【絶対ダメ】面接で聞いてはいけない質問11選
- 面接でNG質問をしてしまっていないか不安
- 面接で聞いてはいけない質問を知りたい
そんな疑問を解決する記事になっています。
採用面接において”求職者の人柄を知りたい”と感じるのは当然のことです。新卒採用において、企業が採用基準として重視している項目は“人柄”が最も高い(92.1%)という調査結果が出ています。(株式会社リクルートキャリア『就職白書2018』)。
また、採用面接では「求職者に少しでもリラックスして欲しい」という気持ちから、求職者が話しやすい“身近な内容”を聞いてみようという気持ちが働くものです。しかし、何気ない質問が、実は“就職差別”や“違法”に繋がる恐れがあります。
面接では、何気なく投げかけた質問から思わぬトラブルに発展することがあります。最悪の事態を防ぐためにはどんな質問が「人権侵害」または「就職差別」に繋がるのかを知っておく必要があります。
そこで今回は面接を担当する人は全員が知っておくべき質問について解説します。
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Contents
面接で聞いてはいけない11の質問
面接で聞いてはいけない質問を網羅しようとするとキリがありませんが、今回は厚生労働省が掲げている指標をもとに採用選考時に配慮すべき11の項目を解説します。
1. 本人に責任のない事項を聞いてはいけない
①本籍・出生地に関すること
- あなたの出身地はどこですか?
- あなたの出身国はどこですか?
- あなたは生まれてからずっと同じ所に住んでいるのですか?
※「戸籍謄本」や「住民票」を提出させることもしてはいけません。
②家族に関すること
- ご家族は共働きですか?
- ご家族の出身地はどこですか?
- ご家族の職業は何ですか?
- ご家族の役職は何ですか?
- ご家族はご健在ですか?
- ご家族に病歴はありますか?
- ご家族の収入はどれくらいですか?
※職業・続柄、健康、病歴、地位、学歴、収入、資産などの事項を聞いてはいけません。
③住宅状況に関すること
- あなたの家の間取りを教えてくれませんか?
- あなたの家は戸建てですか?
- あなたの自宅までの略図を書いてくれませんか?
- あなたの家の近くには何がありますか?
④生活環境・家庭環境などに関すること
- 一人暮らしですか?
- 同居している人はいますか?
2. 本来自由であるべき事項を聞いてはいけない
⑤宗教に関すること
- 宗教を信じていますか?
- 何の宗教を信じていますか?
⑥支持政党に関すること
- 政治に興味がありますか?
- 支持政党はありますか?
- 先日の選挙は誰に投票しましたか?
⑦人生観、生活信条に関すること
- 将来どんな人になりたいですか?
- 座右の銘はありますか?
- 信条としていること言葉ありますか?
⑧尊敬する人物に関すること
- 尊敬している人物はいますか?
- その人物のどんなところを尊敬していますか?
⑨思想に関すること
- お金と健康はどちらが大事だと思いますか?
- 夫婦別姓についてどう思いますか?
※業務と関係ない個人の思想について聞いてはいけません
⑩労働組合に関する情報
- 労働組合に加入していますか?
- 学生運動に参加したことはありますか?
⑪購読新聞・雑誌・愛読書など
- 何の新聞を読んでいますか?
- 定期購読している雑誌はありますか?
- 愛読書は何ですか?
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特に注意すべきなのは「家族に関すること」
応募者から指摘があった嫌な質問のうち「家族に関すること」が約半数を占めています。面接の雰囲気を和らげるために何気なく聞いてしまうケースが多いようなので注意が必要です。
(引用元)
厚生労働省 公正な採用選考の基本(2022.1.12)
https://www.mhlw.go.jp/www2/topics/topics/saiyo/saiyo1.htm
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そのほかに注意すべき質問
ここまでに解説した質問のほかに注意すべき事項についてまとめました。
男女雇用機会均等法に触れる質問
- 結婚の予定はありますか?
- 将来子どもは欲しいですか?
- 付き合っている人はいますか?
- 何歳まで働くことが可能ですか?
本人の個人情報
- 血液型は何型ですか?
- 星座は何座ですか?
もし聞いてはいけない質問をしてしまったら・・・
面接で聞いてはいけない質問をしてしまうと、2つのリスクを伴います。
- 法律で訴えられてしまう
- 会社の悪評が拡散されてしまう
1. 法律で訴えられてしまう
最悪の場合、応募者からの訴訟に発展してしまう場合があります。
職業安定法では「採用選考の際、必要な範囲を超える個人情報を同意なく収集してはならない」とされており、もし違反した場合には厚生労働大臣から改善命令がなされます。それでも改善されない場合には「6か月以下の懲役または30万円以下の罰金刑」が適用されます。
2. 会社の悪評が拡散されてしまう
今では約93%の学生が企業の口コミサイトを利用しています。(当社調べ)
面接で聞かれたくない質問をされた応募者が口コミサイトやSNSに悪口を書き込めば、簡単に悪いイメージが浸透してしまう可能性があります。
まとめ
面接では、悪気なく投げかけた質問が思わぬトラブルに繋がることがあります。面接官は常に会社の顔としての自覚を持ちながら面接に臨むことが大切です。
アールナインでは、面接の進め方に不安を感じている企業様に向けて「面接官トレーニング」を実施しています。今回お伝えした「面接で聞いてはいけない質問」についても詳しく解説していますのでお気軽にご相談ください。
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1. 本籍・出生地に関すること
2. 家族に関すること
3. 住宅状況に関すること
4. 生活環境・家庭環境などに関すること
5. 宗教に関すること
6. 支持政党に関すること
7. 人生観、生活信条に関すること
8. 尊敬する人物に関すること
9. 思想に関すること
10. 労働組合に関する情報、学生運動など社会運動に関すること
11. 購読新聞・雑誌・愛読書などに関すること
◇その他に注意すべき質問
◇もし聞いてはいけない質問をしてしまったら…
1. 法律で訴えられてしまう
2. 会社の悪評が拡散されてしまう