28卒エントリー数前年比2倍!「銀行らしくない銀行」の魅力を伝え、スカウトで新たな学生との接点を創出


株式会社千葉興業銀行(以下、ちば興銀)は、銀行業界に興味を持つ学生だけでなく、求める人物像に合った学生との接点づくりに取り組んでいました。

しかし、ナビサイトだけでは、そうした学生との接点を十分に持つことができませんでした。そこで、スカウト媒体を活用したダイレクトリクルーティングを開始。アールナインにご依頼いただいた当初はスカウト送信支援のみからスタートしましたが、採用活動に合わせて複数媒体の運用など支援範囲を広げ、現在は月額制採用代行「人事ライト」を導入いただき、採用活動の状況や繁忙期に応じて必要な採用業務を継続的にご支援しています。

今回は、人事部人材開発室の加藤様、磯岡様、上管様に、導入の背景や支援を受けて感じた変化について伺いました。

ご支援内容
  • スカウト媒体の運用支援(スカウト文面の作成・改善、スカウト送信支援)
  • 採用市場・学生動向に関する情報提供
  • 定例ミーティングを通じた採用活動の改善提案
  • 学生フォローや日程調整などの採用実務支援
課題
  • ターゲット層の母集団形成に苦戦していた
  • 採用市場や学生動向に関する情報を社内だけで把握することが難しかった
  • スカウト媒体の運用経験がなく、採用担当者の異動によってノウハウを蓄積しづらい状況だった
効果
  • スカウト媒体を活用し、これまで接点を持てなかった学生層へアプローチ
  • 採用市場や学生動向を踏まえた提案により、媒体運用や訴求内容を改善
  • 27卒ではスカウト媒体経由で3名の内定承諾を獲得。28卒はエントリー数が前年同月比2倍に増加

事業内容

 地域の発展を支えるため、お客さま一人ひとりに寄り添う銀行

加藤様:当行は、地域の発展と幸せを使命に掲げる地域金融機関です。法人のお客さまの経営課題解決や、個人のお客さまのライフサイクルに応じたソリューション提供を通じて、地域社会に貢献しています。

特に心掛けていることは、お客さま一人ひとりと対話を重ねながら、本当に悩んでいることや目指す姿を共有し、その実現に向けて支援することです。同業者である他の銀行の方からも、「ちば興銀はどの銀行よりもお客さまのことをよく知っている」と言っていただくことがあります。

加藤様:5名体制で採用活動を行っています。行員3名に加え、嘱託行員1名、業務委託者1名が在籍しています。行員3名のうち、私が採用戦略の立案や施策の企画・運営を担当し、残りの2名が学生と直接向き合いながら採用活動を進めています。

導入背景

 求める人物像との出会いを増やすため、新たな採用手法へ

加藤様:私たちが求めているのは、「鶏口人材」と呼んでいる人物像です。 「鶏口となるも牛後となるなかれ」という故事成語から名付けたもので、「誰でもいい」ではなく、「あなたが必要」と言われる存在として、自分にしかできない価値を発揮しようとする人材を指しています。

この人物像は、活躍している行員へのヒアリングをもとに定めました。実際に活躍している行員には、難しい案件に挑戦したり、中小企業診断士の資格を自ら取得したりするなど、共通する考え方や行動が多く見られました。そのため、こうした人物像を採用の軸としています。

加藤様:求める学生像は明確になっていましたが、学生はナビサイトを利用する時点で、ある程度業界を絞って企業を探していることが多く、銀行業界に興味を持つ学生との接点が中心になっていました。その中にも魅力的な人材はいますが、当行が求める層にアプローチするには限界を感じていました。 

欲しい魚がいない池に、ずっと釣り竿を垂らしているようなものです。本当は違う池に欲しい魚がいるのに、その池に釣り竿を垂らさなければ出会えません。

ベンチャー企業を志望するような学生にも当行の魅力を知ってもらい、新たな接点をつくる必要があると考え、スカウト型採用を進めることにしました。

加藤様:スカウト媒体はこれまで使ったことがなく、何をどうすればよいのか分からない状態でした。もちろん、時間をかけて試行錯誤すればできるようになるのかもしれませんが、そこに時間をかける余裕はありませんでした。

また、人事担当者は数年ごとに異動するため、ノウハウを蓄積しても引き継ぎづらいという課題がありました。専任の採用担当者を中途採用することも検討しましたが、採用まで時間がかかるうえ、スカウト媒体を使いこなせる人材かどうかも分かりません。

そうした背景から、専門的な知見を持つ外部パートナーの支援を受けることを考えました。

導入の決め手

 承諾率の高さを実感し、迷わず依頼

加藤様:導入のきっかけは、ご紹介でした。以前からアールナインという会社の名前は知っており、採用支援の分野で実績のある会社という認識がありました。「まずはお願いしてみよう」と、スカウト送信をご支援いただくことになりました。

実際にお願いしてみると、承諾率が高く、夏イベント参加者の約2割がスカウト媒体経由となるなど、効果を実感することができました。

加藤様:期待していたのは、スカウト送信による母集団形成だけではありません。外部のプロの視点が入ることで、我々だけでは気づかない当行の強みや課題に気づく機会になるのではないかと思っていました。

また、採用市場の動向や学生の志向など、採用に関する情報もご共有いただきたいと考えていました。自分たちだけで情報を取りに行くだけではなく、外部とのつながりを通じて情報が入ってくる環境も大切だと考えていました。

支援内容について

 スカウト媒体を拡大し、ターゲット学生との接点づくりを強化

当初は1媒体でのスカウト送信支援からスタートしましたが、その後は採用全体を支援する「人事ライト」へ移行し、3つのスカウト媒体の運用まで支援範囲を拡大。

各媒体の特性に応じた運用方法や訴求内容の見直しを提案するとともに、定例ミーティングで振り返りを重ねながら、ターゲット学生との接点づくりを強化してきました。

各媒体の運営会社とも連携しながら、採用市場や学生動向も踏まえた客観的な視点で伴走しています。

加藤様:印象に残っているのは、ちば興銀の特徴を表す「銀行っぽくない銀行」というフレーズをご提案いただいたことです。自分たちでは当たり前だと思っていたことでも、外部の視点から見れば強みになることに気づかされました。現在もこのフレーズは採用活動で活用しており、他社との差別化を図る表現として重宝しています。

アールナインでは、スカウト支援の一環として、企業の魅力を第三者視点で整理・言語化し、ターゲット学生に伝わる訴求内容をご提案しています。今回も、「銀行っぽくない銀行」という千葉興業銀行様ならではの魅力をスカウトへ反映しました。

加藤様:また、スカウト送信の代行だけでなく、今の学生さんの心理や採用マーケットのトレンドなど、自分たちだけでは拾い切れない情報を共有いただけることもありがたいですね。

以前は自分たちから情報を取りに行くことが多かったのですが、「情報が自然に入ってくるような仕組みをつくりたい」と考えていました。アールナインと連携することで、採用市場や学生動向の情報が自然と入ってくるようになり、自分たちが目指していたネットワークをつくれていると感じています。

導入後の変化

 打ち手を増やしながらも、行内負担を抑えた採用活動を実現

磯岡様:2026年6月時点で、27卒はスカウト媒体経由の内定承諾者が3名28卒のエントリー数も前年同月比約2倍となっており、成果を実感しています。オープン・カンパニーの参加者数も、前年を上回る見込みです。

上管様:数値面での成果だけではありません。3つのスカウト媒体を導入したにもかかわらず、行内の負担はそれほど増えていません。 もしスカウト運用を自分たちだけで対応していたら、YouTube広告やSNS、Wantedlyの記事投稿といった打ち手まで拡充することは難しかったと思います。

アールナインに支援いただくことで、学生一人ひとりと向き合う時間を確保しながら、採用活動の幅を広げられていることは大きな成果だと感じています。

今後の展望

 母集団形成から、内定承諾率向上のフェーズへ

加藤様:昨年は母集団形成が最優先の課題でしたが、26卒から27卒にかけて改善が進み、28卒も順調に推移しています。

そのため、今後は内定承諾率の向上により力を入れていきたいと考えています。究極的には、学生一人ひとりと丁寧に向き合う「1on1採用」を実現し、出会った学生に「ちば興銀で働きたい」と思ってもらえる採用を目指していきたいです。

アールナインはこんな企業におすすめ

 リソース不足の企業や、短期間で採用体制を立ち上げたい企業に

加藤様:採用に十分なリソースを割けない企業や、短期間で採用活動を立ち上げたい企業には特におすすめできると思います。

単なるスカウト送信の代行だけではなく、媒体の掲載内容の調整など、「ここまでやってくれるんだ」と感じる細かな部分まで対応いただけるため、自社だけでは手が回らない部分も安心して任せられます。

銀行はもともと管理業務を得意とする文化がありますが、そのような体制が整っていない企業であれば、より支援の価値を感じられるのではないでしょうか。特に、急な採用計画の変更や、新たに採用体制を立ち上げる企業には、非常に心強いパートナーだと思います。