入社2年で店長代理 → 新店舗立ち上げメンバーに抜擢
補足要素
- 新人研修やOJT、資格取得支援は具体的に
- キャリアステップを図や事例で示すと効果的
10. 選考の流れ
選考の流れとスケジュールが明確だと、応募へのハードルが下がります。特に選考スピードは大切な要素です。
例
【選考フロー】
①書類選考 → ②1次面接(Web) → ③最終面接 → 内定
【所要時間】
全体で2週間程度。面接日程は柔軟に対応します。
補足要素
・面接回数、適性検査の有無
・所要期間(例:最短1週間)や柔軟な日程対応も伝えると◎
まとめ
●求人票を書く前に知っておきたい5つのコツは、
「①ターゲットの明確化」「②ターゲットに刺さる自社の強みをアピール」「③具体性」「④誰にでもわかりやすい言葉を使う」「⑤写真や動画を使う」
●伝わる求人票に変える10の書き方テクニックは、
- キャッチコピー・仕事名は、「+αでキャッチコピーを盛り込む」
- 仕事内容は、「詳しくわかりやすく」「時間や数字、魅力的なキーワードを入れる」
- 求めるスキル・経験は、「『MUST(必須条件)』『WANT(歓迎条件)』を明記」
- 募集背景は、「前向きな内容で、業績・将来性などアピール」
- 会社の特長・理念・ビジョンは、「企業WEBサイトのURLとリンクさせる」
- 給与・賞与は、「年収例を併記する」
- 勤務時間・休日・休暇は、「働きやすさのイメージアップをはかる」
- 待遇・福利厚生は、「各種手当を可能な限り明記する」
- 研修・資格取得支援は、「社内外の研修内容、資格支援を明記する」
- 選考の流れは、「内定までの具体的な流れを明記する」
求人票は、求職者が「この会社で働く自分」を思い描く入り口です。
だからこそ、業務内容や条件だけでなく、その先にある日常や成長のイメージまで伝えることが大切です。その一歩が、企業と求職者のミスマッチを防ぎ、より良い出会いにつながっていきます。
今回ご紹介した内容は、幅広い職種を想定した汎用的なものですが、ハイスキル人材や専門職を対象とする場合は、より的確で専門性のある表現にブラッシュアップしていきましょう。
求人票は、ただの募集情報ではありません。「あなたを歓迎したい」という気持ちを、言葉にして届けるもの。1つひとつの案件に向き合い、丁寧に作成することが、理想の仲間との出会いを近づけてくれます。
また、
・職種ごとに求人内容が整理できていない
・採用要件が言語化できていない
という方には、求人票フォーマットと作成ポイントの無料DLもおすすめです。
フォーマットに沿って記入するだけで、応募したくなる魅力的な求人票が作成できます。↓
【関連記事】母集団形成の手法については、以下の記事で解説しています。
母集団形成とは? | 新卒採用でおすすめの手法10選を紹介します
【関連資料:中小企業向け 月額制採用代行サービス】
「人事ライト」サービス紹介資料はこちら!

この記事の監修者:
1999年青山学院大学経済学部卒業。株式会社リクルートエイブリック(現リクルート)に入社。 連続MVP受賞などトップセールスとして活躍後、2009年に人材採用支援会社、株式会社アールナインを設立。 これまでに2,000社を超える経営者・採用担当者の相談や、5,000人を超える就職・転職の相談実績を持つ。