新入社員はOJTを放置されると退職のリスクが高くなる!対処方法を解説!


新入社員はOJTを放置されると退職のリスクが高くなる!対処方法を解説!

入社後、新入社員が職場で上司から教育を受ける方法として「OJT」が挙げられます。OJTは、職場で働きながら仕事を覚えていく方法です。

しかし、会社や職場によって、新入社員へのOJTを放置してしまうケースがあるのです。OJTを放置された新入社員は退職を検討することもあり得ます。

会社は新入社員のOJTを放置せず、退職を防ぐための対策を整える必要があります。

今回の記事では、新入社員がOJTを放置される理由やその対処方法について解説していきます。最後まで記事を読んだ方は、新入社員の早期退職を防ぎ、新たな教育体制を作り上げるきっかけになるでしょう。

OJTを放置すると退職のリスクが高くなる

研修後、職場で新入社員へのOJTを放置すると退職につながる可能性が高くなります。なぜなら、仕事へのモチベーションが下がることで、焦りや絶望を感じるからです。

例えば、やる気に満ちた新入社員は仕事をもらえない状況が続くと、仕事への熱意が下がります。また、悲観的に物事を考え始め、会社や周囲への不満も募ります。

このような事態に陥らないためにも、新入社員へのOJTを行えない理由がある場合は、早急に解決することが大事です。仮に理由が分からない場合は職場で話し合う機会を作り、社員全体で問題を見つけましょう。

会社や職場の責任者はOJTを行えない問題点を解決し、新入社員の退職につながるリスクを減らしましょう。

OJTを放置する理由

会社によって、新入社員を教育するためにOJTを導入しています。新入社員は職場の上司から指導を受けながら仕事を徐々に覚えていくのです。しかし、教育体制が整っておらず、OJTを放置している会社もあります。

以下がOJTを放置する5つの理由です。

  • 職場が忙しい
  • 教育方法が整っていない
  • 職場の人間関係が良くない
  • 職場に馴染ませるため
  • 新入社員に何かしらの原因がある

ここでは、会社が新入社員のOJTを放置する理由を項目ごとに解説します。

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理由①職場が忙しい

1つ目の理由は、職場が忙しくOJTを行う時間がないからです。職場によっては社員が少なく、業務以外に割り当てられる時間がありません。

例えば、社員一人ひとりの1日の業務量が決められている場合、当日内に全てを行う必要があります。人数が足りない場合は、さらに仕事量が増えてしまいます。

そのため、直接上司が新入社員を教育する時間がなく、やむを得ず放置しているケースがあります。新入社員は質問や新たな業務ができず、職場内で孤立するリスクが高まります。

会社は適切な人員を配置しなければ、OJTを確立できないでしょう。職場でOJTを行うためには時間や労力を確保できる環境が求められます。

理由②教育の制度が整っていない

2つ目の理由は、社員に対する教育の制度が整っていないことです。なぜなら、教育マニュアルの準備がないと、計画的な人材育成まで手が回らないからです。

例えば、設立して間もない会社はさまざまな制度が確立していません。OJTを含め社員教育のノウハウが無い場合は、手探りで方法を見つけることになります。

会社は教育を行う側として、計画的かつマニュアルに沿った育成ができなければいけません。さらに、教育担当を任せる社員の適性を見抜くことも大事です。会社は教育制度だけではなく、OJTを行うマニュアルの準備も進めるべきでしょう。

理由③職場の人間関係が良くない

3つ目の理由は、職場の人間関係が良くないことです。例えば、相性の悪さや出世争いなどが原因でいじめやパワハラのある職場は社員同士のコミュニケーションが取れておらず、まとまりがありません。

この場合は社員同士の連携が上手く取れず、新入社員への教育にも支障が出ます。特に教育担当者が休みの際は、新入社員への指導が伝わっておらず、放置される可能性があるでしょう。

新入社員は職場の人間関係が原因でOJTを放置されると、仕事へのモチベーションが下がります。そして、最悪の結果として職場を退職してしまうこともあり得るでしょう。会社は職場の雰囲気を把握し、改善へつなげる対策を練らなければいけません。

理由④職場に馴染ませるため

4つ目の理由は、新入社員が職場に早く馴染み、心にゆとりをもって仕事に慣れてもらうことに重点を置いているからです。

例えば、初めから新たな業務を複数行うのではなく、1つずつ覚えて仕事に慣れてもらいます。新入社員は焦らずに仕事を行えるため、過度なストレスを感じることが少なくなるでしょう。

ただし、2年目を迎える頃には一人前として扱われ、周囲の態度が厳しくなる恐れがあります。さらに、後輩の新入社員が入ってくると、教育担当を任されることもあるでしょう。入社1年目の社員は職場にできるだけ早く慣れるだけではなく、OJTによって1つでも多くの仕事を覚えることが大事です。

理由⑤新入社員に何かしらの原因がある

5つ目の理由は、新入社員に何かしらの原因があり放置されることです。なぜなら、新入社員の仕事への姿勢次第で指導する側の気持ちや行動も変わってくるからです。

例えば、仕事に対し積極性がなかったり、正確性を欠いたりとやる気を感じない場合、新入社員を放置しがちになります。教育の担当者は自らの業務を行いながら指導しているため、時間や気持ちにゆとりがありません。

そのため、新入社員の態度次第で対応も大きく変わるでしょう。新入社員は、教育の担当者に仕事へのやる気や謙虚な気持ちが伝わるように行動を取ることも大切です。

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新入社員に原因があるケースは?

OJTで放置された新入社員の中には、退職を検討する人もいるでしょう。ただし、OJTを放置される理由として、先に述べたように新入社員に原因があるケースも存在します。

以下の2つは、新入社員に原因があるケースです。

  • 仕事への姿勢が受け身
  • 勤務態度が良くない

ここでは、新入社員に原因があるケースを項目ごとに詳しく解説します。

ケース①仕事への姿勢が受け身

1つ目は、新入社員の仕事への姿勢が受け身にあることです。上司の指示を待っているだけでは、仕事へのやる気が自分以外の人に伝わりません。新たな仕事ができる余力がある場合、上司から声をかけてもらうまで待っていても、仕事をもらえないでしょう。

また、周囲からはやる気が無い人物と思われる可能性があります。仕事は上司から指示を受けて行うだけではなく、自らが進んで取り組むことも重要です。

新入社員が積極的に取り組む姿勢は、周囲からの信用度や評価にも大きく影響するでしょう。会社は、新入社員が仕事に取り組みやすい環境を整えることも大事になります。

ケース②勤務態度が良くない

2つ目は、勤務態度が良くないことです。仕事に取り組んでいる時の姿勢や遅刻・欠勤の有無などが影響します。例えば、毎回遅刻する新入社員は社会的な信用を失い、徐々に放置されます。

また、遅刻した場合に謝罪や反省が無いと、人間性を疑われるでしょう。社会人としての常識やマナーが身についていない新入社員は、OJTで放置されかねません。新入社員が、勤務態度が良好な状態を保てるよう職場のサポートが必要です。

新入社員だけで解決できない場合は、上司や同期に相談させ一緒に考えましょう。何かしらの解決方法が見つかるはずです。

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OJTの放置を改善する対処方法

会社は新入社員がOJTで放置されている場合は、何かしらの対策を取らなければいけません。また、今後同じことが起きないような取り組みが必要です。

以下がOJTの放置を改善する6つの対策です。

  • 職場の労働環境を改善する
  • 教育方法を整える
  • 社員同士のコミュニケーションを図る
  • 定期的な研修を行う
  • 各新入社員に合った教育を行う
  • 新入社員と話し合う機会や相談できる環境を作る

6つの対処方法は職場の状況に応じ、適したものを選びます。ここでは、詳しい内容を項目ごとに詳しく解説します。

対処方法①職場の労働環境を改善する

1つ目は職場の労働環境を改善することです。なぜなら、職場の人員を増やすことや業務内容を効率化することで社員一人ひとりがゆとりを持ち、教育や指導へかける時間も生まれます。

例えば、人員が増えることで、他の社員の負担が減ります。さらに、時間や気持ちにゆとりができ、新入社員へ仕事を教えることも可能になるでしょう。

会社は労働環境の改善を行い、社員への負担を減らせるような取り組みをしましょう。また、教育担当者と新入社員がマンツーマンで指導できる環境を作ることも意識しましょう。

対処方法②教育方法を整える

2つ目は教育方法を整え、制度を確立することです。社員への教育制度が整うことで、職場でのOJTの放置を防ぐことができます。また、担当者による新入社員への指導方法に差ができず、安定した教育が可能です。新入社員を指導する場合にマニュアルがあれば、順序を踏んで教えられます。さらに、仕事方法が統一され、業務の質が保たれるでしょう。新たな教育として研修や勉強会を開くと、社員の仕事への知識やモチベーションが上がる可能性があります。会社は教育に力を入れ、一人ひとりの社員を育成することで業績の向上が期待できるでしょう。

対処方法③社員同士のコミュニケーションを図る

3つ目は、社員同士のコミュケーションを図ることです。なぜなら、お互いが困っている時にフォローしやすく、連携が取れるからです。例えば、教育担当者が急遽休んだ場合、新入社員の指導を他の社員が代わりに行ってくれます。また、新入社員の教育を各社員がフォローできるような体制が整うでしょう。

会社は社員同士のコミュケーションを図る機会を作るために、忘年会や新年会などを開きます。さらに、補助金を出す制度を作ると社員同士が交流するきっかけになるでしょう。最近では、自宅から参加できるオンライン交流会などもよく活用されています。

対処方法④定期的な研修を行う

4つ目は定期的な研修を行うことです。定期的な研修の場を設けることで、社員のモチベーションアップや知識・技術の向上につながります。また、社員同士の意見交換もできるため、各部署に配属された新入社員の状況を共有することが可能です。

各部署の教育状況を知ることで、新入社員への指導方法が改善できます。OJTを放置ぎみの職場は他の部署からアドバイスをもらえるでしょう。

新入社員を対象にした研修では知識や技術の向上に加え、お互いの状況を話し合えます。同期同士が集まる機会があると、日頃の悩みを互いに相談できます。OJTの放置で悩んで退職を考えている新入社員は1人で抱え込まずに、解決できるきっかけを得られるでしょう。

対処方法⑤各新入社員に合った教育を行う

5つ目は各新入社員に合った教育を行うことです。なぜなら、社員ごとで仕事を習得するスピードが異なるからです。例えば、レジ打ちの業務を行う場合、人によって正確さやスピードに差が出ます。さらに、業務を習得するために費やす時間や日数も異なります。

教育担当者はマニュアルに沿った指導を行いますが、新入社員の習得状況に合った対応を取ってください。会社は各新入社員の業務の習得状況を把握しながら、教育方法を検討しましょう。

対処方法⑥新入社員と話し合う機会や相談できる環境を作る

6つ目は、新入社員が直属の上司や教育担当者と話し合える機会を設けましょう。また、会社の教育担当部署の社員とも話せる機会を作り、誰にでも相談できる環境を整えることが大事です。

例えば、職場の上司と話しにくい場合は教育担当部署の社員に相談し、第三者を交えながら解決を目指します。職場によって、新入社員が意見しづらく、我慢を強いられることがあります。

すると、職場の環境が改善せず、退職につながるリスクが高まるのです。会社は、新入社員が気軽に相談できる環境を作り、問題解決を努めましょう。

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新入社員へのフォローが大事

新入社員は仕事や職場に慣れていないため、会社や社員によるフォローが大事です。社員への教育体制や職場の人員体制が整っていない場合は、新入社員が孤立する恐れがあります。

例えば、教育担当者に仕事を教えてもらいたい時、仕事が忙しく対応できないこともあり得ます。その場合、新入社員は新たな仕事を覚えられず、焦りや孤独感を覚える可能性があるのです。さらに、他の社員にも質問できない状況になると、仕事へのモチベーションが下がりかねません。

会社は職場で新入社員が孤立しないように、職場全体がフォローできる体制を確立させる必要があります。仮にOJTができずに放置する状況が続く場合は、改善方法を教育担当部署の社員や直属の上司が話し合いましょう。

まとめ

今回は、新入社員がOJTを放置される理由やその対処方法について解説しました。

新入社員へのOJTは会社の教育体制や職場の状況によって、不十分になる可能性があります。十分な教育を受けられない新入社員は早期に退職することもあり得るでしょう。

そのため、会社は新入社員のOJTを放置しない教育体制や職場の労働環境を整えることが大事です。

会社は新入社員へのOJTを放置しない仕組みを作り、業績に貢献できる人材を育成しましょう。

◆OJTを放置すると退職のリスクが高くなる
◆OJTを放置する理由

1. 職場が忙しい
2. 教育の制度が整っていない
3. 職場の人間関係が良くない
4. 職場に馴染ませるためor慣れさせるため
5. 新入社員に何かしらの原因がある
◆新入社員に原因があるケースは?
1. 仕事への姿勢が受け身
2. 勤務態度が良くない
◆OJTの放置を改善する対処方法
1. 職場の労働環境を改善する
2. 教育方法を整える
3. 社員同士のコミュニケーションを図る
4. 定期的な研修を行う
5. 各新入社員に合った教育を行う
6. 新入社員と話し合う機会や相談できる環境を作る
◆新入社員へのフォローが大事