新卒採用スカウトメールの書き方のコツは〝特別感〟にアリ!【例文付】

新卒採用スカウトメールの書き方のコツは〝特別感〟にアリ!【例文付】

新卒採用スカウトメールの書き方のコツは〝特別感〟にアリ!【例文付】 640 427 株式会社アールナイン

就活生に〝まず知ってもらう〟には〝攻め〟のスカウトメールでアプローチ!

「新卒採用がなかなかうまくいかない」。

そんな悩みを抱える中小企業は多いと思います。新卒採用は、さまざまな就活サイトなどを通じて求職活動をする学生がほとんどです。

しかし、大手有名企業には関心が集まっても、中小企業はなかなか苦戦してしまうのが現実。

それは学生があまり社会を知らないせいでもあり、だからこそ中小企業は、〝まず知ってもらう〟ことが新卒採用のスタートラインと言えるでしょう。

そう考えると、ただ受け身に学生からのエントリーを待つよりも、積極的にスカウトを行う〝攻め〟の姿勢で、難航する新卒採用にチャレンジしてはいかがでしょう。

最近は新卒向けのスカウトサービスも増えてきています。そこで活用をオススメしたいのが、企業側から就活生にダイレクトにメッセージを送るスカウトメール機能です。

この記事では、新卒採用の就活生に興味を持ってもらえるようなスカウトメールの書き方とコツを例文付きでご紹介します。

【新卒・中途】ダイレクトリクルーティングに使える「スカウト送信管理シート」(エクセルフォーマット)
【新卒・中途】ダイレクトリクルーティングに使える「スカウト送信管理シート」(エクセルフォーマット)
ダイレクトリクルーティングのスカウト配信数を管理できるシートです。各サービスや職種ごと送信数や返信数を把握して振り返りを行うことで、改善して行ける状態を目指しま.....

「新卒採用 スカウト」5つのポイント


新卒採用の際のスカウトメールはターゲットとする就活生に向けた〝ラブレター〟にほかなりません。就活生には、自分が企業に〝選ばれた特別な存在〟だと認識できることが大切です。

この記事で解説するポイントを意識しながら、就活生が「この会社なら働いてみたい」と興味を持ってもらえるスカウトメールに挑戦してみてください。

まず、書き方をご説明する前に、以下の5つのポイントを整理しましょう。

  1. 求めるターゲット像を明確にする
  2. ターゲットに刺さる自社の強みを整理する
  3. なぜ、スカウトしたのかを具体的なポイントで絞る
  4. 入社後、どんな活躍ができるかを整理する
  5. 〝1次選考免除〟など〝特別待遇〟を用意する

1. 求めるターゲットを明確にする

新卒採用の場合、当然ですが、就業経験はありません。

 ◆大学(短大・高専)で学んだ内容
 ◆保有資格
 ◆志望する業界・職種
 ◆志望する勤務地
 ◆自己PR

などをヒントにターゲットを絞り込みます。スカウトサービスを提供する媒体によっては開示される情報が少ない場合があるかもしれません。

しかし、「このメール、たくさんの学生に同じ文面で送ってるんだろうな」と思われてしまっては、スカウトメールの意味がありません。

「自分のプロフィールをきちんと見て、スカウトしてくれたんだ」と好印象を持たれるためにも、ターゲットは明確にすることが大切です。

また、原則として、ターゲットごとに個別の文面を用意することも重要です。

2. ターゲットに刺さる自社の強みを整理する

学生は当然ながら、社会をまだよく知りません。就職活動において、知名度の高いメーカーや上場企業に圧倒的に応募が集まるのもそのためです。

しかし、よく考えれば、そういう大手企業に就職できる学生はほんのひと握り。中小企業に目を向けてもらうためにも、スカウトは非常に有効な手段と言えるでしょう。

そのためには、「どんな会社なのか」「どんな事業をしているのか」「どんな強みがあるのか」「業界ではどのようなポジションなのか」「どんな形で社会に貢献しているのか」など、会社の魅力となる部分を分かりやすく伝えることが大切です。

「こんな会社があるんだ、知らなかった」
「ああ、地元で看板を見たことがある会社だ」など、

会社情報を伝える際には、〝まず認知してもらうこと〟を意識することを忘れてはいけません。会社の魅力は、学生にとってイメージしやすいような内容を、丁寧にしっかりアピールしてください。

3. なぜ、スカウトしたのかを具体的なポイントで絞る

スカウトメールはメールマガジンではありません。

書き方としては、少し手間をかけてでも、一人ひとり個別に作成できるのが一番の理想です。(媒体のサービスによっては難しい場合もあります)

仮に何十人に送るものであっても、「これは自分だけに送られたメッセージだ」と感じてもらえる要素がなければ、「これってテンプレートだよな」と思われてしまい、かえって逆効果となる可能性もあります。

「大学で機械工学を学び、技術者を目指している○○さんだから」
「地元企業で地域のために活躍したいと考えている○○さんだから」

など、簡単でも登録情報から読み取れるポイントに焦点を当て、個別具体に書き分けるのがこの部分です。

そのためには、ターゲットを絞りこむ段階できちんとエントリーシートを読み込み、「なぜこの学生をスカウトしたいのか」を明確にしておきましょう。

4. 入社後、どんな活躍ができるのかを整理する

会社は新卒採用の社員にどのような活躍を期待しているのかを分かりやすい言葉で伝えましょう。

職種によって異なりますが、どの分野で活躍してもらいたいのか、その分野の人たちは社内でどのように活躍しているのか。もし、採用後配属先を決定する場合であっても、将来はどのようなキャリア形成ができるのかについて就活生に興味関心を持ってもらえる言葉で丁寧に説明します。

特に、「安心してキャリアをスタートするための研修があるのか」「キャリアパスはどうなっているのか」「将来性はどうなのか」という点は、就活生にとって気になるポイントです。

5. 〝1次選考免除〟など〝特別待遇〟を用意する

スカウトメールでは「選ばれた人材である」という〝特別感〟も重要です。

「このスカウトを受け取った方は2次面接へご案内します」
「1次の書類選考は免除します」

など、他の学生とはワンランク優位な扱いになることを伝えるのも一つの方法です。

それが難しい場合は、「会社見学やインターンシップに参加しませんか?」と接点を持つ機会につなげるのも、スカウトメールの書き方のコツです。

新卒採用のための、スカウトメールの書き方のコツ「6つの構成」

スカウトメールの書き方のコツはまさに、受け取る学生に〝特別感〟が伝わることです。構成と盛り込む内容には以下のポイントがあります。「書き方」のコツと一緒に解説していきましょう。

    1. 採用担当の挨拶
    2. あなたがなぜスカウトされたのか理由
    3. 企業のアピールポイント
    4. どんな仕事ができるのか
    5. 将来はどうなれるのか
    6. 最後に、改めて特別な存在であることを伝える

1. 採用担当挨拶

『はじめまして。突然のメールで失礼いたします。私は株式会社○○の採用担当○○と申します。

冒頭の挨拶で採用担当として名前を明記した方が、パーソナルなメールだということが伝わります。

2. あなたを選んで送ったこと・なぜ選ばれたかを明記

新卒採用の場合、職務経験がないため、それ以外の部分にフォーカスを当てる必要があります。「スカウトしようと思った理由」を書くためには、きちんと登録された情報を読み込むことが大切です。就活生にとって「自分の何が評価されたのか」「きちんと自分を見てくれているのか」は強く印象に残るポイントになります。時間と手間はかかりますが、結果的に、会社に対するイメージ向上(入社しても社員を大切にしてくれる会社に違いない)にも繋がっていきます。

【文例1】理系学生の書き方(事業内容と一致)

『大学で機械工学を学ばれている○○さんに、専門分野を活かした当社の機械部門でご活躍いただけないかと思いました。当社なら、○○さんが今、学んでおられることが活かせる環境だと思います。』

【文例2】I T系学生の書き方(事業内容とは不一致)

『○○さんは大学でITを学ばれているそうですが、不動産業界に興味はありませんか? 現在、当社はDX化に向けITの専門人材の採用を強化しています。○○さんもぜひ、当社のDX戦略部門でご活躍いただきたいと思いスカウトをお送りしました。』

【文例3】文系学生の書き方(事務職採用)

『当社は経済学部で熱心に学ばれている○○さんの自己PRに非常に感銘を受けました。大学のゼミ活動で街おこしのプロジェクトに参加され、地域活性化に興味を持たれたという点に、当社との共通点を感じております。』

【文例4】文系学生の書き方(総合職採用)

『○○さんがサークル活動でチームワークを大事にしながらマネージャー的な役割を果たしていたエピソードを拝読し、当社の理想とする社員イメージにピッタリだと思い大変興味を持ちました。当社の仕事は全員がチームワークで進めていきます。○○さんのコミュニケーション力や調整力が十分に発揮していただける職場だと考えています。』

3. 企業のアピールポイント

会社や事業概要、沿革、業績、業界や地域での立ち位置、経営理念や経営計画、人材戦略など、ポイントとなる部分を端的にアピールしてください。

新卒採用において、アピール対象は顧客ではなく就活生です。自社で働く人間が興味を惹くような書き方がポイントになります。ピンとこなければ、現職社員にアンケートやインタビューを行い、働く側の視点を集めてみてはいかがでしょう。

4. どんな仕事ができるか

新卒採用の場合、すぐに即戦力とはなりません。

また、総合職、営業職、専門職、技術職、事務職など、職種はさまざまあっても、採用時には配属先が未定である場合や、数年はまず営業を経験してから、次のステップというキャリアパスも多いかと思います。

「研修はあるのか」「1年目はどんなふうに働くのか」「ジョブローテーションはあるのか」など、仕事内容だけでなく、入社してからのステップを明記してあげることもポイントです。

【文例1:文系総合職の場合】

『入社後まず1か月は、同期全員で新入社員研修を行います。その後、文系総合職は半年間の営業研修を行ったのち、希望や適性を考慮したうえで営業、営業事務、人事、総務、経理、労務、ITなどへの各部署へ本配属となります。』

【文例2:専門職の場合】

『新卒社員の場合は基本的に総合職として入社していただきますが、○○さんは大学でIT技術を学んでおられますので、IT系に特化した専門職(待遇は総合職と同等)として、DX部門に配属し、当社のIT戦略全般に携わっていただきたいと考えています。
お恥ずかしながら当社のIT化はまだまだ遅れており、さまざまな業務システムやその統合、ITを活用した顧客向けサービスなど、開発すべきシステムは多数あります。先輩社員(あなたと同じM大学の卒業生です。よろしければご紹介します。)と一緒に当社のDX化にぜひ挑戦していただきたいと考えております。』

5. 将来はどうなれるのか

新卒採用の場合、働く自分の姿を具体的にはイメージできないことも多いでしょう。

キャリアパスはどうなっているのか、将来はどんな働き方ができるのか、長く働き続けられる会社なのか、定着率や具体的な社員の例などをあげて説明してあげるのもポイントです。

「専門職としてより専門性に磨きをかけていける」ことに魅力を感じる職種は別として、まだ将来やりたいことが定まっていない就活生にとっては、

「総合職として幅広い業務を経験しながら幹部候補として成長できる」「入社後のキャリアチェンジや異動もできる」

などの将来の可能性を広く見せてあげることも安心感につながります。

6. 最後に、改めて特別な存在であることを伝える

スカウトメールは最後まで読んでもらえないこともあります。

そのため、重要なことは、最初の挨拶文で書いておくことが大事です。最後は重複になりますが、「特別な学生としてスカウトしたこと」「ぜひスカウトを承認してほしいこと」などを伝え、丁寧な挨拶とともに締めくくります。

実践編 魅力的な求人票の書き方<例文>

【1:採用担当の挨拶】

『はじめまして。突然のメールで失礼いたします。
私は株式会社○○の採用担当○○と申します。

○○さんのプロフィールを拝見いたしました。
就職活動は順調に進んでいますか? 多くの企業から働いてみたい1社を選ぶことは大変なことと思います。今回はぜひ、株式会社○○を知っていただきたいと思い、スカウトメールを送らせていただきました。

大変勝手ながら、当社のスカウトは厳選された学生さんのみを対象に行っております。そのため、このスカウトメール受け取った○○さんには1次の書類選考を免除とさせていただき、2次の面接にご案内したいと考えております。ご興味があればぜひ、最後まで読み進めていただけると幸いです。』

【2:○○さんをスカウトした理由】

『○○さんはなぜ当社からスカウトメールが届いたのか、不思議に思われたかもしれません。

エントリーシートの自己PRを拝見し、○○さんが経済学部で地域振興について熱心に学ばれていたこと。ゼミのフィールドワークで街おこしをご経験されたこと。将来は地元企業で地域貢献したいと考えていらっしゃることに感銘を受けました。

当社は「社会貢献」を社是にも掲げ、利益を地域社会に還元する企業でありたいと日々取り組んでおります。きっと○○さんならその思いに共感いただけるのではないかと思っております。』

【3:当社のご紹介をいたします】

『当社は○○県で30年以上、食品卸事業を営んでおります。

地元で収穫した農産物を仕入れ、全国の流通大手やスーパーマーケットチェーンなどを中心に販売しています。

県の特産品であるブランドイチゴの流通には特に力を入れており、地元の農家の皆さんと共にブランドの魅力を広める活動を進め、地域農業の発展にも熱心に取り組んでいます。

業界では県内でもトップクラスの売上高を誇り、業績も年々右肩上がりで伸びております。今後もイチゴに続く新たな特産物を生み出し、地域産業の発展に貢献してまいります。』

【4:こんな活躍をしてみませんか】

『新卒採用の社員は、まず総合職として入社していただきます。入社後は同期の皆さんと一緒に、社会人に必要なマナーや心得、当社の歴史や事業内容を学ぶ研修期間を設けております。

その後、営業部門、仕入部門、物流部門、管理部門など全ての部署をジョブローテーションでご経験していただいたうえで、最終的にはご本人の希望と適性に合った部署に配属を決定いたします。

具体的に今、「やりたいこと」「できること」がなくても構いません。社会人として大切な素養と業務スキルを身につけながら、当社でやりたいこと、得意なことを見出していってください。

当社が大切にしたいのは、理念にもある「事業を通じて地域に貢献する」という想いです。その目標に向かって全社員と心をひとつにしながら、○○さん自身の力を発揮していただきたいと思っています。』

【5:一生安心して働ける会社です】

『将来的には、主任、係長、課長といった昇格制度もあり、経験を積むほど責任もやりがいも大きくなっていきます。

平均的には30歳までに係長、30代で課長クラスです。20代の若いうちから重要なプロジェクトを経験してもらい、次世代人材として育成していくことも当社の方針です。

例えば、ブランドイチゴを担当する営業部の部長は40代前半、20代と30代のメンバー5名でチームを組み、全国にブランド認知度や販路を広げようとキャンペーン等に飛び回っています。

また、数年前から当社は「働き方改革」にも力を入れ、完全週休2日(年間休日120日以上)、有給休暇取得率の増加、産休育休取得率の増加(男性社員も含めて)などに熱心に取り組んできました。

仕事中心のライフスタイルではなく、ワーク&ライフバランスのとれた、ゆとりあるライフスタイルを楽しみながら、全ての社員が安心して働き続けられる会社づくりを目指しています。』

【6:最後に】

『○○さん、もし当社に興味を持っていただけましたら、ぜひ採用面接に進むことをご検討ください。今回のスカウトはこのまま、2次選考の面接へのご案内となりますので、ご承認いただけましたら、追って面接日時の調整をさせていただきたいと思います。

またもし、面接の前にもっと話を聞きたいとのことであれば、採用担当の○○が対応いたします。会社見学やインターンシップ体験も歓迎しておりますので、ご返信いただければ幸いです。

このスカウトメールが、○○さんと当社の良いご縁になれば大変嬉しく思います。

長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

○○さんからの、スカウトご承諾メールを心よりお待ち申し上げます。』

まとめ

スカウトメールを送る場合、「内容は詳しく、しかし端的に」が基本です。矛盾していますが、スマホ世代の若者に、あまり長文は好まれません。

作成後は、「自分が就活中に、このスカウトメールを受け取ったらどう感じるだろう」という視点で必ず読み返してみましょう。他の社員に校閲も含め、「これを受け取ったらどう思う?」と感想を聞いてみるのもいいでしょう。

企業側からアプローチを行う、新卒採用におけるスカウトメールのポイントとは

◇就活生に「知ってもらう」という第一歩であること
◇就活生に「選ばれた」という〝特別感〟を持ってもらうこと
◇ターゲットを適切に絞り、「みんなに同じ文面で送っている」印象を与えないこと
◇できるだけ個別具体に「あなたを選んだ理由」を伝えること
◇パーソナルで親しみやすい挨拶で、就活生にアプローチすること
◇まだ何ができるかわからない学生には、入社後のステップを見せること
◇「将来はどうなれるか」を伝えることも書き方のコツ

就活生は少なからずテンプレート通りの〝お祈りメール〟(不採用通知)を受け取っている場合が多く、新卒採用の企業から〝特別な存在〟として関わってもらえることには敏感です。

スカウトメールはそうした就活生の心をガッチリつかむファーストステップ。「あなたは当社にとって特別な存在ですよ」を伝える機会を最大限に活かし、新卒採用で有望な新人を獲得してください。

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