同じことを何度も聞く新人の心理とは?【即効性の高い4つの対処法】
毎年入社してくる新入社員のなかに、ときどき、もしくは必ず一人くらい?は「同じことを何度も聞いてくる」新入社員がいませんか?
新入社員だから仕方ないかと思っていても、1回2回ならまだしも、何度も聞かれるとさすがに堪忍袋の緒も切れて、イラッとしてしまうのではないでしょうか。
「何度も同じことを聞くな!」と叱ってもあまり効果がなかったら、こんな教育をしてみましょう。
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Contents
同じことを何度も聞く社員への対処法
同じことを何度も聞いていいわけではないと伝える
新入社員は、「自分で調べるよりも、人に聞いたほうが早いし、そのほうがよくない?」と、深く考えずに簡単に聞いてしまっていることもよくあります。
怒られはするけれども、答えるのが面倒だから怒っているだけなんじゃない?なんて事態を軽く考えているかもしれません。彼らに悪気はなく、ただ、知らないだけです。
新人が仕事を仕事を覚えるまで、仕事を教えるのは確かに上司や先輩の仕事です。だからといって、いつまでも何度も何度も同じことを聞いていいというわけではありません。何度も同じことを聞かなくてすむように、これで覚えられるように真剣に仕事に向き合うことが必要だということを丁寧に伝えましょう。
「質問するときにはメモを」と教える
質問をするときにメモをとるのは、誰もができる当り前の行為ではありません。
人生のどこかで教えてもらったことがなければ知らないままですし、そもそもスマホに囲まれて育った今の世代には「メモを取る」ということすら経験がないかもしれません。また、メモ用に「紙とペンを用意して」といっても、ちょっとした切れ端にメモをとっていて、「以前メモした紙がどこかに行ってしまった」なんてこともあります。
何度も同じことを聞いてくる新入社員には、「質問をする時はメモを取るのが必須」と教えるとこから始めましょう。
そして、携帯できるような大きさのメモ用のノートを持たせ、そこにメモをし、質問をする前に一度、「前にも同じ質問を聞いていないか」確認する習慣を付けさせましょう。
ただし、ノートに何か書き込んでいる姿を見て安心するのは早急です。今までメモを取る習慣がなかった場合、メモを取るポイントを心得ていなくて、その時はわかっても後からメモを見返しても何もわからない…なんてこともあります。
メモを取る習慣のなかった新入社員の場合には、最初のうちは少し面倒ではありますが、ちゃんと書き残しておくべきポイントがメモされているのか、確認したほうがよいかもしれません。
教えた後に質問して理解度を確認する
そして、教えた後はその内容をどのように理解しているのか、新入社員に確認してみましょう。
作業の仕方であれば復唱してもらったり、「じゃあ、この時はどうすればよい?」と質問をしたりして理解度をチェックすることで、「理解していないこと」がその場で確認でき、次はスムーズに業務ができるようになるかもしれません。
新入社員の話を聞いてみる
そもそも何度も同じ質問をするのは、望ましいことではないと伝える。質問をするときには、メモをとるように指導する。教えた後に理解度をその都度確認する。
時にはそれでも改善されないことがあるかもしれません。そんな時には、「なぜ何度も同じことを聞いてしまうのか」「どうしたら改善できるのか」、新入社員の考えを聴いてみましょう。
そもそも以前に同じ質問をしたことすら忘れていた。
調べる時間がなかった。
どうやって判断していいかわからなかった。
特に何も考えていなかった。
Aというケースはわかるけれど、これは少し違うA’だと思っていた(本人としては「同じ質問」ではなくて、「違う質問」だと認識していた)。
など新入社員にも何か言い分はあるはずです。どんな理由であれ、だからといって何度も同じことを聞いてもいいとはなりませんが、理由によって対処の方法は変わってきます。
それを確認するためにも、ぜひ落ち着いて話をきいてみてください。
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どうしても改善しないときは?
同じことを何度も聞く新入社員には、根気よく向き合う必要があります。
ですがそれでも改善しない場合は、もしかしたら「同じことを何度も聞いてくる」とイライラして対応してしまうあまり、実は必要なことが伝えられていないなど、「教え方」にも改善できることがあるのかもしれません。
あるいは、新入社員の適性を見直し、業務の担当や配属そのものを検討しなおしたほうがいいかもしれません。
「また同じことを…」とイラっとしてしまう気持ちに一呼吸をおいて、根本的な原因はどこにあるのか客観的に考えてみてみましょう。
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