会社のルールを守らない人にはどうする?4つの理由と4つの対処法
会社など組織には必ずルールがあります。ルールがあることで、組織内の人が円滑に動くことができると言えるでしょう。
しかし、中にはルールを守らない部下がいて、管理職の方は頭を悩ませているのではないでしょうか?
ということで、今回は部下がルールを守らない4つの理由と4つの対処法について紹介します。
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Contents
部下がルールを守らない4つの理由
ルールを守らない部下はどのような心理状態になっているのでしょうか?
単純にルールが軽んじられているケースもあれば、ルールを作った側に問題があるケースもあります。
1. ルールを理解していない
2. ルールが現実的ではない
3. ルールが軽んじられている
4. 部下との信頼関係が気づけていない
今回は4つの理由をピックアップしましたので、順に見ていきましょう。
1. ルールを理解していない
そもそも、ルールが理解されていないため、守られていないというケースもあります。あまりにも内容が複雑だったりすると、守る以前に理解ができず、ルールが形骸化していってしまいます。
ルールを作り、浸透させるというのは管理する側の重要な役割と言えるでしょう。
2. ルールが現実的ではない
内容が理解できたとしても、現場にとって現実的ではないルールは守られません。
現場社員の大半が「このルールを守ってたら仕事が進まない」と思ってしまうようなルールは、そもそも設計ミスと言えるでしょう。
まず、ルールを作るタイミングで現場の意見を吸い上げて反映させることが重要です。
3. ルールが軽んじられている
何度もルールが守られなかったり、多くの人がルールを守らないような状況が続くとルールが軽んじられるようになっていきます。
「この間も大丈夫だったから…」「あの人も守っていないから…」というような状況になってしまうと、ルールを厳守するような組織風土に戻すのは難しくなります。作ったルールがしっかりと守られるよう、定期的に見直しをかけていくと良いでしょう。
4. 部下との信頼関係が築けていない
部下との信頼関係が築けていないと、あらゆる業務に支障をきたし「ルールを守る」どころの話ではないでしょう。
信頼関係が築けていない状態で、いくらルールを押し付けても無駄です。まずは、「部下と上司」「人間と人間」の信頼関係を築くことから始めましょう。
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部下がルールを守らない時の4つの対処法
続いて、部下がルールを守らない時の対処法についても見ていきましょう。ルールを守らせるような対処法もあれば、ルールそのものを見直すような対処法もあります。
1. ルールの周知に務める
2. ルールの内容を見直す
3. 部下とルールについて話し合う
4. ペナルティ・インセンティブを設ける
今回は4つの対処法をピックアップしましたので、順に見ていきましょう。
1. ルールの周知に務める
まずは正しいルールを組織内に周知させることが重要です。
その際には、ただ一方的にルールを伝えるだけでなく、ルールができた背景や目的なども併せて伝えると有効です。部下が「ルールを守ろう」と思えるような状況を作り出すことを心がけましょう。
2. ルールの内容を見直す
ルールは作ることが目的ではなく、正しく運用していくことが目的です。
そのためには、現場の状況に即した内容になるよう、定期的に見直していく必要があるでしょう。現場の意見も吸い上げつつ、現実的に実行可能なルールにしていく必要があります。
3. 部下とルールについて話し合う
「ルールを守るとどれだけ仕事が効率的に進むか?」「ルールを守らないと、どんな最悪の事態が起きるか」について、部下と話し合うというのも有効です。そうすることで、ルールが設定されている意味を論理的に理解できるようになるでしょう。
また、人間は論理だけでなく感情でも動く生き物です。「ルールを守ることが正しい」と頭では分かっていても、「ルールを守ろう」と腹落ちしなければルールは形骸化していってしまいます。ルールについて一緒に話し合うと、論理的にも感情的にも納得感を得られます。
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4. ペナルティ・インセンティブを設ける
ルールを守らなかった際にペナルティを設けたり、ルールを守った際にインセンティブを設けるというのも1つの方法です。
本来であればルールの目的を理解し、自主的に行動するのが望ましいですが、どうしてもルールが守られない場合にはこのような外部的な動機付けも有効。この際、ルールを守ることが目的にならないように、ルールの目的やルールができた背景についても併せて伝えることを忘れないでください。
重要なのはコミュニケーションをとること
「部下がルールを守らない」という状態を突き詰めると、根底にはコミュニケーション不足があると言えるでしょう。
まずは、部下とコミュニケーションをとりつつ、なぜルールを守らないのかを明らかにすることが重要です。また、部下と一緒にルールを作っていくような姿勢が理想ですね。