求職者への「社風」の伝え方を考える

求職者への「社風」の伝え方を考える

求職者への「社風」の伝え方を考える 1299 866 株式会社アールナイン

「現在就活をしている世代が、会社選びで何を重視しているのか」。新卒採用活動を実施するにあたり、企業側はその傾向を知ることが重要です。

これから就職をしようとしている世代は、Z世代(1990年代後半生まれの世代)と言われています。「インターネットでの情報収集に長けている」「オンラインでのコミュニケーションも得意」というのが主な特徴です。そんな彼らは、会社選びにおいて何を重視しているのか。若者にスポットを当ててリサーチ結果を発信する「TesTee Lab!」が実施したインターンに関するアンケート調査(※)によると、「どんな会社に勤めたいか」という質問への回答は「社風が合う」が、男女ともにトップでした。
※調査対象:就活中、就活を終えたばかりの大学3~4年生602名

この調査結果を踏まえると、採用活動において、求職者に「社風」を理解してもらうことが重要であることが分かります。しかしその一方で、「どのように自社の社風をアピールすれば良いか分からない」という人事担当者の声をよく耳にします。では、社風はどのように伝えるのが良いのでしょうか。一緒に考えてみましょう。

 

「社風」を感じてもらうために伝えたい4つのポイント

そもそも「社風」という言葉が何を示すかは非常に曖昧です。マイナビが20~40代のマイナビニュース会員300名に「現在勤めている会社の社風とは?」というアンケート(2016年6月23日集計)を実施したところ、その回答から社員が社風を感じるポイントは大きく以下の4つに分けられることが分かりました。

1.人間関係
2.評価や価値観
3.仕事の進め方
4.雰囲気

求人情報などで社風について発信する際には、この4つのポイントから伝えることを意識してみましょう。では、それぞれのポイントにおいて、具体的にはどのような伝え方ができるでしょうか。先ほどご紹介したアンケート内の「今の会社の社風のどんなところが、自分に合っていると思いますか?」という質問への回答も参考に、例を挙げてみます。

1.人間関係

お互いに指摘をし合える関係
チームで楽しく働いている
他人に干渉せず、個人プレーがメイン
困った時は仲間で助け合う

2.評価や価値観

新入社員でも社長に直接意見できる
実力主義で、成果を出せば出した分だけ評価される
残業しても評価されず、仕事を早く終わらせる=能力が高いと判断される
仕事とプライベートは別

3.仕事の進め方

若手にも幅広い仕事を任せてくれる
過去のやり方にこだわらず、自分で効率の良い進め方を実行できる
自分のペースで仕事を進められる
上司が管理するスケジュールに沿って進める

4.雰囲気

穏やかでのんびりしている
服装があまり厳しくない
堅い、チャレンジしない
休みが取りやすい
社内行事が多く、楽しく盛り上げようとしている

上記は一例ですが、このように4つのポイントでそれぞれ自社の特徴を伝えることで、求職者に社風への理解を深めてもらうことが可能です。
伝える際に注意しなければならないことは、社風は人によって受け取り方が異なるということです。たとえば、ある人には「スピード感がないので物足りない」と感じる職場も、別の人には「余裕を持ったスケジュールで仕事を進められるので心地よい」と感じられる可能性があります。そのため、社風に関して伝える時には具体的なエピソードを添えたり、独自の制度などがあればそれを伝えるのも有効です。

たとえば、「個人の意見を尊重する職場」という紹介にとどめずに、「入社1年目から社長に意見することができる提案制度があり、実際に多くの新入社員が提案をしています。このように個人の意見を尊重する風土がある職場です」などと伝えたほうが、誤解を招きにくいでしょう。

 

また、文章や口頭でのプレゼンテーションによって社風をアピールするだけでなく、写真や動画、職場を直接見てもらうことで実態を理解してもらいやすくなります。選考ではぜひ直接社風を感じてもらえる機会をつくってみてはいかがでしょうか。ミスマッチのない採用を行うためにも、社風の伝え方をぜひ見直してみてください。