部下が納期を守らない…6つの対応アイデアを紹介!
「部下に頼んだ仕事が納期通りに上がってこない。」「仕事が進まずにイライラしてしまう」管理職の方は、このような状況を経験したことがあるのではないでしょうか?
今回はそんな方に向けて、納期を守れない部下への対応例をご紹介します。
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納期を守れない部下の心理状態
何度も納期に遅れてしまう部下は、どのような心理状態になっているのでしょうか?
相手の状態を無視した指導は独りよがりになってしまいがちです。まずは、部下の立場や状況について考えてみましょう。
能力が及ばずいっぱいいっぱいになっている
納期に間に合わせようと必死に頑張っているにも関わらず、仕事を進める能力が及ばずにいっぱいいっぱいになってしまっているというケースもあります。
部下がこのような心理状態になっている場合には、状況を一緒に整理したり、業務スキル向上の支援をする必要があります。特に新人や、新しい業務を始めた人はこのような状況に陥ることが多いと言えるでしょう。
納期に間に合わなくても大丈夫だと思っている
「〇日までのこの仕事をやっておいて」と頼んだのにも関わらず、納期になっても仕事が完了していない。
そのような状況を何度も認めてしまうと、部下は「この人からの依頼は納期を守らなくても大丈夫だ」と認識するようになってしまいます。また、そのような部下が増えると、組織内で納期を守らない風潮が常態化してしまうので注意しましょう。
自分の判断基準で動いている
「その仕事じゃなく、こっちの仕事から最初に手を付けてほしかった…」という場面に出くわしたことはありませんか?
複数のプロジェクトに関わっていたり、複数のクライアントに関わっていると、仕事の納期も複数が重なってきます。部下も優先順位をつけて仕事をしているはずですが、その優先順位を自分の判断基準で行ってしまっているため、期限に間に合わないとうこともあるでしょう。
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納期を守れない部下への対応アイデア
続いて、納期が守れない部下への6つの対応アイデアを紹介します。仕事の状況や部下の状態が変われば、有効な対応も変わってきますので、適切な対応を選択し実行してみてください。
1. 原因を一緒に整理する
能力が及ばず納期に遅れてしまう部下に対しては、一度立ち止まって原因を一緒に整理してあげるのが有効です。
「どうして納期に間に合わないのか?」「どうすれば納期内に仕事が出来たのか?」に関して一緒に整理する時間を作りましょう。その際には「どうして?」「なんで?」と責め立てるのではなく、相手に寄り添い一緒に考える姿勢が重要です。
また、怠慢で納期に遅れてしまう部下も一緒に原因を考えることで自分を客観視できることもあります。
2. 部下の失敗を認める
納期に間に合わないことで自分を責めてしまっている部下に対しては、「納期に間に合わない」という失敗を一度認めてあげるという方法が有効です。「自分の判断で納期に間に合わなかった」というプライドが高い部下に対しても、部下の行動を一度受け止めてあげることで、アドバイスを聞き入れてくれやすくなります。
納期に間に合わないという経験は誰にでもある。ということを伝え、失敗を承認してあげることで、部下は心を開いてくれるでしょう。
3. 細分化して仕事を振る
納期を過ぎてしまうという状態が繰り返されている場合は、部下に任せる仕事の量や範囲を調整してみましょう。
普段より量を少なくしたり、より細分化して仕事を任せることで仕事に取り組みやすくなることもあります。
4. スキル向上を支援する
納期を管理しつつ業務を進めるスキルはビジネスパーソンとして必須。しかし、そのようなスケジュール管理が苦手な人の場合、スキルを向上させるのには時間がかかります。
「仕事を引き受ける前に納期の見積もりをする」「7割の状態で一度仮に納品する」「間に合わないと思った時点で自分から連絡する」などの基本的な対応について教えることから、まずは始めましょう。
教えたあとは、それが実行できるようになるまで根気よく付き合う必要があります。
5. 日報を運用する
日報を運用することでプロジェクトの進行状況や、日々のタスクを整理するという方法もあります。
マルチタスクの影響で納期の優先順位を整理できていない部下の場合は、日報を書くことがタスクの整理にも繋がります。自分自身で客観的に振り返ることで、自走するキッカケにもなりやすいでしょう。
6. 失敗させる
納期に遅れると、社内外に迷惑がかかることが多々あるでしょう。できれば、失敗せずに成長するほうが良いですが、失敗を経験して学ぶこともあります。この際には、失敗を全て部下に背負わせるのではなく、フォローを入れて次に活かすことが必要となってきます。
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一朝一夕にはいかない
今まで納期を守れなかった部下が、明日からいきなり納期を守れるようになることはありません。じっくりと時間をかけて向き合う姿勢が重要となってくるでしょう。
根気は必要ですが、部下の成長はあなた自身の成長にも直結します。前向きにとらえて取り組みましょう。
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この記事の監修者:
1999年青山学院大学経済学部卒業。株式会社リクルートエイブリック(現リクルート)に入社。 連続MVP受賞などトップセールスとして活躍後、2009年に人材採用支援会社、株式会社アールナインを設立。 これまでに2,000社を超える経営者・採用担当者の相談や、5,000人を超える就職・転職の相談実績を持つ。