【自己分析のやり方】Vol.2〜就活の軸や目指す方向性に悩み始めた方必見〜
2024年10月1日はじめに
こんにちは、24卒インターン生の蛭子梨央です。アールナインではシステム職として内定をいただいております。
怒涛のサマーインターンが終わり、今は秋のインターンや早期選考が始まっている時期でしょうか。
- 「就活の軸や志望業界、職種をなんとなく絞っていたけれど本当にこれで良いのか分からなくなってきた」
- 「自己分析をしたけれど結局どう活かせば良いのか分からない」
このような悩みを持っていませんか?
これらの悩みは、昨年の秋に私が実際に感じていた悩みです。先が見えなくて、自分がどこかの企業から内定をもらうことが出来たとしても承諾をしているイメージがわかない……本当に就活が終わるのか、と不安に思っていました。
結果として大学3年生の1月にはアールナインに内定承諾をして就活を終えている身にはなるのですが、承諾に至るまでずっとモヤモヤと考え込んでいたり就活に疲れてしまったり……と、順風満帆ではなかったと思います。
今回は私の体験も交えながら、どうしたらこのような状態を抜けることができるのか、お伝えしていきます。
ただ、もちろん人によってこの方法が合う人、合わない人がいるので自分に合うところだけ参考にしてみる、というやり方で試してみてください。
目次
STEP1:自分を見つめ直す
まずは、改めて自分のモチベーションの源泉を把握することと、反対にワクワクしないことを把握することが大切です。どんな些細なことでも良いので書き出してみると、だんだんと共通点が見えてくることがあります。
これらは自己分析の定番質問なので就職活動の初期にすでにやったことがある、という方もいるかもしれませんが、就職活動をしていく中でこれまでと違った自分が見えてくる場合もあるので再度考えてみてください。
- 自分が楽しさ、ワクワク感を感じている時
- モヤモヤする、充実感がないと感じている時
些細なことでも良い、と言われても些細なことの程度が分からない…と思う方が多いかと思います。そこで私の例を以下に示すので、参考にしてもらえればと思います。
私が楽しさ、ワクワク感を感じている時
- 文章を書いている時
- 旅行の企画をしている時
- 新しいことが始まる時
- 似た価値観の仲間と同じ目標に向かって動いている時
- なぜ?という疑問を深掘りして考えている時
- 自分の努力が結果として現れた時
私がモヤモヤする、充実感がないと感じている時
- 同じような作業ばかり繰り返しやっている時
- 一人でいる時間が全くない時
- 誰かに言われた通りに動き続ける時
- 誰かが悪口を言っているのを耳にした時
STEP2:自分と正反対の人の分析をしてみる
自分と正反対な性質を持つ人は周りにいませんか?
- 自分は人見知りするタイプだけれど、この人は新しく出会った人にも変わらず喋りかけにいっている
- 自分は直感的にすぐ行動に起こすタイプだけれど、この人は計画的に着実にこなすタイプの人だ
など、自分と違うなと感じる人は何人か思い浮かぶのではないでしょうか。
その自分とは正反対な人が向いていそうな仕事について考えてみてください。この仕事なら一番イメージに合うな、と感じる仕事が思いつくとベストです。
例えば、先ほどの一つ目の例に挙げた、新しく会った人にもガンガン喋りかけにいけるタイプの人であれば、人と話す機会の多い仕事(営業, コンサルティングなど)が向いているかもしれません。二つ目の例に挙げた、計画的にこなせるタイプの人であれば、じっくり考えたり計画に沿って着実に進めたりする仕事(エンジニア, マーケティングなど)が向いているかもしれませんね。
自分の向いている仕事を探すと、何が何だか分からない…と迷宮入りしてしまいがちですが、他の人の向いている仕事ならばなんとなく思いつくという方もいたのではないでしょうか。
向き不向きが分からないと悩んでいる場合には、自分と正反対だと感じている人にとって向いている職業の反対、つまりその人が向いていない職業は自分に向いているのではないか?と仮説を立てて一旦動いてみるというのもおすすめです。
ちなみに私の場合、正反対の人と聞いてぱっと思い浮かぶのは以下の二人でした。
- 誰に対しても臆せず話しかけ、雑談力があり場を盛り上げるのが得意な人
- 同じことを繰り返す業務をやっても雑になることなく、常に丁寧な人
この二人について、適職を考えた時に前者は営業職、後者は事務や経理の仕事が浮かびました。
この二人と一緒の職場で営業職、または事務や経理の仕事をしている自分を想像した時に、活躍しているイメージが全く持てませんでした。そこで、これらの職種は自分の苦手分野かもしれないと気が付きました。
次に、この二人の苦手な分野を考えた時に前者は人と関わる機会がそれほど多くない仕事や個人作業が多い仕事、後者は変化が激しく新しい仕事に追われたり柔軟性が求められる仕事だと考えました。これらの仕事を自分がしている状況を想像してみると、先ほどよりも活躍しているイメージが持てるようになりました。
STEP3:これまでの就職活動で感じたことを書き出す
皆さんは、おそらく夏のインターンシップや企業説明会、面談などにこれまで参加してきたのではないでしょうか。そこで感じたことを思い出してみてください。
楽しかった瞬間や、退屈に感じた瞬間もあると思います。また企業によって楽しさが変わっているのであれば、どういうタイプの企業と接する時は楽しい、もしくは退屈だったのか考えてみてください。
- 面談や説明会への参加、インターンに参加した中で退屈だと感じた場面、合わないなと思った場面
- 面談や説明会への参加、インターンに参加した中で楽しかった場面
例えばインターンの場合、
- インターン運営側の社員の印象
- 企業の事業内容・働き方
- インターンコンテンツの楽しさ・充実度
- 座談会パートでの社員の印象
など、それぞれどのような感想を持ったでしょうか。
私の場合、サマーインターンで特に感じたのは、企業タイプによって社員の方の雰囲気がまったく異なるという点です。何が良い悪い、ではなく自分に合うか合わないか、なのですが私の場合一緒に働きたいと思った社員の方はベンチャー企業、もしくはベンチャーマインドの根付いている中小企業がほとんどでした。
STEP4:STEP1〜3を組み合わせて軸を設定する
これまで考えてきたSTEP1〜3を組み合わせて、再度自分の今の方向性が合っているのか確認して就職活動の軸を考えていきます。
どのように考えたら良いのか、私の場合を例として見ていきましょう。
まずSTEP1〜3の結果をまとめると、以下のようになりました。
- 個人作業も誰かとの共同作業どちらも好きだけれど、一人の時間がまったく取れないと充実感が減少する
- 共同作業の場合は、「似た価値観の仲間」という部分が必須(ベンチャーマインドを持った方と一緒に働きたい)
- 新しいことが好きでルーティンワークが苦手
- 文章を書いたり旅行の企画をしたりするのが好きなことから、1から10を生み出すことが好きなのである程度裁量権が欲しい
- なぜ、を深掘りすることが好きなので何かを分析したり上手くいかない原因を考えたりすることが好き
- 自分のやったことが結果としてちゃんと現れると充実感が高まる
これらの条件に当てはまるような環境で働くことで自分のパフォーマンスを充分に発揮して、会社の役に立ちつつ私自身も楽しく働けると考えました。
まず、「ベンチャーマインド」、「新しいことが好き」、「裁量権がほしい」という言葉からベンチャー企業もしくはベンチャーマインドの根付いた企業が自分に適していると考えました。
次に「自分のやったことが結果として現れる」という言葉から、自分が得意な領域で働くことができて活躍できるような環境が必要だと分かります。自分の得意な領域は、「何かを分析したり上手くいかない原因を考えたりすることが好き」という部分だと思い、デジタルマーケターやエンジニア職ならばこの得意を活かすことができるかもしれないと考えました。
私の最終的な就職活動の軸を簡単にまとめると以下の通りです。
- 自分が得意な領域で働ける
- 自分が働いて活躍しているイメージができる
- 自分と似た熱量で働いている人の多い社風
- ベンチャー企業かベンチャーマインドの根付いた企業
これまでSTEP1〜STEP3に分けて自分の価値観と向き合ってきましたが、STEP1では自分の「好きと嫌い」、STEP2では自分の「得意と苦手」に焦点を当てて考えるいわゆる自己分析をしています。
そしてSTEP3は企業研究に近いものになるので、STEP1〜3を組み合わせると自己分析と企業分析が組み合わさった状態になります。
こうすることで、自分の価値観と実際の企業を結びつけることができ、より具体的に自分の働くイメージを持つことができるのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
自分の価値観と実際の企業の情報・印象を組み合わせて、自己分析の結果を軸の設定や企業選定に活かすことはできそうでしょうか。
皆さんが今抱えているモヤモヤを払拭することに少しでも役立つと嬉しいです。
また、他のインターン生が書いている自己分析に関する記事もありますので、ぜひこちらもご覧ください!