部下が自分で考えない…部下を自立させるための対処法!


部下が自分で考えない…部下を自立させるための対処法!

考えもなしに質問ばかりしてくる部下や、言われたことをそのままこなすだけで自分の考えがない部下が多いと、いちいち指導しなければならないので疲れてしまいますよね。そのような部下を指導し自走を促すためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。

今回は、なぜ自分で考えることができない部下が生まれてしまうのかや、そんな部下への対処法について紹介します。

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考えない部下はどんな状況なのか?

そもそも、自分で考えられない部下は、どのような状況に陥ってしまっているのでしょうか。

「単純に能力が低いだけ」
「何か他に原因がある?」

などと考えるかも知れませんが、部下が考えられないのは、上司の側に問題がある場合もあります。まずは、なぜ部下が考えられない状況になってしまっているのかを把握し、適切な対処法を検討していきましょう。

1. 考える能力がない

そもそも、思考するクセがなかったり、これまで思考を深める機会がなかったため、自分で考えを深めららないというケースもあります。

そのような部下の場合は「考えてから持ってきて」と指示を出しても、自分で考える能力がないので、どうすることもできません。
まずは思考力を付けるためのサポートが必要でしょう。

2. 考えても無駄だと思っている

「部下が自分で考えらない」と思っているかも知れませんが、その原因はあなたが作っている場合もあります。

特に意見が強い上司は注意が必要です。部下が自分の考えやアイデアを持っていっても、上司が「こっちの方がいい」「このアイデアはここがダメ」などと、部下の考えを否定ばかりしていると、「考えても無駄だ」と思ってしまいます

3. 考えるのを面倒だと思っている

考える力はあるのにも関わらず、自分で考えずに仕事を進めようとする部下はいませんか?

そのような部下は「考えるのが面倒だ」と思っている可能性があります。思考することに対してハードルを感じている状態ですので、一緒に考えて思考するクセをつけてあげることが重要と言えるでしょう。

4. える時間が作れていない

日々の業務が忙しく、考えるための時間がとれていなかったり、思考するスピードが追いついていないというケースも。

そのような部下に対しては、時間を確保するためのスケジュール管理や、思考のスピードをあげるためのノウハウなどを指導するのが有効です。

5. 後出しの指示が多い

上司が、ある程度仕事が進んだタイミングで「あの案件、これも付け加えておいて」などと後出しの指示が多いと、部下は自分で考えるのが馬鹿らしくなってしまいます。せっかく、自分で考えて仕事を進めていても、上司の後からの指示で変更を余儀なくされるからです。

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部下が自分で考えられるようになるためにすべきこと

部下が自分で考え、自走するためには、どんなことをする必要があるのでしょうか。

考える力やクセはすぐに身につくものではありません。長い時間かけて能力を開発していく必要があります。今回は、日々気をつけるべき4つの対応について紹介します。

1. 考え方を教える

まず、考える能力が不足している部下や新入社員に対しては、「考え方」を教えるところから始めましょう。

ロジカルシンキングなどを学ばせるのが一番良いですが、まず初めは「Why(なぜ)」「How(どうやって)」という問いかけを徹底することから始めるという方法もあります。初めは部下と一緒に考えてあげて、徐々に一人で考えるように促していきましょう。

2. 部下の考えを聞く時間を作る

考える力を育むためには、部下の考えを聞く時間を作ることが重要です。考えを聞く時間をつくることで、考える能力も向上しますし、「自分の考えを聞いてくれる」「アイデアを出して良いんだ」という空気感を作ることにも繋がります。

「考えるのを面倒だ」と思っている部下に対しても、強制的に考える時間をつくることができるでしょう。

3. 意見やアイデアを否定しない

部下の考えを聞く際に重要なのが、意見やアイデアを否定しないということです。否定をしてしまうと、部下は「この上司に言っても無駄だ」「自分の意見は求めらていない」と感じてしまいます。まずは部下の考えや意見を受け止める姿勢が重要と言えます。

4. 絶対的答えを用意しない

加えて、部下に指導をする際には絶対的な答えを用意しないほうが良いでしょう。

上司が必ず正解を持っているという図式は部下の考える意欲を奪います。ビジネスにおいて、絶対的な正解は無いことが多いですので、自分が間違っていた場合には部下に対して謝ることも必要です。

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自走する部下と多様性のある組織を

自分で考えることができる部下が増えれば、これまで以上に様々なアイデアが生まれ、より多様性と活気のある職場にすることができるでしょう

時間はかかりますが、組織内1人1人の考える力を養い、自走させることが結果的には生産性を上げることにつながります。根気よく取り込んでいきましょう。

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この記事の監修者:長井 亮

1999年青山学院大学経済学部卒業。株式会社リクルートエイブリック(現リクルート)に入社。 連続MVP受賞などトップセールスとして活躍後、2009年に人材採用支援会社、株式会社アールナインを設立。 これまでに2,000社を超える経営者・採用担当者の相談や、5,000人を超える就職・転職の相談実績を持つ。