「採用に時間を割けない」──現場と採用の両立に悩んだ担当者が見つけた、止まらない採用の仕組み


新築・リフォームを中心に、住宅に関わる幅広い工事を一貫して担う株式会社ナニワ。
現場を支える総合職が採用業務も兼任する体制が続いていました。

しかし、現場対応を優先せざるを得ない日々の中で、

「採用に十分な時間を割けない」
「応募対応が後回しになる」

といった状況が発生。
“採用を進めたいのに、時間が足りない”──そんな課題を抱えていました。

そこで同社が選んだのが、株式会社アールナインの「人事ライト」。
外部パートナーのサポートにより、採用が止まらない仕組みを整備。

現場対応に追われて確保できなかった“採用にかける時間”を取り戻し、
採用の質・スピード・データ管理のすべてが大きく変化しました。

会社名   株式会社ナニワ
事業内容  建設・住宅施工業
従業員数  60名/専任外注業者 150名
ご支援内容月額制採用代行サービス「人事ライト」
サービス詳細
  • エージェントコミュニケーション
  • 少人数説明会
  • カジュアル面談
  • 一次面接代行
課題
  • 繁忙期においては特に現場対応が多く発生してしまう、また中小企業ならではの複数部門の兼任体制の中で、採用業務に割く時間の確保が難しい状況が続いていた
  • 応募連絡・日程調整・説明会準備などが、どうしても後ろ倒しになりやすい環境だった
  • 選考の進捗管理が担当者の負担に依存しており、情報の整理や可視化が進めづらい状態だった
効果
  • 忙しい時期でも選考が滞りにくくなり、採用を継続して進められる体制が構築された
  • 選考設計やエージェント連携が整い、自社に合う20代・第二新卒層との出会いが増加
  • 進捗データの整理・可視化が進み、社内共有や意思決定がよりスムーズに行えるようになった

事業内容

住宅事業を一気通貫で担う、“総合力”が強みの建築会社

原田様:

「当社は、新築戸建住宅の施工を中心に、リフォーム工事や住宅設備に関わる10種類以上の工事を一社で手がける建築会社です。元請けハウスメーカー様との長年の取引を通じて安定した受注基盤を築いています。」

―その中で、原田様はどのような役割を担っていたのでしょうか。

原田様:

「私は総合職として、職人さんの手配や工程管理、トラブル対応など施工管理業務を担当しつつ、採用担当、またDX担当を兼務しています。
採用担当としては母集団形成から説明会・選考・内定者フォローまでを一人で対応、またDX担当としては現状の業務を開発しているシステムに落とし込むためシステム会社の担当者と日々連絡を取る状況でした。中小企業ならではの兼任体制の中でDXより緊急性の高い「採用」が進まない焦りが常にある状態が続いていました。」

導入前の課題

現場対応が優先となり、採用に割ける時間が足りない

原田様:

「 日々の現場対応で突発的な対応が多く、採用に使える時間がなかなか確保できませんでした。
その結果、応募者対応や日程調整が後ろ倒しになることが増えていました。」

当時の主な課題は以下のとおりです。

導入前の主な課題

  • 応募連絡・日程調整が遅れやすい
  • 説明会やエージェント対応に十分な時間が取れない
  • 選考の進捗管理が“感覚ベース”になってしまっていた

「採用も現場も大切。でも、兼務では限界がある」──そう強く感じていました。

採用代行を検討した理由

「社内専任は現実的でない」──外部の力を借りる決断

原田様:

「採用専任者を置く案も検討しましたが、現場対応との兼務が続く限り、どうしても時間的な制約が出てしまいます。
教育しながら専任者を育てる余裕もなく、何より“すぐに体制を立て直したい”というスピード感が必要でした。
現場対応を止めずに採用を進めるため、外部の力を借りる決断をしました。」

アールナイン(人事ライト)を選んだ決め手

柔軟な月額制とスピード対応。“必要な部分だけ任せられる”仕組み

原田様:

「月額制のシンプルな料金体系と、月ごとにプラン変更できる柔軟性が魅力的でした。
繁忙期・閑散期の波がある当社にとって、“増減しながら使える”点は非常に助かります。
他社は半年以上の契約縛りやフル代行前提が多い中、アールナインは“必要な部分だけ切り出して”任せられる点が合っていました。
問い合わせ後すぐに提案いただけたスピード感も、信頼につながりました。」

導入後の変化

採用の継続・質の向上・データ整備が同時に進行

原田様:

「現場が動いても採用が止まらなくなったのが一番大きかったです。説明会や一次面接を代行してもらえたことで、“最終的に会うべき人”に集中できるようになりました。」

この変化を支えたのが、アールナインの柔軟な運用体制です。

応募連絡や日程調整、説明会運営、一次面接など、進行が滞りやすい工程を中心に代行し、
現場対応で急な予定変更が発生した際も、スムーズに選考を継続できるようサポートしました。

進捗管理シートを活用した情報共有に加え、チャットを中心に状況をやり取りし、
緊急性の高い内容については必要に応じて電話で確認するなど、
優先度を見極めながら柔軟に連携を図りました。
どんな時期も採用の流れが止まらない“仕組み”を実現しました。

原田様:

「体感としても、導入前に比べて採用にかかる時間は大幅に減りました。現場対応と採用業務の両立が、ようやく現実的になったと感じています。」


採用を継続できるようになったことで、
次に見えてきたのが「どんな人と出会えているか」という変化でした。

— 採用の「質」の面では、どのような変化を感じていますか。

中途採用で”自社に合う人材”と出会える採用体制へ

原田様:

「質が上がりましたね。20代・第二新卒層など、良い方と多く出会えました。
これまで応募が増えると個別最適化したフローが難しくなり、やむを得ず全員一律のフローで選考していました。
今はアールナインが間に入り、まず見極めてくれるため、本当に会うべき方に時間を使えるようになりました。」

この成果の背景には、アールナインによる選考設計とエージェント連携の強化があります。

まず、面接評価基準を整理し、「コミュニケーション力」「素直さ」「規律性」などを明確化。
定例ミーティングで候補者の評価や印象をすり合わせ、その内容をエージェントにも共有することで、紹介段階から精度を高めました。

また、候補者情報を匿名化した「書類選考ミーティング」を実施し、経歴やスキルのみをもとにアールナインとエージェントが即時で選考可否を決定。

これにより、選考スピードと精度の双方が向上し、より自社に合う人材との出会いが実現しました。
一連の取り組みを通じて、初期段階から“会うべき候補者”を正確に見極められるようになり、結果としてミスマッチが減少。
採用の質が全体的に向上し、総合職で5名の採用成功につながりました。

原田様:

「これまでは時間や体制の制約もあり、採用判断に十分な余裕が持てない時期もありましたが、
今年は一人ひとりと丁寧に向き合い、納得感のある採用ができたのが大きかったです。」


採用活動が安定して進むようになる中で、
もう一つ大きく変わったのが「判断のしやすさ」でした。

— 採用データの管理や共有については、どのような変化がありましたか

採用データを“見える化”し、判断をスピードアップ

原田様:

「応募数や面接数が一目でわかるようになり、社長への報告も事実ベースで説明できるようになりました。以前記録を残す余裕もなく、今月どのくらい応募が来たのか、誰がどこまで進んだのかといった基本情報さえ追いづらい状態でした。」

こうした課題に対して、アールナインは採用データの整理と可視化を支援しました。


応募・面接・内定までの進捗を一覧で把握できるスプレッドシートを設計し、
応募数や面接数、歩留まり、エージェント別の成果などを自動で集計・管理。
定期的な情報共有を通じて成果を分析、次の施策を検討するための“判断の基盤”を整えました。


その結果、採用活動を定量的に把握できるようになり、
属人化していた採用管理から脱却し、改善を継続できる仕組みが整いました。

原田様:

「やりたかったけど後回しになっていた“採用の見える化”がやっと実現できたことも良かったです。」

今後の展望について

軸である“職人採用”にも挑戦を

―今後の採用活動について教えてください。

原田様:

「 中途・新卒採用は継続しつつ、今後は職人さんの採用にも力を入れたいと考えています。
応募母数の少なさや求人原稿など課題もあるため、この領域でも引き続き相談していきたいです。」


―最後に、「人事ライト」をどんな企業におすすめできますか

原田様:

「うちのように、採用担当が他業務と兼任になっている企業は多いと思います。
現場対応を優先せざるを得ず、採用業務に手が回らなかったり、気づけば対応が止まっていたり。

それでも“採用は止められない”という状況の中で悩まれている企業には、迷わずおすすめできます。」

原田様:

「私自身も、導入してから採用にかける時間を取り戻せている実感があります。
現場と採用、どちらも前向きに進められるようになった今だからこそ、
同じような悩みを抱えている企業に使ってほしいサービスです。」


―では、アールナインを一言で表すと

原田様:

「言葉にするなら“救世主”ですね。採用が止まれば会社は縮小するしかない。
その状況から救ってくれたのがアールナインさんでした。」