【内定者の就活体験談】Vol.3~就活の振り返りとやって良かったこと~
2024年2月22日はじめに
こんにちは、アールナイン24卒内定者の佐知楓果です。
総合職での内々定をいただき、現在内定者インターンをしております。
「就職活動ってどんな感じなんだろう?」と疑問に思っている方、「就活の体験談を聞ける先輩が周りにいない…」と悩んでいる方いませんか?
この記事では、24卒の内定者が就職活動をしていた大学3年の4月から12月の期間、どうやって過ごしていたのかという体験談と、就活でやってよかったことについて紹介します。
「就活を控えている方」や「早期内定」に興味を持っている方に是非読んでいただきたいです。
この記事は第3弾になるので、第1弾や第2弾の記事も是非ご覧ください。
【目次】
1.就活体験記(4月~12月)
私は4月に就職活動をはじめ、12月に就職活動を終えました。
就活時のモチベーションをグラフに表すと、以下のような形になります。
ここでは、4月から12月まで私がどうやって就職活動をしていたのか詳しく書いていきます。
〈概要〉
4月
・就活スタート
・大学のキャリアセンターの講座を受講
・自己分析を開始
5月
・就活迷走期
6月
・就活本格始動
7月
・面接で初挫折
・人材業界への興味
8月
・ほぼ毎日就活の予定
・初の本選考
9月
・就活へのやる気が無くなる
・初の内々定
10月
・1か月の中長期インターン
・夏に落ちた企業の面接リベンジ
11月
・人材業界からHR業界へ視野を広げる
12月
・第一志望群4社に絞る
・3社内々定の結果…
4月
・就活スタート
私の周りでは、大学3年の4月から就活を始めるという人が多かったので、この時期から少しずつ就活に取り組むようになりました。
しかし、周囲に就活の体験談を聞けるような先輩もおらず、最初は何からはじめて良いのか全然分からない状態でした。
・大学のキャリアセンターの講座を受講
とりあえず、大学からお知らせのあったキャリアセンターが開催している就活初心者向け講座を視聴することにしました。
「就活って何からはじめればいいのか分からない」という人や、「授業やサークルで忙しいけど何かやらなきゃ」という焦りがある人などは、こういった講座をまずは受講してみて、就活の全体像を把握してみるのがおすすめです。
・自己分析を開始
上のような講座を受講したところ、まずは「自己分析」をすると良いとのことだったので自己分析から始めました。
自己分析ツールをやってみたり、モチベーショングラフを書いたり、「自己分析」と調べて出てきた質問に答えてみたり、多様な方法で自己分析をしていました。
このように自己分析には色々な方法がありますが、この初期の段階では自己分析をしてみても何の役に立つのかいまいちピンとこない状態でした。
しかし、自己分析は最初にやって終わりではなく、就活を進めながら段々と深掘りされていくものなので、この時点で完璧にできている必要は全くないです。
→「自己分析」について詳しく書かれた記事はこちら
☆当時の反省からアドバイス
→とにかく何からでもいいので就活を始める!
就職活動はまず一歩踏み出し、行動に移すことが大切だと思います。
失敗しても、上手くいかなくてもいいのでイベントに参加してみたり、インターンに申し込んでみたりすることで学べるものがあります。
また、中々やる気が起きない場合は、キャリアセンターやマイナビが提供している就活講座を見てみるなどして、就活モードに気持ちを切り替えるのが良いと思います。
5月
・就活迷走期
4月から就活を始めたはいいものの、何をしていいのか分からない迷走期に入っていました。
自己分析や業界研究を見よう見まねでやってみたり、適性検査の勉強をしてみたり、マイナビやリクナビで興味のある企業をリストアップしたりなどしていました。しかし、明確な目標は無く、何となく周りがやっていることをやっている状態になってしまっていました。
またこの時期は、サークル活動や授業が忙しくなり、就活以外のタスクも多く、キャパオーバーになりかけていました。
☆当時の反省からアドバイス
→忙しい時期は目標を決める!
この時期、やることが多すぎて何事も中途半端になってしまっていたことを反省しています。
今考えると、あれもこれも手を出すのではなく、「5月が終わるまでに適性検査のこの単元まで終わらせる」などやることを絞り、目標を達成することだけに注力するのが良かったと思います。
また、サークル活動や授業の活動にもしっかり力を入れることで、自分にとってのやりがいや嫌なことや心地良い環境などを知ることができ、自己理解につながります。また学生時代に頑張ったこととして話すことができたりもするので、就活以外も手を抜かずにやれるといいと思います。
6月
・就活本格始動
6月には多くの企業の夏インターンの申し込みが始まります。
私は夏の期間で約30社の企業に応募しました。応募した業界は主に、人材業界、IT業界、教育業界中心でした。業界をはじめから絞っていたというよりは、興味の赴くままに応募をしていたらこの3業界が中心となっていました。
☆当時の反省からアドバイス
→興味がある企業に諦めず申し込む!
人気のある名の通った企業に自分も申し込んでみようと思ったのですが、ESや選考の多さに面倒くささを感じてしまったり、どうせ申し込んでも自分には無理なのではないかと悲観的になってしまったりしました。
しかし、もし落ちてしまったとしても、企業を調べたり、ESを仕上げたり、面接を受ける過程で学べることは沢山あるので、受けたいところは全て受けておくと後悔が無いと思います。
7月
・面接で初挫折
インターンの最終選考の面接で、上手くいかず、初めて大きな挫折感を味わいました。
上手くいかなかった原因として、「1.準備不足だったこと」「2.グループ面接で萎縮してしまったこと」があると思います。失敗に向き合うのは辛いですが、このように原因を分析し、改善することで成長できたと思います。
・人材業界への興味
夏インターンに参加する中で、人材業界のお仕事に強く興味を持つようになりました。この時期はまだ多くの業界を比較検討している人が多いと思いますが、私は夏頃から人材業界の企業を中心に比較検討し、どの事業が自分のやりたいことに近いのか見ていました。
早期から業界を絞るのはあまり良くないと言われていますが、自分のやりたいこと、自分に向いていることがはっきりしている人は、早期から企業比較に入るのも良いと思います。もちろん、多くの業界を比較検討することにも大きいメリットがあるので、どちらが自分に向いているかで判断するのが良いと思います。
→人材業界について書かれた記事はこちら
8月
・ほぼ毎日就活の予定
夏インターン、会社説明会、個別面談、面接などほぼ毎日就活の予定を入れていました。
この時期に、インプットを通じて多くの企業を比較検討することができました。
個人的にはインターンや説明会に比べ、「個別面談」は有意義な情報を得られると感じていました。その会社のリアルな情報を知ることができることに加え、社会人の方の視点やアドバイスなどを取り入れることができるのが個別面談のメリットだと思います。
大手企業だと開催していないところも多いかも知れませんが、ベンチャー企業や中小企業は個別面談を設けているところも多いです。
・初の本選考
8月末に初めて本選考を受けました。まだ準備不足なのではないかという不安がありましたが、この挑戦をきっかけに早期選考を受けることに抵抗が無くなりました。
逆に言えば、選考時期が遅くなればなるほど他の学生さんの準備も整うので、レベルが上がる可能性もあります。
☆当時の反省からアドバイス
→振り返りや内省の時間を作る!
夏休みはインターンなどで予定が詰まりがちですが、振り返りや一人で内省する時間もきちんと確保するのがおすすめです。多くの企業のイベントに参加しているとその時の生の感情を忘れてしまいがちなので、そのインターンがどうだったか、業務内容は自分に向いていそうかなどその都度振り返り、メモを残しておくと良いと思います。
本選考に進むべきかどうか考える材料になったり、自己分析や企業研究にも繋がったりします。
9月
・就活へのやる気が無くなる
8月に予定を詰め込みすぎてしまったことで、9月に入った頃に就活疲れを起こしてやる気を失ってしまいました。当時、就活をやらなければという焦りから友達と遊ぶのを控えたり、サークル活動への参加を控えたりしていました。しかし、人と話す機会が少なく1人で黙々と就活をしていたことで、自分らしさや自信を失ってしまっていたことに気がつきました。以降、息抜きの時間を作るようにしたところ、「また就活頑張ろう!」と自然と思えるようになりました。
・初の内々定
9月にインターン経由の選考で初めて内々定をいただきました。この内々定をきっかけに、心の余裕が生まれ、就活に前向きに取り組めるようになっていきました。業界にもよりますが、早期選考をする企業はかなり増加しているので、本命企業を受ける前にひとまず秋冬の早期内々定を目指すというのも1つの手だと思います。
☆当時の反省からアドバイス
→意識的に息抜きの時間を取る!
就職活動は人によっては1年以上続く長期戦であるため、適度な息抜きの時間を取った方が燃え尽きずに最後まで頑張れると思います。就活だけに全集中すると本来の自分の姿が分からなくなってしまうこともあります。他の活動に打ち込む時間や、趣味に熱中する時間など自分らしくいられる時間を作ることで、ありのままの自分で就活に挑むことができるようになります。
→モチベーション維持について書かれた記事はこちら
10月
・1か月の中長期インターン
志望度が高かった企業の1か月間のインターンに参加しました。
時間は割かれるものの、業界や仕事の特性について知ることができた有意義な時間だったと感じています。社員の方との面談があり、就活のアドバイスもいただけたので、参加して良かったと思っています。
またこのインターンをした結果、この企業の事業と自分のやりたいことは少し違うかもしれないと気づくきっかけになりました。業界が絞れている場合や、志望度が高い企業がある場合はこういった中長期のインターンを視野に入れるのも良いと思います。
・夏に落ちた企業の面接リベンジ
夏インターンの面接で大きな挫折を味わった企業の冬インターン選考にリベンジしました。
落ちた悔しさから面接の経験を積み、この頃には面接への苦手意識が大分薄くなっていました。結果は見事合格。
一般的に夏より冬の方が倍率が低くなっている企業も多いので、一度惨敗した企業でも諦めずに再チャレンジしてみると良いと思います。
11月
・人材業界からHR業界へ視野を広げる
この時期には興味のある領域や分野が絞れてきました。
自分は人材業界というよりは、企業の人事部や人事を支援する「HR業界(ヒューマンリソース)」に関心があるのではないかと気づき、改めてHR業界の企業を調べ直し、新たに選考を受ける企業を増やしました。
一度業界を絞ったとしても、選考を受ける中で興味が変わったり、この業界も良さそうだと気づくこともあります。良いと思った企業の同業他社を探してみるのもおすすめです。
12月
・第一志望群の4社に絞る
人材業界、HR業界の選考時期は比較的早いため、この時期になるとある程度企業比較が終わりはじめ、次回最終選考という企業も増えてきました。
ここから選択肢を増やすことも可能でしたが、今選考に進んでいる企業の志望度がかなり高かったため、4社の中で意思決定をしようと踏み切りました。
・3社内々定の結果…
第一志望群4社の中で、3社内々定をいただくことができました。どの企業に承諾をするかギリギリまで悩みましたが、改めて今までの人生で自分がどういうときに活き活きとしていたかを考え、そのときの条件に一番近い企業に承諾をすることに決めました。その企業が当社、アールナインです。
※残りの最終面接を控えていた1社は、面談を経て自分の理想の働き方とは少し異なると判断を下し、辞退することにしました。
☆当時の反省からアドバイス
→自己分析をもう一度やり直す
反省ではなく、本当にやってよかったと思っていることですが、入社の意思決定をするにあたって自己分析をすることは本当に大切です。
最後に残る第一志望群の企業は、どこも魅力的な会社であることが多いと思います。また、仕事内容や給料、ワークライフバランスなど人によって重視するポイントは違うため、どこに入るのが正解というのもありません。
最後に自己分析をやり直し、「自分が今までどういった環境で輝いていたか」を考えることで、特に重視するものは何かを見つけることが重要です。
2.就活でやってよかったこと
就活の振り返りを踏まえて、「やってよかったこと」をまとめました。
・企業選びに関して
→早めに業界を絞り、多数の同業他社を比較検討できた
→個別面談でリアルな声を聞くことができた
・選考に関して
→面接の場数を踏み、緊張しなくなった
→早めに内々定を獲得し、志望度の高い企業のみに集中できた
→沢山の逆質問を用意して企業に関心を示すことができた
説明会や面談、面接に参加する前に企業を調べ、質問を考える時間を必ず作っていました。
多くの質問をすることで、相互理解が深まるだけでなく、企業をよく調べていると伝わり志望度のアピールにも繋がりました。
・その他(就活)
→就活の用事を沢山入れる
説明会や面接の予定を入れることで、やらなければという焦りから自然とやる気になることが多かったです。就活のやる気が起きないという人や、モチベーションが上がりづらい就活初期にはおすすめの方法です。
→できるだけ午前中に面接などの就活の予定を入れる
私にとって午前中の時間帯は以下の理由でベストだったと考えています。
- お昼後に比べ眠くなりづらい
- 早起きになるので時間が有効活用できる
- 午前の面接だと緊張する時間が短くなり、疲れづらい
どの時間帯が良いかは人によって違うと思いますが。自分が最大のパフォーマンスを発揮できる時間帯に予定を入れるように意識すると良いと思います。
→マインドセット
メンタルは就活の調子に影響を及ぼしやすいので、できるだけポジティブでいられるような考え方を持っておくのがおすすめです。
私の場合、以下のように考えることでネガティブになってもすぐ立ち直れるようになりました。
- とりあえずやってみよう
- 就活を楽しむ
- 他人と比較しない
- 選考に落ちても合わなかっただけだと割り切る
・その他(就活以外)
→就活時にバイトを沢山しなくてもいいように貯金をした
→最後までサークル活動を頑張りきることで自己分析やガクチカに繋げた
→自ら友人を遊びに誘い、月1で息抜きをした
おわりに
就職活動は一般的には長期戦です。
自分と向き合わなければいけなかったり、周りの就活生と比較してしまったり、行きたかった企業の選考で落ちてしまったりと辛いことも沢山あります。
しかし、就職活動を通じて自分の強みが分かったり、世の中への理解が深まったり、就職活動をする前に比べて成長できたと感じることも多いです。
時には立ち止まったり息抜きをしたりしながら、前向きに就活を進めてもらえればと思います。
このコラムを読んでくださった皆さんが、自分らしく就職活動ができることを願っております。